QRコード
QRCODE
※カテゴリー別のRSSです
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 6人
プロフィール
ラスティネイル
オーナーへメッセージ

2019年11月21日

和製リンドナーカービン



確かではないですが和製ではないかと思っているリンドナーカービンです。
カービン銃なのでエンフィールド銃と比べ小さめ。
まあ、日本で洋式銃を作ると全体的に小さくなっている場合もあるので、ちゃんとしたリンドナーカービンをどこかで見てこないとですね。
ネジのなどの一部部品が作り直して修理されているのも銃の素性がわかりにくくなっている要因です。


7
カラクリどころか銃全体に製造時の刻印が全くありません。



薬室前のリングを回転させると、バネで薬室の前側が持ち上がって弾と火薬が装填できます。
薬室より前から装填するので、パーカッションリボルバーと同様に考えると前装銃なのでしょうね。
それでも、手元で装填できるので通常の前装式ライフルと比べるとずっと楽な装填です。
前装銃から後装銃への過渡期のモデルなので、構造も間ぐらいです。





このリングは単に薬室が持ち上がらないようにするだけではなく、
後部の溝が薬室のフランジと噛み合います。
銃身とリングはネジ上に噛み合っており、閉じる方向に回すと前進するので、
薬室と銃身が密着して燃焼ガスが漏れないようになっています。
薬室後部の支点穴も、前後に動くため長穴です。


壬申九百五埼玉県と彫ってあります。
製造時の刻印ではありませんが、埼玉付近で作られたのかもしれませんね。


カラクリはよくできていますがバネのテンションが低いです。
シアスプリングなんて中にバネを足してありますね。
和製の鉄は焼きを入れると折れやすくてバネには向きませんので、
基本的に和銃は焼きが入っていないと思います。
でも、この銃は銃身とかの鉄質を見てると、鉄自体は輸入したものかもしれない感じはします。
専門外なのでよくわかりませんが。



上のエンフィールド銃のカラクリと比べるとちょっと小さいぐらいでしょうか。


しかし、ロックプレートが非常に薄くて頼りないです。
火縄銃じゃないんだから・・・


ハンマーを止めるネジは山が低くて出来はあまり良くありません。
これも和製のあまり強度の要らない部分のネジではよく見る感じです。
穴は真ん中に開いてないですしね。


リアサイトはL型の切り替え式で、初期のオリジナルのリンドナーカービンと同じですが、これも薄すぎやしないかと。
これの止まってるストック上部をフタしてる金属もペラペラです。


バットプレートもかなり薄いながら頑張った複雑な形をしています。


でも上部のこの頼りない感じがまた和製でよく見るやつですね。



フロントサイトはアリ溝固定です。
ライフリングは4条で深いです。
山径が14.4mmで谷径が15.2mmと直径差0.8mmと驚きの深さ。
弾径はエンフィールド銃の14.66mmのはずですので、弾が発射ガスでだいぶ広がらない限りはスカスカの谷からガスが出ていきますね。
オリジナルのリンドナーカービンも画像で見ると結構深そうではあります。

全体的に洋式銃としては出来が粗末ですが、和製だとすると諸外国の技術を熱心に追いかけていたんだないう気がしますね。  

Posted by ラスティネイル at 01:34Comments(1)古式銃

2019年08月17日

M1854



ルフォーショーのM1854です。
名前の通り1854年に開発ということで結構古いです。
シングルアクションの軍用リボルバーです。
ルフォーショーの中でも人気の機種なのですが、
シリンダーの回らないジャンクだったので、リボルバー最安値ぐらいの値段でした。


SAA(もちろんモデルガン)と比べてシリンダーは小さいですが全体的には大きいです。
弾の径はSAAと同じですが威力が低いから薄くて華奢ですね。
とは言いつつ、基本的にサイズ感も操作感もSAAにかなり近いです。


グリップも大きいけど薄いです。
後ろから見るとルフォーショーはピンを守るためリコイルプレートが大きいのが目立ちますね。




ハーフコックもできます。
この銃のシリンダーはハンマーを起こさない限りフリーですが、
シリンダーを回すには弾のピンが引っかかるので、ハンマーが上がっていた方が装填しやすいです。
ローディングゲートは開けるためのつまみを引っ張れば勝手にロックが解除され開きます。
SAAのようなクリックのテンションによるもと開ける手間は変わりませんが、
開いた状態で保持されるテンションはかからないのが欠点でしょうか。



