2020年11月16日
価値はないけど
部屋の掃除をしていたら状態の悪い旧日本軍の弾丸が出てきました。
何かの時についてきたものだと思いますが、全部発射済みの弾丸で状態は全体的に悪い。
弾が当たった痕のある弾丸もあります。
きっと射撃場のバックストップから掘り出したんだろうなぁ。
戦時中は弾も貴重だったと思いますが、どのくらい射撃訓練していたんでしょうね。
Posted by ラスティネイル at
01:43
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2020年11月15日
丁寧なのか
火縄銃のカラクリを外した後に、曲がっていた鋲を曲がったまま差し込んだら金具が外れました。
裏を見ると、画像では見にくいですが穴の周りが大きく面取されていて鋲が入りやすくなっています。
気を使って丁寧だなと思いもしましたが、銃床と穴の位置や大きさを面取が要らないぐらい合わせて欲しい気もします。
まあ、金具師と台師が違うなら予め面取してある金具というのもあるのかもしれませんが。
金具を付け直した後で、鋲も真っ直ぐにして差し込んだら緩くてすぐに抜けてしまうように。
ままならないものです。
2020年11月14日
つまらないトラブル
WAのM4を取り出したついでに作動確認程度に撃ってみていたらボルトキャリアーが前進しなくなりました。
ノズルが全く引っ込まないのが原因のようです。
マガジンハウジングから見るとオレンジ色のOリングがピストンから外れて挟まっているのが見えます。
ボルトキャリアーが前進しないのでテイクダウンできず、ストックまで外すことに。
ストックを外せば前に抜くことができました。
Oリングを予備のものに交換して修理完了です。
しかし、冬の圧力の低いガスでOリングが外れてしまうとは。
テイクダウンできないときは少し焦りましたが、分解出来て一安心。
Oリングだけで済んだのは良かったのですが、つまらないトラブルです。
2020年10月31日
錆取り剤
エンフィールド銃の銃身の錆取りに錆取り剤を使ってみました。
本当はあまり良くないのですが、元が結構錆びてますしね。
錆取り剤を塗って、20番用真鍮ブラシを100回ぐらい通しました。
ブラシだけだと何回通せばいいかわからないし、ライフリングも摩耗するでしょう。
尾栓を外した時と比べるとずっと綺麗になったと思います。
前回の実射後と今回の錆取り後のボアスコープで撮影したチャンバー付近です。
あんまり差がわかりませんね。
ライフリングは若干はっきり見やすくなったような気もしますが。
実物を見ると錆による出っ張りはほぼなくなり、錆の腐食による窪みだけ残って凸凹な感じです。
指で触っても荒れているのはわかりますが、ザラザラした抵抗はなくなったので良くはなったと思います。
これ以上の回復は難しいですね。
撃ってみたいところですが、火薬の消費許可の期限が切れてしまったので、
許可を得てこないと撃てません。
2020年10月25日
小型オート
最近、小型オートが増えたので集めてみました。
まあ、部品が足りないとかまともじゃないのが混ざっていますが。
小型オートとまとめても同じ22LRや25ACPでも機種によって大きさが違ったり、
トイガンとしてのモデルアップ時に寸法を変更されていたりするので、
イマイチどれが本当の寸法がどんなのかわからなかったり。
実銃を見れば一発でわかるでしょうけどね。
2020年10月22日
息を吹くのは
銃身に息を吹くというと西部劇なんかで撃ち終わった後に銃口に息を吹いて煙を出すのをイメージする人が多いのではないかと思います。
それは効果があるのか疑問ですが、古式銃では銃身に息を吹き込むのは重要だったりします、カッコ良い感じはしませんけどね。
まず、装填前に銃口から息を吹き込んで火口から空気が抜けて、火道がしっかり通っているか確認します。
そして撃った後は銃口から息を吹き込んで残火を出します。
火薬や不純物の燃え残りが燻っていると、火薬を装填したときに火がついてしまう可能性があるのです。
装填した火薬に火が付けば火傷などしますし、弾を入れて突き固めている間に火が付いたら弾で怪我をする可能性があります。
発射後にすぐに装填して撃つときなどは重要になりますね。
現代銃だと銃口を覗き込むのは厳禁ですが、前装銃では安全を確保するためにそのような動作が必要というわけです。
もちろん、装填してある状態で覗く気は全くしませんが・・・
今の基準では射撃場ではL形に曲がった器具でもつけて息を吹き込むと安全なのかもしれませんね。
後装銃になってからも息を吹き込むことをしている銃もありました。
銃口ではなく機関部から吹き込めばいいのですけどね。
火薬は紙や薬莢に包まれているので火が付く可能性はほぼありませんが、
銃身に紙の破片が残っていると命中率に影響が出るので吹いて出すと。
ただ、当時の後装銃の紙薬莢の使用方法はかなり差がありました。
薬室に残るのが前提で次の弾で押し出されるもの、燃えてなくなる(燃え残りが発生する可能性ありの)もの、
弾と一緒に飛んでいくもののなど。
息を吹くのが全ての銃に有効というわけではありません。
2020年10月18日
P7用ドットサイトマウント
未仕上げですがMGCのP7M13用のドットサイトマウントを作りました。
P7のスクイズコッカー再現を目標にしていますが、
最近はトイガン関係の工作を全くやってないので、少しずつ再開していこうかと
ドクターサイトのレプリカですが、銃もサイトも本物はドイツ製と。
スライドに載せるドットサイトはスライドを削ってローマウントが好みなのですが、
その銃専用デザインのマウントというのも良いですよね、未加工で付きますし。
スライドも引きやすくなりました。
まあ、それでもデザイン上はもうちょっと低い方が良いのですが、
トイガンの構造的にこれぐらいになりました。
2020年10月10日
当たらなかった原因は