トリガーガードがフレーム下の蓋になっていて、グリップと一緒に外れるのはSAAに近い構成です。


リアサイトはやっぱりハンマーの溝なんですよね。
溝は丸くて、フロントサイトのポストの上に乗った丸と合わせます。


10連のダブルアクションの方が新しいですが、ずっと古いデザインに見えますね。
M1854の方も古めかしいデザインではあるのですが、
完成度が低くて古く感じるというより、現代では行わないデザイン性を重視した造形のせいでしょうね。
未だにパーカッションリボルバーは高くて買えませんが、ピンファイヤーもいい銃です。  

Posted by ラスティネイル at 03:20Comments(4)古式銃

2019年08月15日

2丁目の穴照準の火縄銃





これももう手放してしまいましたが、穴照準の田付流です。


以前の田付流(上)と比べても、
各部の長さや位置が非常に近いので、田付流の中でもかなり近い系統だとわかります。
小銃の位置や目釘穴の位置まで同じです。
口径は今回のが1.4cmで、前回のが1.2cmなのでそこはサイズが違いますけどね。
前回のは柑子と奇妙な用心金が付いています。


カラクリ周りの形状も非常に似ています。
地板の後部が丸い特徴や引き金の固いもあまり多くはない特徴ですが同じですね。
今回のは引き金の軸の穴にも補強の金具がありますね。
目釘のも含めて金具の大きさはかなり大人し目です。



同じような元目当で、どちらも薬室上には免許銃 岐阜縣とあります。
相変わらず刻字はまともに読めない。


銘は今回の左のが江州国友藤太夫 征秀に対して、
前回のものの銘は江州国友藤太夫 正知です。
別人ですけど近いところなのでしょう。


台師は今回が大嶋吉兵衛定昌で、
前回のものは大嶋吉兵衛甫です。
これも近いですね。
口径の違いで銃床も今回のものの方が太いです。
また、今回のもの木目が複雑で目の詰まった(密度の高い)良い木で、
前回のものは木目が真っすぐでちょっと木としては安い感じなのですが、
経年のにより複雑な木目は割れが発生しやすく、ヒビが入ってしまっています。
まあ、木目が真っすぐだと割れるときは一気に折れたりもしますが、
良い虎目の銃床何か所もヒビが入り、良く繋がってるなと感心しつつ泣きたくなるような銃もありますね。


今回の銃の銃床に前回の銃の銃身を入れると口径の違いによる銃身の太さ分の隙間ができます。


照星は柑子の有無で高さが違って見えますね。


白月清風の銀象嵌。
象嵌は個人で持つものに趣味で入れる場合だけでなく、
軍用銃として同じ形がたくさんあるときに、区別のために入れる場合もあるようですね。
四文字も入れてると所有者の趣味だと思いますが。



この銃の前回のと違うところは中目当らしきものが付いているのが大きいですね。
一つは中目当なのか紐通しなのかよくわかりませんが、
これらが最初か付いててのか、後から付けたのか、
輪っかもどのタイミングなのかイマイチわかりません。
そして、中目当があるので元目当の穴から先目当が見えません。
前回の銃も
先目当が見えても的は見えませんでしたが、ピープサイトとして使うものなのかどうか余計にわからなくなりました。


日本の狙い方だとこういう狙い方もあります。
元目当の溝と先目当の穴を合わせると銃身が上に向きます。
この状態で先目当を的に合わせると、距離の離れた的を狙うことができます。



二つの中目当と元目当で合わせるとこんな感じです。
かなり長距離まで行けどそうな感じでしょうか。
照尺なんてなくても長距離射撃ができる素晴らしい工夫ではあるのですが、
目当から目の距離で角度が変わるので、目の位置は毎回合わせなければなりません。
まあ、同じ人が普通に使えば、毎回大体同じ位置でしょうけど。




盗人金が鉄で、火挟の盗人金と当たる部分に鉄がつけれれてるのも前回のと同様です。
今回のはちょっと薄い鉄でわかりにくいですが。



今回のは地鐵鍛身と立派な銘が入っていて、鉄の質もちょっと良さそうです。
どのように作らられているかはわからないですけどね。
磨師に磨いてもらえば見えてくるのかななんて思うことも。