前回射撃したエンフィールド銃は銃身内の錆は撃てば落ちるという話もあるので、
パッチ(布)が引っ掛かりを感じずに通せる状態になったらそれ以上は錆び落としをやめて撃ってみていました。
これが実射前と実射後の画像です。
確かに結構落ちていますが、まだ表面がザラついた感じはしますね。
もっと撃てば落ちるのでしょうか。
まあ、錆によって鉄の地が傷んで荒れてる分には研く(削る)ことをしないとどうにもなりませんが、
ライフリングがあるとどうにも難しいですね。
撃って錆び落としを目論んだのはライフリングが傷みにくいと思ったのもありますし。
前回、横弾の一発しか的に当たらなかったので、照準の寸法を測ってみました。
元々の最短の目盛が100ヤード(91m)のはずなので、
エンフィールド銃の初速なら50mでは20cmぐらい上に着弾するかなと思って撃っていました。
エンフィールド銃は初速は火縄銃より低いので近距離だと山なりな感じがかなりしますね。
銃腔の向きは測れないので、銃身外径から出した銃身の中心とサイトの高さからアバウトな測定と計算をすると、
100ヤードで銃身が180cm分ぐらい上を向きますね。
弾のドロップが60cmぐらいなので着弾は狙う点の120cm上へ、50mだと85cmほど上に着弾・・・的に当たらないわけですね。
本当に100ヤードのサイトなのだろうかといった感じです。
300ヤードぐらい離れないと狙点に合いませんね。
何か勘違いをしているのでしょうか。
ちなみに、この銃は短い砲兵銃なので、一般的な2バンドのスナイドル銃(照準は同じ)も測って計算してみると、
100ヤードで40cmほど上に着弾する感じでした。
こちらも上に着弾はしますが、的のサイズによっては六時照準ならおかしくないかなといった感じですね。
火縄銃よりずっと照準は当てにできると思っていたのですけど、そうでもなかったようです。
なんせ1400ヤードまで目盛のついた照準ですよ。
今後のためにボアサイター(銃口に差し込んで向きを示すレーザー)でも買ってみましょうか。
一目でサイトと銃口の向きの差がわかります。
火縄銃でも便利そうです。
横弾で全部外れていたのではなくて、横弾した弾だけ下方向に行ったか、抵抗が増えて落ちたかで的に着弾したようです。
まあ、他の弾がちゃんと回転していたかは、的に当てて見ないとわからないのですが。
前回不発になった後に取り出した弾と、残っていたその前の弾の千切れたスカート部を洗ってしっかり確認しました。
撃てなかった弾の後部が三角形のようになっています。
残っていたスカート部は前側が円錐のような穴になっていますが、よく見るとこちらも三角形です。
弾を取り出すのにラムロッドでガンガンついているので、
変形量が大きくなっている(少なくとも撃てなかった弾の変形はロッドによるもの)のもありますが、
3条ライフリングの銃で三角形だと関連性を感じますね。
スカート部を見るとライフリング山部(出っ張り)に当たるところが多く残っているので、
ガス圧で広がって銃身に押し付けれて抵抗になったのかもしれません。
普通の銃なら銃身の表面が荒れていても少し抵抗になるだけですが、
ミニエー弾では押し付けられて大きな抵抗になるのかもしれません。
まあ、鉛は軟らかいので、一定以上の押し付け力なら鉛を削る抵抗の大きさで止まりそうですが。
軟らかくて出来も悪かった純鉛の弾は良くなかったでしょうか。
チャンバーに近づくほど荒れているので、銃身の途中で抵抗が増えるのと比べると危険は無さそうですが、
次撃つまでにはもうちょっと銃身の状態を良くして、弾はアンチモニー入りで硬くて、まともに鋳造できた方だけを使おうと思います。
赤い線の間がライフリングの谷部に当たってたところです。
山部の方が幅が広いので弾がライフリングに食い込むのは大変そうですね。
削る量は少ないので作りやすさをありますが。
スカートの方のライフリングの後はガス圧もありそうですが、
前の弾が内側に入り込んだので、ラムロッドで押された影響によるものの可能性もあります。
弾の方は確実にラムロッドによるものですね。
実はライフリングに噛ませるためにはガスだけではなくラムロッドでガンガン突くとある程度はライフリングに噛むのです。
エンフィールド銃としては新型の2バンド(のスナイドル銃)のライフリングです。
幅が狭い方が山です。
これだけ幅が狭ければ弾が食い込みやすそうですし、5条あるので食い込んだうえで滑ることも少ないのでしょう。
作るのには削る量が多く、5条分の位置合わせをしなければならないのにこの仕様になったということは、
命中率で確かに有意だったのでしょうね。
工業技術の向上で作りやすくなったからやったというのもあるでしょうけど。
エンフィールド銃で命中率を求めるならば、状態の良い2バンドを手に入れるのが手っ取り早いわけですが、
そうは言っても高い買い物ですし、古い3条ライフリングの命中率も興味はありますのでしばらくは今の銃で。
あとは本当は当時に合わせるなら弾を紙に包まないといけないのですが、
0.5mmぐらい小さな径の弾が必要となるので、その鋳型を入手しないとならないのです。
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2020年10月05日
エンフィールド銃の初射撃
エンフィールド砲兵銃を実射してきました。
黒色火薬4.15gを銃口から流し込み、ミニエー弾を銃口から落とした後にラムロッドで突き固めます。
そして雷管としてMGキャップを取り付け、ハンマーをフルコックにして引き金を引くと大きな反動と共に無事に弾が出ました。
反動を抑えようとしていないからか銃口が5~10センチ上がるぐらいの感じがしますね。
実際どのくらいかは自分でもわかりませんが。
しかし、50mの距離で60cm弱の的に着弾せず。
その後も弾痕不明が続くのでリコイルで上に行っていることも考えましたが、
下を狙って射撃場の台に当てるのも良くないのでそのまま撃ち続けます。
その後も弾痕不明が続いていましたが、10発目ぐらいで的に右上にキーホールが開きました。
見事に真横を向いて着弾した大きさと形の穴です。
弾がちゃんと回転してしていなかったんでしょうね。
ライフリングに弾がちゃんと噛んでいないことを考えて、
弾のスカート部が広がるように弾をラムロッドでガンガン突いてみたりしても変わらず。
二回目に弾を作ったときのアンチモニー入りの少し硬い弾から撃ち、
当たらないので最初に作った純鉛の軟らかい弾を撃っても当たらず。
17発目まで不発は一切なく順調だったのですが、18発目で不発が起きました。
5回ほどキャップを付け直しても弾は出ず。
プラグ(尾栓)を外して弾と火薬を抜いてみるとこんな物が出てきました。
弾のスカート部ですね。
これに火道が塞がれていたのか、火薬の圧縮が上手くいかず着火しなかったのか。
スカート部内に火薬が入ったので、次の弾の装填位置があまり変わらず気づきませんでした。
スカートが千切れた原因も出来の悪い弾だったのが原因なのか、
銃身と強力に密着しすぎたのが問題なのかわからなかったので、今日はそこまでにしました。
弾が回転しない原因としては、スカート部がちゃんと広がっていないというのと、
弾が軟らかすぎてライフリングと噛む部分が削れてしまうというのが考えられます。
水を入れたポリタンクでも撃って弾を回収できればわかりやすいのですが日本ではできないですね。
撃つ距離を短くしてみるということも難しいですし。
とにかく、ライフル銃を撃ちに行って火縄銃より当たらなかったわけですから、
何をやるにも技術や経験というのは要るものですね。
5発ぐらい撃つと装填するのが結構固くなりますね。
10発だとラムロッドをガンガン弾を叩く必要が出てきます。
無理に入れなくても湿らしたパッチを通すだけですぐに解決はすることはわかりました。
湿らしてないパッチでも大丈夫かもしれませんが。
ハンマーの窪みで吹き返しは上手く下に行くようです。
顔は全然平気ですが、左手をあまり手前で持つと風が来ます。
プレートもハンマーより前が煤けています。
銃身やストックも煤が付きますね。
反動はかなりありますが、鋭さはないので肩が痛くなるとか、痣になるとかはないですね。
音も耳栓の効果でそんなにうるさくもないです。
そんなに怖いという気はしないのですが、ちょっと撃つのを戸惑ってしまって撃とうとしても弾が出ないときあると言いますか、
単に引き金が重すぎて自然に落ちずに思い切りが必要なだけの気もしたり。
まあ、程度はとにかく本能的に怖いのは確かそうなので、数を撃って慣れるしかないかなとも。
エアガンの方が楽しく撃てるなぁと(笑)。
黒色火薬は掃除も大変ですしね。
知的好奇心もありますし、新しいことをやるのは面白いですが、実射をずっと続けるかはちょっとわからないです。
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2020年10月03日
散弾を用いて
前回の反省を活かしつつ、散弾を溶かしてミニエー弾を作りました。
溶け切る少し前の物。
外側だけ残って中がは溶け出して潰れているものが結構あるのが不思議なところ。
ジャムを作っているわけじゃないのにと言うような見た目です。
表面は酸化していて溶けにくいとかなら、大きなインゴットを使った方が効率と質が良くなるのかもしれません。
2kg分作りました、一発33gで結構重いのであまり数はできません。
前回と比べると温度も上げたので表面がツルツルできれいです。
しかし、温度が上がって流動性が増すと湯が余計なところにまで入っていきますね。
いつのかわからないMGキャップを乾燥器の乾燥空気の出口に置いて湿気取りもしました。
弾、推進薬、キャップが揃ったのでエンフィールド銃が撃てます。
キャップは黒色火薬のついでに実銃用雷管の消費許可も取っているので、散弾銃用雷管でも買えばいいのですが、
黒色火薬は持っていても、雷管は有給取って譲受許可を取得しなければ買えないので、とりあえずMGキャップです。
実銃用雷管と違って径も大きいのでそのままでニップルにも一応被さるのも便利なところ。
力は弱いですが、点火はちゃんとされるのではないかと期待しています。
まあ、雷管の威力も弾の初速に影響するのが気になるところですが、
黒色火薬の方は当時より強そうに思えますし、補ってくれないかなと。
ちゃんと火が回らないようだったら散弾銃用雷管を買うことにします。
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2020年10月02日
ボアバター
ボアバターなるものを購入してみました。
黒色火薬の前装銃で弾やパッチに塗る潤滑剤です。
中はグリスみたいな感じですね。
マジックリンを使っていたのをやめてこちらにしようと思います。
マジックリンは潤滑剤になり、射撃中の銃身の掃除も兼ねるので使われています。
マジックリン付きのパッチを使って弾を込めた後、ウェットティッシュで手を拭いてから撃っていましたが、
銃を握る部分の漆が落ちて艶が無くなったり、色が落ちたり、木のカサカサの表面になったりしまして、
あまりに銃に悪いと思い使用をやめたかったのです。
洗剤をしては優秀なのかもしれませんが。
左手の持つ部分や、弾を込めるときに持つ先端部分も・・・
漆を塗りなおしたいところですが、アレルギーが出やすいみたいですね。
ボアバターは100%天然素材で、火薬と反応して僅かな煤が出るのみなので射撃中の掃除が要らず、
命中率も良くなると書かれています。
天然素材なら木部に害が無いのか、潤滑剤が煤になっちゃっていいのかと疑問も多少ありますが、
評判は良いみたいですし、専門品なので安心感がありますね。
マジックリンも燃えた場合は何が付着しているかわかりませんし。
それに錆止めにも使えるとか。
ミニエー弾の溝に入れる潤滑剤は液状のマジックリンというわけにもいかないので、