この銃も状態がとても良いとは言えませんが、
形状がしっかりしていると見ていて気分がいいですね。
尾栓は角がしっかりしていると開けやすい反面、
自分で形を悪くしてしまうわけにいかないので神経を使います。
形が崩れているのはある意味気楽な尾栓です。
尾栓と銃身の回転位置を合わせるマークが入っています。
火縄銃ではあまり見ないですね。
尾栓に文字が入ってる銃も結構あるようですが、
そんなの関係ないぐらい尾栓が変形して潰れてしまっている銃も多いですよね。




カラクリの作りも前回のとほぼ同様ですね。


金具師の刻印は菱形に「延」でしょうか。
前回のは読めませんでしたが、あまり近い感じはないですね。
まあ、ちゃんとした名前じゃないので、近い系統なら似たものになるのかどうかもわかりません。
銃身、銃床、カラクリすべてに銘があるとちょっと得した気分になりますね。
購入前にカラクリを外すなんてことはあまりないので、
表に刻印のあるカラクリ以外は、買って分解するまでわかりません。

先目当だけ穴照準で、元目当に穴がないような銃もあるのでしょうか。
逆に、元目当だけ穴照準の物も。
器具を使うだとか、製造時の都合なんて言う可能性も無きにしも非ずでしょうか。  

Posted by ラスティネイル at 03:02Comments(4)古式銃

2019年08月14日

ゲベール銃



ゲベール銃です。
日本製ではなく海外製で白磨きです。
一般的なものより短いですが、最初から短いのか、後から使いやすき短くしたのかはわからないところ。


ゲベール銃はライフリングもなく、機関部も大きくて洗練されていないようで、実はあまり好きでないです。
しかし、火縄銃、ゲベール銃、エンフィールド銃、スナイドル銃というのが日本の主要武器の歴史ですね。
短い銃は好みですし、刻印も多くて面白そうなので手にしてみました。
カラクリのプレートには小さく王冠、JF、47の刻印があります。


プラグにはM1842とあるので1842年のモデルなのでしょう。


銃身には1849に王冠とJFです。


ロックと止めるネジにはF、プレートは潰れていますが王冠と何かのマークです。







各部に同様のマークがあります。
潰れてしまって良くわからない部分も多いですしね。


玉薬方御預と銃床にあるので日本で使われていたとわかりますね。


製造所を示すスタンプだと思いますが、略字ばかりで何だかわからないですね。


小さな楕円の中のマークに何かが入ったマークがありますが、これも何だかわからないです。  
タグ :古式銃

Posted by ラスティネイル at 01:59Comments(4)古式銃

2019年08月12日

釣り人の象嵌の堺筒

ずっと放置していましたが、夏季休暇で時間も心も余裕ができたので、
規則正しくない生活をしながら更新です。







もう手放してしまっていますが釣り人と魚の象嵌が入っている堺筒です。
崖や波なんかも描かれています。
堺筒は装飾が派手ですが、釣り人はちょっと粋な感じですね。




金具は派手ですね。
火縄の火を消すところは真鍮と銅の二色になっています。
正直、金具が出っ張っている部分があったりして、
痛かったり怪我しそうだったり、実用性ではマイナスです。


銃床後部は贅沢にも全面が金具で保護されています。
これは良いかもしれませんね。



銃床下部も大きな金具があります。
雲と龍というのも定番の内容ですね。


元目当は富士形。





柑子はらっきょう形で、先目当は真鍮になっています。
カルカの先端は胴で補強されていますが、
パイプ状のを木に被せてあって、真ん中は木のままです。
大して問題ないのでしょうか。



胴金は銃床の面より出っ張っていて、銃身は後部がそこに入る分が合わせて削られています。
しっかりと胴金で保持できれば銃床が割れにくくていいでしょうね。




半巻張 摂州住 鶯蔦谷喜八郎 □□作となっています。




尾栓は特別な感じはないですね。
ネジのかかりはちょっと浅かったです。












標準的な外記カラクリです。
順を追って分解手順です。


刃物先は鉄が埋め込まれています。


相手の蛭クワエには鉄が埋め込まれていないので、
こちらばかり減ってしまいますね。
機能は問題ありませんでしたが、製作者はちょっと理解が浅かったのでは。




外記カラクリは作動が確実でいいですね。

堺筒は機構的には特別な特徴はありませんが、金具が大きくて装飾が派手なのと、
その金具が補強になっていたり、邪魔だったりするようです。  

Posted by ラスティネイル at 04:08Comments(0)古式銃

2019年07月12日

刀傷?