その点でも丁度良かったです。
そういえば、Vショーは参加したいところでしたが、会社がコロナ警戒中なので、
万が一でもイベントで感染しましたとなるとよろしくないので不参加です。
2020年09月30日
弾丸の鋳造
火縄銃の弾は散弾銃用の丸い弾丸を使っていましたが、
エンフィールド銃用のミニエー弾は自分で作るしかないので鋳造しました。
結構前に電気ポットを買っといてありました。
電気で溶かして、レバー?を上げれば下のノズルから溶けた鉛が出てきます。
鍋に溶かしたのを掬ってもいいのですが、下から出ていく方が浮いた不純物や酸化物が混ざらずに済みます。
某巨大通販サイトで純度99.99パーセントの鉛を1㎏買ってみたのですが、微妙に赤みがありました。
気にしても仕方がないのでポットに入れて加熱を始めてすぐに煙が出始めたので、なんか怪しいぞと。
溶け始めたころにはすぐに表面に酸化物にようなものが固まり始めました。
それでもノズルからは溶けた鉛が出てきますが、あんまり加熱していくと怪しい感じです。
最終的に1割ぐらいが良くわからない溶けない固形物に。
不純物がどれぐらい入ってたかわかりませんが、鉛の純度も何だか怪しい気がします。
初めてで良くわかりませんけどね。
その固形物を苦労して出すと、ポットの表面には金属っぽくない汚れが付いています。
この後、スチールウールで綺麗にしました・・・
現在所有する鋳型はこれぐらいです。
右の三個はライフル用で他は丸玉です。
欲しかった口径のがセットで売りに出ていたからという感じで数が増えました。
実際に使いたい口径はほとんどありません。
自分が撃ちたいのが一般的な口径より小さいからなんですけどね。
持っている当時物の中で一番小さな5分玉(6.8mm)と10匁玉(18.5mm) です。
重さで20倍違うわけですね。
ライフル用の一つは何用だかわからないままです。
後装銃用ではないかと思いますが。
真ん中の和製のものは注ぎ口の鉛を切る機能が付いていません。
同じミニエー弾でも左の現代型のと右の和製のものでは長さ、油保持の溝の有無、後部の厚みが違います。
それでも重さは同じ約33gなので同じ火薬量で撃つのでしょう。
弾道がまったく同じとはならないでしょうけど。
和製の方は余分な部分を手でねじり切ったら先端がいい感じに丸くなりました。
現代型の方はカットするときに先が平らに。
とりあえず20個は作れましたが、表面が皴のものとそうでないものができました。
鉛の湯の温度が低いと綺麗にならなかったんでしょうね。
今度は散弾用のまともそうな鉛をしっかりとした温度でやってみます。
そっちは純粋な鉛ではなく、アンチモニーが少し混ざって硬くしてあるようですが。
次は余計な苦労をしないで済むとよいのですが・・・
銃身には問題なく入って、使えそうでちょっと安心です。
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2020年09月27日
マウスパッド
どうもマウスの動きに抜けが起きるようになったのでマウスパッドを買い替え。
抜けが無くなったどころか、マウス移動に対するカーソルの移動量が明らかに増えました。
かなり傷んでたんですね。
ゲームをやるには結構重要です。
ちなみに、最近はBF5をやっていますが、一番多く使っている武器はスポッティングスコープ・・・
敵にマーカーを付けて味方に知らせる道具ですね。
倍率も高くて見やすいですが・・・
今までに延べ11.8万人をスポットしているようです。
この前の連休にはプレイ動画の切り抜きも作ってみました。
骸骨マークが黄色いときはヘッドショットになっています。
そもそも埋め込みのサイズでは敵が見えない気もしますが。
このゲーム内で6倍のスコープで950m程度の敵まで狙撃しています。
軍用であって絶対に外せないなんて状況でなければ、スコープの倍率はそんなに高くなくても、
敵さえ見えれば当てられるんだなといった感じもします。
正直、もう少し高倍率のスコープも欲しいですが、普段はこれぐらいの視野が無いと戦いにくいですね。
Posted by ラスティネイル at
00:37
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2020年09月25日
実射可能でした
6月末に射撃用に買ったと載せていた火縄銃の尾栓がやっと外せました。
銃身だけの状態でずっと特製混合油に浸けていて、たまにネジを叩いたりしつつ三か月です。
先端の方は銀色になっているので、山が密着していて抜く動作だけで錆や汚れが落ちたのかなといった感じですね。
汚れを落とすと錆はほとんどありませんでした。
空気が流れないから錆びていなかったのでしょうか。
最近は抜いてみると錆びていない尾栓を何本か抜いています。
密着しているからか錆びていなくても固いですけどね。
500円玉が無かったので100円玉とサイズ比較。
8mm口径(八分玉)なので細いネジです。
下から今回の8mm口径のネジ、6mm口径のネジ、10mm口径のネジです。
ネジ外径は9.3mmで6mmのと同じぐらいです。
6mmのはよく口径を8mmまで広げても大丈夫と言っているぐらい太いですが。
ピッチが特別細かいので、尾栓外しの回り始めは回ってもネジが出てくる感じがせず、
頭だけ回ってねじり切れそうになっているのか心配になりましたが、
少し締めたり緩めたりして感触で大丈夫なはずと思い切って回したら無事に外れました。
緩み始めても力が一気に軽くなるとは限らないんですよね。
また、この尾栓は頭が非常に小さいのも外しにくい原因で、さらにテーパーがかなり急なので工具が滑るのです。
形状に合わせた工具を用意しても上手くいかなかったので、
むしろ少し工具が食い込んでしまっても良いと諦めたのもやっと外せた要因ですね。
傷はこれから修正しますが。
ネジ溝は谷が丸いのが特徴です。