鋭角の刃物の傷が付いた火縄銃です。
一部片側が剥がれているのでわかりにくいですが。


両刃の刃物で角度もそこまで鋭くはないです。
刀や槍のような武器の刃だとは思いますが、そういう傷にしてはかなり浅く小さいです。
かなり軽く当たった感じですね。
もしくは、矢とかの可能性もあります。
実戦で使われたものなのかもしれません。


入ってる象嵌は日月清風でしょうか。
穏やかそうな内容です。  

Posted by ラスティネイル at 01:54Comments(4)古式銃

2019年07月07日

鳶ノ尾の火縄銃



尾栓が鳶ノ尾の火縄銃です。
口径は16mm程度の6匁とこのブログでは珍しく中筒です。








この鳶ノ尾と言われる尾栓は銃身後部を胴金ではなくネジで固定します。
火縄銃が伝わったときの形状に近いようです。
残念ながらネジは作り直されているようですが、当時の形状を再現しているようです。
胴金がないのでカラクリの固定も鋲だけです。
銃身の表には壬申二千四百七十一番 岡山懸と入っています。
尾栓も外してみたいですが、口径も大きいので固そうです。
洋式銃と同様に普段は外さずに使うものだと言う人もいます。



銃身と銃床には三十一とあります。


火蓋を固定している篭棒は薄い板を丸めて作られている感じがします。



薩摩筒と似たような柑子でカルカの先は鉄になっています。


カラクリはカニ目式の内カラクリです。
カラクリではありませんが蒲鉾金もあります。
引き金の固定する穴が引き金の真上ではなく、少し前方にあります。



引き金を引くと後ろに行くだけでなく上にも行きます。


指の角度から真後ろに引くのは難しいことを考えると、この方が引きやすいでしょうか。
それより、蒲鉾金が立派すぎて持ちにくい・・・




蒲鉾金には卅一(三十一)と入っています。
外から見ると立派な塊の様で板金です。





ゼンマイで火挟を動かすカニ目式のカラクリです。
基本的に真鍮製ですが、火挟と盗人金だけは鉄で出来ています。


地板に卅一とあります。



押え金にも卅一とあります。
また、鋲が通るようになっているのでズレる心配がありませんね。



火挟の固定はネジになっています。
こういうネジがテーパーネジなのが日本らしいですね。

  

Posted by ラスティネイル at 04:09Comments(2)古式銃

2019年06月27日

シリンダーゲージ



シリンダーゲージを買いました。
中古の安いやつですが。


これで銃身内の内径も測れます。
このままでも銃口付近と薬室付近を測ることができますが、
改造して銃身全体を通して測定できるようにしたいところ。
まずは分解する必要がありますが、丈夫で簡単には分解できそうにありません。
簡単に分解できそうなメーカーを選ぶというのもありだったかもしれませんね。
長くすると精度は落ちそうですが、そこまで精密な測定ではなく、
傾向を見るぐらいはできるかなと思っています。
火縄銃の銃身長と同じ1メートルぐらいにするか、
半分程度で両側から測るようにするか。  

Posted by ラスティネイル at 01:59Comments(2)古式銃

2019年06月09日

火縄切り



以前、小魚形の火縄銃の火縄切りとして売られていたものと同じ形状のものが売っていたので買ってみました。


折り畳みナイフになっています。
火縄切りというぐらいだから挟んで切るか、
でもハサミのようにせん断できる構造でもないから無理だろうかなんて思っていましたが、
挟んで切るのは全く無理で普通の折り畳みナイフです。
火縄は問題なく切れましたが。


尾栓の穴に入れて尾栓を回せる尻尾が付いているというのと、
頭の部分が輪になっていて紐を通して持ち歩けるのが特徴でしょうか。
特に尻尾は他に使い道がないので、本当に火縄銃用なのかもしれませんね。  

Posted by ラスティネイル at 01:05Comments(2)古式銃

2019年05月03日

田布施流の火縄銃




今回は田布施流の火縄銃です。
独特な銃ですがあまり話に上がらないのは、人気がないからか、数が少ないからか。
火縄銃関連の本でも銃本体よりも田布施流の書の絵の方が見かけるぐらいです。
その絵でもちゃんと田布施流とわかるのは独特な銃だからこそ。
あとは見かけても修理が悪いのか、元々の田布施流と違う変なのを見かけます。
知っているものでまともなのは、所氏の本に載っているもので、この個体より良さそうです。
もしくは、博物館巡りでもするといいのでしょうか。
3年ぐらいずっと持っていた銃でして、やっと記事にします。
実は以前に載せた備前筒もこれの下準備だったりします。
地域が近いからか作りも似ていますが、異種材の組み合わせの話で必要だったので。