以前分解した同じぐらいの口径の薩摩筒もこんなネジでしたが、あちらは山も丸かったですね。
ピッチが細かいので山も低め。
谷径が8mm程度で、山径が9.3mm。
ちゃんとかかってればそんな高さでも十分なんですけどね。
メネジも山はちゃんとありました。
尾栓が外れたので軽くブラシを通してから銃身内の観察です。
驚いたことに大きな凸凹になっていたりする錆が全然ありませんでした。
もちろん、錆びてはいるのですが、そのまま磨かずに弾が撃てるレベルですね。
内径をしっかり測ったら8.2mmでした。
銃口付近は8.5mmなのでちょっと広がっていますが、
銃身内全体を磨きながらそれぐらいの径に広げればしっかり当たるようになるでしょう。
ネジが外径9.3mmあるので強度的にも問題なしです。
もしくは、ネジのかかりが小さくならないように、メネジ部分は削らず、弾が通る部分だけ磨くという手もありますが、
ネジ部だけ内径が狭いのは手入れ等でも面倒なんであまり好きではないです。
0.1~0.2mm差ぐらいなら問題にならないかもしれませんが。
銃身外側は錆で結構ザラザラで凸凹もあるので、中がこんなにきれいだとは思ってもみませんでした。
とりあえずそのまま撃ってみようと言いたいところですが、一枚目の画像のように火蓋が無いのでした。
一番重要な尾栓外しと銃身内の状態ばかり気にして忘れていました。
さすがに火蓋なしでは撃てませんので、火蓋を作らないといけませんね。
何にしろ、射撃用に買った火縄銃が実際に射撃に使えるようなもので良かったです。
2020年09月21日
火薬入れの変更
火縄銃の射撃用に早合代わりというか、火薬入れ代わりというか、使っている樹脂製試験管を小さなものにしました。
50発分だとか100発分だとかになると大きな試験管は嵩張るので。
一番右が今まで使っていたもので、左二つが新しく買ってみたもの。
どれも黒色火薬を2g入れた状態です。
今撃っている10mmの弾を撃つ方が2gです。
左二つは容量が同じ4.5g程度でしょうか。
使いやすい方を使うようにします。
エンフィールド銃でも火薬は4.5gよりは少ないので、しばらくはこれで足りそうです。
10匁なんか撃とうと思うと大きな試験管でも足りないのですが。
射撃時に試験管を立てておく台も作り直しました。
中は二段でどちらの試験化にも対応しています。
短い方が太かったのが都合良かったです。
台自体もコンパクトになりました。
こういう大して強度も精度も要らないものを作るのに3Dプリンタは便利ですね。
2020年09月06日
火薬の量を増やしてみました。
先週の土曜日は3分玉の火縄銃で射撃をしてきました。
2丁撃つと掃除が大変なので今回はこちらだけ。
1gの弾に対して火薬は2//3の重さの0.66g程度で撃っていたのを、今回火薬も1gにしてみました。
射撃は問題なくでき、空気銃のような音だったのが装薬銃らしい音になりました。
着弾点が上がったので初速もはっきり上がったようです。
それでもそんなに恐いような音ではなく、むしろ少し離れたところで撃っている大口径ライフルの音で体がビクッと動いてしまいました。
散弾銃のスラッグ弾の音も大丈夫なんですけどね。
40発撃った的がこれです。
着弾点が変わったのでまた狙点を探りながらですが。
8発を着弾点の確認無しで同じところを狙って撃った的です。
2発は撃った時に銃が左に動いてしましました。
左に動いてしまいやすい癖があるようです。
縦方向もそんなに散らずには済んでいるようですが、火薬を増やして安定したと言うほどかは怪しいですね。
次は0.66gでも同じように撃ってみます。
今回は50発撃ってきましたが不発はありませんでした。
特に今までと撃ち方を変えたつもりもないのですが、慣れてきたのでしょうか。
弾をパッチに包んで装填するのに、パッチがかなりきつい状態で撃っているので、
それをもう少し薄くして命中率に変化があるかも試したみたいですね。
後はパッチのサイズを変えたり。
布を自由なサイズで切るためにレーザー切断機が欲しくなってきました。
ポンチは一回では綺麗にいかず、何回も叩いてると煩いので使いたくないです。
2丁撃つと掃除が大変なので今回はこちらだけ。
1gの弾に対して火薬は2//3の重さの0.66g程度で撃っていたのを、今回火薬も1gにしてみました。
射撃は問題なくでき、空気銃のような音だったのが装薬銃らしい音になりました。
着弾点が上がったので初速もはっきり上がったようです。
それでもそんなに恐いような音ではなく、むしろ少し離れたところで撃っている大口径ライフルの音で体がビクッと動いてしまいました。
散弾銃のスラッグ弾の音も大丈夫なんですけどね。
40発撃った的がこれです。
着弾点が変わったのでまた狙点を探りながらですが。
8発を着弾点の確認無しで同じところを狙って撃った的です。
2発は撃った時に銃が左に動いてしましました。
左に動いてしまいやすい癖があるようです。
縦方向もそんなに散らずには済んでいるようですが、火薬を増やして安定したと言うほどかは怪しいですね。
次は0.66gでも同じように撃ってみます。
今回は50発撃ってきましたが不発はありませんでした。
特に今までと撃ち方を変えたつもりもないのですが、慣れてきたのでしょうか。
弾をパッチに包んで装填するのに、パッチがかなりきつい状態で撃っているので、
それをもう少し薄くして命中率に変化があるかも試したみたいですね。
後はパッチのサイズを変えたり。
布を自由なサイズで切るためにレーザー切断機が欲しくなってきました。
ポンチは一回では綺麗にいかず、何回も叩いてると煩いので使いたくないです。
タグ :火縄銃
2020年08月22日
ボアスコープを買いました
8000円程度のボアスコープを買いました。
これはライフリングの画像です。
銃身内を見ようと思うと一般的なものより径が小さく、
焦点が近いものが必要となるので鉄砲専用のものがおすすめです。
しかし、径が小さいと視野も狭いので、この7mmルフォーショーはライフリングの1溝以上を視野に収められますが、
エンフィールドの3条のライフリングでは1段差しか見えないので雰囲気でライフリングらしさを味わえなかったり。
ところで、画像を見ると、ライフリングの山の面は回転方向のツールマーク、谷の面は軸方向のツールマークだとわかりますね。
射撃に使っている口径6mmの火縄銃の銃身の最後端のネジ部です。
焦点距離が短いので近くしかはっきり映りません。
ミラーを付けると横方向でを見ることができます。
薬室手前のネジ部です。
燃焼ガスがくるので傷んでいることがわかります。
形にどの程度影響が出てるかは難しいですが、表面は荒れていますね。
薬室部です。
ここは元々径が広がっているので磨いた時に錆が落ちていませんね。
薬室部は火薬の燃焼で他の部分より傷み、拡がりやすいのです。
磨いた時はそれなりに滑らかに見えていたのですが、錆を滑らかに磨いていたのか、
射撃をしたら剥げ落ちてこの状態です。
恐らく、作られた当初より直径で0.5mm以上は拡がっていますね。
当時、この鉄砲の持ち主はかなり遊んだのだと思います。
元の口径は5.7mmぐらいだと思っていましたが、この様子だとどれほど小さかったかわからない感じですね。
ちなみに、弾を装填する部分が広がると命中率が下がります。
弾を広がった部分より前の位置にすると改善されます。
火薬を多く詰めれば弾の位置も前になりますが、極端に火薬を多くすると危ないので、
燃焼しないものを弾と火薬の間に詰める方法もありますが、当時の日本で行われていたかは不明です。
前装銃って色々と自由はきくんですよね。
薬室側の火穴です。
これも拡がってはいますが、まだまだ問題ないでしょう。
こんな方に軸方向に筋が入っている部分もあります。
口径があまり大きくならないように最低限しか削っていないので取りきれていないのもありますが、
単純な錆によるものではなく、鉄板を丸めて銃身にした時の合わせ目とかだといくら削っても多少は残る可能性はありますね。
ここまで幅があるのは錆で広がっているのだろうと思いますが。
ぽつぽつと錆による窪みが落ちていない部分も。
銃口付近は割と綺麗です。
これを見てちゃんと磨けていると思っていてはいけなかったと。
奥に行くほど目詰まりでちゃんと磨けていなかったのかもしれませんね。
この銃は口径8mmぐらいまでは大きくできるような作りをしているので、
6.5mmぐらいまで大きくしてでも完璧な状態に磨けば最高の射撃銃になると思いますが、
やっぱり勿体なくてそこまでできないですね。
射撃している10mm口径の方の銃口部。
ここらへんはやはり綺麗です。
奥に入ると細い線が無数にあり、汚れが溜まっています。
いくら掃除しても綺麗にならないわけです。
磨く番手を上げるのが速すぎたのでしょう。
ボアスコープで確認しながら仕上げていけば良くなり様ですね。
まあ、この銃身は一晩で仕上げましたので全然丁寧ではないのですが。
断続的な傷は銃身の全体にあるわけではなく、リーマーにキリコが噛み込んだ部分でついてしまっているようです。
薬室から1/3ぐらい行った場所は狭い範囲でちょっと径が大きくなっていて、状態が良くないですね。
あと0.2~0.3mmぐらい径を大きくすれば良くなると思いますが。
こんなのでもパッチで包んだ弾は引っかかりも感じずに通りますが。
この部分は材質の悪さでしょうね。
どうしても鉄砲は日本刀と比べると材質の品質が一歩、二歩下がる感じです。
日本刀も刃部以外や芯材の材質はそんなに良くないのかもしれませんが、
似たなのように芸術的な見た目は気にしない道具ですしね。
消耗品でもありますし。
材質に不純物が混ざっていようが、継ぎ目がイマイチの部分があろうが大して問題にならないいい加減なものなのでしょう。
特に巻張にしてあれば破裂防止では十分と。
銃身内もそんなにしっかり磨かれなくても命中率に大きな影響はないのでしょうし、
減って内径が場所ごとで違ったり、銃口付近が丸くなくなっても平気で使っていると。
まあ、銃身が減ったからと新しい銃にできたり、再研磨に出せる人の割合がどんなものかわからないですが。
ちなみに、鉄砲でも鋼材が使われていると材質の品質が良いですね。
でも、何故か鋼を巻いてるけど中は普通の鉄というのも多く、銃腔の中は結局イマイチだったり。
仲間で鋼にしてしまうと仕上げが大変なのでしょうか。
材質の良い火縄銃に出会ってみたいところですが、まずは磨かないと確認がしにくいので手持ちの銃を磨いてみることでしょうか。
口径ごとに工具を揃えていかないといけませんが・・・
ボアスコープはリアルタイムで映像を見ているときは良いのですが、
キャプチャーすると何故かボケてしまうのが現在の課題です。
作業には問題ありませんが。
古式銃しか手にしていませんが、段々と実銃用の道具が増えてきました。
銃身をホーニングできる個人はきっとそんなにいないでしょう。
技術はこれからですけどね。
2020年08月02日
掃除の加減も難しい
射撃後に銃身と火皿からの火薬の吹き出しで汚れる火挟を中性洗剤(マジックリン)で洗って油を塗っておきました。
気付いたら前回の射撃でくすんでいた銃身の銀象嵌が綺麗になり、塗装か何かで隠れていた火挟の銀象嵌が出てきました。
マジックリンってそんなに強力なのかと怖くなりますね。
少し前にも載せていた画像の上の方に少し載っている象嵌は茶色っぽくなっています。
いや、綺麗になるのは良いのですが、弾を包むパッチを湿らせるにもマジックリンを使っているんです。
潤滑剤に役目をしながら、銃身の掃除にもなると前装銃をやっている人たちに人気の洗剤ですが、
射撃中は手にも付くので銃床にも付着して漆などの表面仕上げを傷めそうなんですよね。
だからあんまり強力だと危ないなと。
パッチを湿らせるのは水でもいいらしいですけどね。
20発ほど撃って尾栓を外した時の画像です。