ぱっと見で田布施流とわかる独特な形の火挟、南蛮筒(海外製)のカラクリの特色を色濃く残す地板後部の形状、
火皿の側面も上半分は隠す火蓋となっています。
雨覆も前部が斜めにカットされておらず四角いですね。


火挟の先端が火皿から離れていますが、これが正しい状態のようです。
先端が火皿と平行になってるのも本体の位置だからでしょう。
独特な火挟の形状をしてるのに、曲げて火皿に付くようにされているものもありますね。
田布施流を手に入れた方にはそのようなことはしないでいただきたいところ。



火鋏のバネ(弾金)は結構強く、コックしてから引き金を引けば火挟は慣性で火皿までいき、
バネの力で元の位置に戻ります。
火のは軸の前後で弾金に当たっているので、位置が定まるようになっているのです。
今で言うリバウンドハンマーですね。
問題はどうしてこのようにしているのかです。
単純に浮いてる分だけ火縄を長く出しておくとかなら、
他の銃より火を付けたまま長く位置を調整しないでいられますね。
特別に長く付けない場合のメリットととして、撃つ前のことを考えると、コックしなくても火縄が着けられるように、
撃った後を後を考えると押し付けられて火が消えないようになどでしょうか。
そもそも、火穴から噴き出るガスで火縄は吹き飛ばされそうですが。
点火薬の燃焼が火穴を通して薬室に伝わった後、
発射薬による高圧なガスが勢い良く火穴から上だったり、右上に噴き出るわけです。
点火から噴き出るまでのタイムラグはあるので、火挟が元の位置に行って火縄が吹き飛ばされずに済む可能性もありますね。


多分そこまでは考えていないと思いますが、ガスで火挟が摩耗していくのも防げるかもしれません。
画像の火鋏は若干摩耗して右側だけ先が平らではありません。



カラクリは基本的に鉄製ですが、先ほどの備前筒のように異種材が着せてあります。
恐らく、火蓋の内側にコの字状、雨覆の右側と煙返しの前側に耐腐食用に銀が着せてあります。
煙返しの方は備前筒にはありませんでしたが、こちらは取っ手部分にはありません。
雨覆の楔も銀で出来ているようです。


鋲は真鍮のような銅合金で、頭は銀が着せてあります。
矢倉鋲は紛失されていたので、とりあえず機能する程度のものを作りました。
ちゃんとしたものはいずれ。
これはカラクリの地板の側面に銀が着せてありはしません。
所氏のは備前筒の様に真鍮が着せてあるようです。



代わりに火挟の裏の地板に当たる部分に銀が着せてあります。
同じ摩擦を良くしたり、錆による固着を防ぐ目的なら、こっちの方が銀が少なくて済み、
着せる作業もしやすいのでしょうね。
でも残念、鉄製の盗人金が銀板と噛み合うようになってしまうので減ったようです。
真鍮で補修されています。
やはり地板の方に着せて、火挟と盗人金は鉄同士で噛み合わないといけません。
まあ、これは失敗だとして、見えないところにわざわざ着せていることから、
地板に着せているときも単なる飾りではなさそうだと判断できます。


火挟の軸は地板に入るところは平たくなっています。
組み立ての時に上から矢倉鋲を差すのに向きを気にしなくて住んで良いです。
後は軸の丸い部分の長さを火挟の厚さより長くしておけば、火挟のガタをコントロールできます。
作るのは多分大変ですが。



軸を使うタイプの普通の平カラクリです。
真鍮製の押金は板を曲げたものですが、先ほど薄くなるようにしてあるので、手間はかけたようです。



飾りっ気がありません。
引き金は銀で出来ています。
やっぱり、銀の触り心地が好まれたのでしょうか。
引き金の枠や矢倉鋲の穴の補強は真鍮のような材質。
矢袋の溝を薄い木で埋めてあるのも備前筒と同じです。