ちょっと尾栓が緩くて、締めると回りすぎて銃床の角度と合わないから巻いているのですが、
全然傷んでる感じがしないですね。
案外、熱に強いのか、射撃時の熱や圧力も案外大したことが無いのか。
この銃は火蓋と火皿がかなりタイトなのですが、撃つごとに開閉が重くなり、十数発で困難に。
火薬の汚れが付着することでクリアランスが無くなってしまうんですね。
湿った物で拭けばすぐに大丈夫になりましたが、実戦で使うにはタイトすぎるのも考え物です。
安全性を考えればタイトな方がいいのですけど、バランスがあるようです。
掃除してもなかなか汚れは落ち切りませんが、油も塗ってあるので錆もしませんね。
当時もそんなにしっかり掃除出来ていたとは思えませんが、
どの程度の簡素な掃除でも大丈夫かという実験をやる気にもなりませんね。
銃身内は白磨きでも射撃後に変色も錆も起きませんが、真鍮部品はすぐに黒くなっていくのがわかります。
汚れを落とすと時代による色も部分的に落ちてしまうので、結局は射撃をやる人は全部磨くようになってしまうのかもしれません。
その点では鉄部品の方が管理が楽です。
真鍮の方が錆に強くてメンテンナンスフリーな材質だと思っていたのですが。
赤銅を黒く染めてある銃は磨くと真っ赤になってしまうので、扱いがさらに難しい・・・
2020年07月30日
スポーツの日に
伊勢原射撃場での火薬の消費許可をもらったので、スポーツの日に火縄銃を撃ってきました。
コロナ後に神奈川で最初に再開した県立の運動施設ですね。
やってるスポーツは射撃と釣りです・・・やっていながらあんまりスポーツという気もしませんけれど。
千葉の総合スポーツセンター射撃場よりもさらに暗く、的はライトに照らされているので銀の照星は全然光ってくれませんでしたが、
逆光がかなりしっかりしているのでシルエットは若干見えました。
ちなみに、下が50mで上の奥は二回から撃つ100mです。
6mmの仙台筒からパッチを使って5.5mmの鉛玉を20発撃った結果です。
スラッグ射撃用の一辺が50cm強の的に17発着弾。
最初は下に当たってしまったんですよね。
それで中心より20cmを狙うようにしました。
前回、二発だけ撃って命中率の良さを感じましたが、実際に良いですね。
横は40cm以内に収まています。
縦に散っているのは狙いの問題もありますが、弾道も散っているかもしれません。
前回、1gの弾に火薬は1/3の規定の0.33gで撃とうとしたら、日本前装銃射撃連盟の方に1gぐらい必要と言われつつ、
警戒して0.66gにしてうて、今回もそのままです。
前回もちょっと火薬不足で適切でない音になっていて、弾が散りそうだと言われていました。
今回も大口径をやっていた方々に大口径のレンジなのに空気銃のような音がすると言われましたしね。
次は1gの火薬で撃ってみようかと思いますが、通常の3倍装填というのはなかなか多い気もします。
まあ、この小口径は通常の火縄銃でもないのですけどね。
22口径のような銃ですが、1gは22LRの薬莢にすり切り3杯ぐらいの量になります。
見た目は多いものの無煙火薬のような威力もありませんしね。
銃身も口径に対して厚いのでかなり安全なので強度的には全く問題ないはずです。
まあ、この球鉛だと弾の集まりで狙う散弾銃でも有効射程50m、最大到達距離400m行かないぐらいの大きさの弾なので、
一発ずつ狙うにはどちらにしろちょっと遠すぎますね。
三段式のサイトを一番高くしても着弾が下なので、製作者の想定以上の距離でしょう。
もともと5間で9m、10間の18m、15間の27m程度の三段のサイトではないかと思います。
銃の性能を確かめるには、一度は見やすく距離にあった照準になる板でも貼り付けて撃ってみるのもありかもしれません。
古式銃射撃の的と比べるとこれぐらいサイズが違います。
この大きな的を付けれる木枠はありませんでした。
スラッグ射撃用の的の8点が古式銃用の10点ぐらいです。
今回は20発撃ちましたが、競技は13発撃って、点の高い10発の合計で競います。
もうちょっとまとめたいところですが、2回目の実射でこれなら満足しておかないとでしょうか。
10mmの方の撃ちましたが、弾が散るのでどこを狙えばいいのかわからず、狙点が迷子でした。
24発撃って14発着弾。
弾の大きさ的にもこの距離で有利なはずですし、銃身の状態もこっちの方が平滑に磨いてあります。
しかし、なぜだか当たらなかったですね。
もうちょっと的が大きくないと辛いです。
6.5gの弾に2gの火薬でリコイルが強いからでしょうか。
まあ、6mmと比べては数倍(10倍以上かもしれないぐらい)強いですが、
火縄銃としては小口径なので撃つ辛さはありません。
そんなにしっかり持とうとか、リコイルを抑えようとか考えなくても撃てますが、
命中率を考えると、リコイルと同じように流すとか、抑えるとか考えないといけないのかもしれません。
そういう意味では左手が結構重要になってくるもかもしれませんね。
そう簡単には当たらないと思うと、研究し甲斐があって面白そうですね。
2020年07月30日
実射してきました
更新をサボりながらも火縄銃の整備をし、先週の土曜日に千葉県総合スポーツセンターで実射してきました。
日本前装銃射撃連盟の正会員(一人で練習できる)になるための試験です。
銃は銃身内径10.8mmの国友筒で10mmの弾をパッチ(木綿)で包んで撃つものと、
銃身内径6mmの仙台筒で5.5mmの弾をパッチで撃つものを用意していきました。
初めて銃を撃つなら22口径相当の5.5mmは撃ちやすそうですが、
火縄銃としては口径が小さすぎて装填などの扱いが難しすぎるかもしれないので10mmも用意。
実射は初めてでの試験ですが、毎晩10分ぐらい構えて狙う練習をしました。
火縄銃の照準は狭くて低い線のような溝の照門が多く、
照星がほとんど見えないためサイトのシルエットで狙うのは難しいです。
今回の2丁は照星に銀があるため、照門の中で照星が光ってるように狙うことができます。
カメラを目の位置にして撮影するとこんな感じです。
照門の上辺の一部に銀色に光っているところが見えるでしょうか。
目が良くはないですし、小さすぎて碌に見えやしない中で、この光だけが頼りです。
しかしながら、千葉県総合スポーツセンターは屋外射撃場ですが射座にはしっかり屋根が付いていて、
逆光のためサイトのシルエットがはっきり見えるようになっています。
つまり、照準は真っ暗になり星が消えました。
照星が光らない状態での練習が必要でしたね。
それでも的の外や的の白いところやを狙っている分には凄く見やすいのですが、
的の真ん中の黒いところを狙おうとすると照星が見えなくなります。
照明の少ない屋根が凄く邪魔です。
まあ、雨が降っていてので屋根がなかったら射撃できていませんが。
どんなに頑張っても見えないものは仕方が無いです。
対処方法として的の外で正しいサイトピクチャーになるようにして、
そのまま的の中央に銃を向けて照門の溝があったであろう位置と的を合わせて撃つことにしました。
流石にトイガンでの経験は長いのでそれぐらいの応用は気負わずにできました、実際に狙いが合っているかはとにかく。
6mm口径の方は照準があまりに小さいので10mm口径の方にしました。
弾の重さは6gで火薬は2g装填です。
火薬は弾の重さの1/3という目安ですね。
初めての実射の一発目の感想は、10mmならリコイルもこんなもんかって感じですね。
拳銃ぐらいの威力で長物の重さなので、肩付けできなくても手から離れるとかそういうことはなかったです。
ただ、銃身はしっかり跳ね上がりますね。
後ろに押されることよりも、銃身が上に向いてしまうことの方が気になります。
また、ガスブロのような衝撃のあるリコイルではなく、時間をかけて押される感じですね。
もちろん、一瞬ではあるんですが、弾を押し出してるってわかるような感触です。
狙って撃つという動作はエアガンと同じですが、飛んでいく弾は見えないです。
50m先の一辺80cm、黒い丸が直径40cm程度の的を撃ち、一発目は左下の6点に入りました。
画像は見にくくて、雨に濡れて水が溜まっているところが光ってわかりずらいですが。
端の方は画鋲を付けていて破れた穴です。
初めてでも的にぐらい入るものですね。
二発目は不発・・・口薬を盛り直しても不発。
火道が詰まって塞がってしまいました。
この銃の火道は直角に曲がっていて掃除が困難なので、6mm口径の方で射撃してみるとこに。
1gの弾に0.6gの火薬にしました。
火薬は0.3gのつもりでしたが、連盟の方の1gぐらい入れないと届かないだろうという話と、
いきなり多くの火薬を入れたくないという間を取って0.6gです。
1発目を撃つときに引き金を引いた時に銃が思いっきり左に揺れました。
軽い銃は安定しにくいのと、慣れない実射で変な力が入ったのかもしれませんね。
リコイルは10mmよりずっと軽いですが、やはり無いわけではなく、わずかに跳ねます。
的紙の左端、下から1/4ぐらいのところに着弾。
左右は撃った瞬間に把握していた位置と同じなので弾の飛び方は問題ないはず、
下に着弾しているので3段階の照門を一段回上げてもう一発。
今度は満足な射撃ができて、下側の6点の部分、6の数字の左側に着弾。
上下も少し上がっているので順当な着弾点です。
照門をもう一段回上げて、それ以上は上がらないので狙点ももう少し上げて3発目・・・不発。
どうしたものかというところで、最初の10mm口径の火道を通す出来ることができたので、
そちらで射撃再開です。
実は射撃中は銃身をクリーニングする気が無くて普通のカルカしか持って行かなかったのですが、
一発ずつクリーニングした方が良いのことで、クリーニングロッドをお借りしていました。
6mmは小口径すぎてクリーニングロッドが無いので10mmの方にと。
再開した後は撃てていたのがまた不発が続くようになり、火道は通っているのにどうしてだろうと。
口薬はパッとしっかり燃えているのが見えているのですけど。
結論として、火挟が外側に寄りすぎているということでした。
火挟の落ちる前と後の画像です。
口薬だけ燃えてしまう理由ですが、火道は下に行ってから横に向いて銃身内に続いているので、
爆風は普通だと上に逃げて下の方に行かないのではないかと思います。
火縄で火穴の上が押さえられると、逃げ場のない爆風が下の方にも行くようになると。
火挟をその場でペンチなどで修正するのはリスクがあるので、
火縄を左に曲げて癖をつけた状態にすることで正常に射撃ができるようになりました。
初めて撃つ銃なので着弾を見ながら狙いを修正したいところでしたが、
弾が散って良くわからず。
ただ、下の方に当たっていたので13発撃つ最後の3発は上の方を狙うと、上側の7点に2発当たったので上過ぎたのかもしれません。
今回の不発の多さは銃や操作が重要な古式銃の洗礼を受けた感じですね。
撃つこと自体、色々と教えていただきながらでないと満足にできなかったぐらいで、
弾を入れて引き金を引けば弾が出る現代銃とは違います。
現代銃を撃ったことはありませんが・・・
しかし、初めての射撃で50mで13発中12発が80cm角の的紙に入ったので、火縄銃の実用射程は50mぐらい余裕でありそうですね。
左右に関しては9発が40センチの黒丸の範囲に入り、黒丸には7発。
これらは人には当たるでしょうね。
まあ、合戦で使うような口径の火縄銃はもっと当てにくい可能性はありますか。
とりあえず、試験に合格したので、今後は一人で練習することができます。
近くの射撃場で練習するために火薬の消費許可を取らなくては。
今回だけでも非常に良い経験でしたが、まともに撃てるようになるまで先が長そうです。
トラブルで新しい記事と内容が入れ替わり、コメントは引き継いで新規記事になってしまったので内容だけ元のものに戻しました。
日付はおかしいですが。