銃身はシンプルな八角です。
銃床の収縮でなのかカルカが抜けません。
以前の所有者がなんとペンチで抜こうとしたようで、ペンチの傷が付きつつ割れて欠損しています。
酷いものです。余計に抜きにくくなりましたしね、抜くのは今後の課題です。
銃身を外すのも非常に苦労しました。
前から少しずつ外していきましたが、銃床がしなって、折れないか怖かったです。
まあ、折れないように慎重な方法でやりました。
照星もシンプルな形状で、定番ですが銀が埋め込まれたいます。



照門も良くある形状ですが、横の穴の径が大きいです。
古い銃は大きめな気がします。
まあ、露が抜けていくにしろ、線香の燃えカスを取るにも大きい方が良さそうですしね。




惣巻張となっています。肉厚の一番薄いところは3mmぐらいですが、全て本当に巻いてでしょうか。
銘は江州国友彦右衛門 知忠となっています。実際に彫られている字は古いものもありますが。
この銘は所氏のものと同じですね。
ちなみに、登録証は江州国友彦右衛門 花押となっています。
花押というのは当時のサインのことなわけですが、登録書は花押となっていて、ただの文字のことも多いです。
そういうものなのか、読めないと花押としてしまっているのか、勉強不足でわかりません。


尾栓の後部にも力なのか廿(二十)なのかあります。
頭に全く傷がない綺麗な状態なので、尾栓を外さすときはどうやってやろうかと考えています。


銃床には墨書きで赤浦与三郎 清忠作 花押 とあります。
これは本当に花押でしょう、読めません。


銃床の尾栓が入る穴と尾栓の形状もピッタリなので、銃身を入れるときに先が上を向いてると奥まで入りません。
尾栓がテーパーになっているにも関わらず。
まあ、しっかりとした作りの火縄銃では結構多いことです。
奥まで銃身が差し込まれていないと、雨覆と銃床が干渉して銃身と銃床を合わせていけません。
銃身後部を銃床に差し込んだ後は、銃身を後ろに押しつつ合わせていかなければならないわけです。。

火挟の件は少なくとも実際に撃ってみないとわからないかもしれませんね。
勿体なくて撃つ気になりませんが。
デザインも機構も独特で楽しませてくれる一丁です。  

Posted by ラスティネイル at 03:40Comments(0)古式銃

2019年05月02日

旋盤加工


シリンダーが回らないジャンクのルフォーショー用のピンを製作。


ハンドに圧入しました。
これでシリンダーが回るようになりましたが、
シリンダーストップも破損しているので、直すか作るかです。


別件で頭がテーパーの部品も製作。
スライドテーブルは役に立ってます。
最初は取付が上手くいかないと思ったら、旋盤側のバリがバリに見えないぐらい立派なせいでした。
ただ、剛性の低下やガタの要因になる感じが若干するので、普段は一体の刃物台を使っています。  

Posted by ラスティネイル at 02:12Comments(2)古式銃

2019年04月29日

火道の手入れ


銃身内も火道(火皿)もほぼ減りがなく状態の良い銃ですが、
錆で火道が塞がっていました。
ただ、火皿から下に降りた後に横に曲がって銃身に向かうL字の道なので、
真っすぐな棒やドリルで錆を取ることができません。
今回はしなやかな針金としてギターのスチール弦を使ってみました。


見にくいですが、先を平らに削ってあります。
これを回しながら押していくことで少しずつ錆を削っていきます。
曲がった癖が付きにくいしなやかな線が必要になるわけです。  
タグ :火縄銃

Posted by ラスティネイル at 01:20Comments(2)古式銃

2019年04月16日

シンプルな国友の火縄銃




すでに手放してしまっていて、カラクリ以外はあまり画像がありませんが今回は上側の火縄銃です。
下のは良くこのブログに載せてる一聲と入っているものです。
サイズはほとんど同じですが、今回のはかなり飾りがシンプルで、柑子もありません。
銃床は傷んでいましたが、銃身は撃っていた形跡があるものの作りも状態も良く、
カラクリも丁寧な真面目な鉄砲です。


銘は江州國友藤兵衛重□となっています。
後ろの方は錆びてしまっていて読めません。
このように後ろの方だけ錆びてしまっているものは多いです。
銃身の後部は尾栓で閉鎖されているわけですが、
実はガスが多少は漏れるものが多く、腐食しまっているのです。
逆に言うと、銃身後部が錆びていないものは尾栓のネジの出来が良い可能性も高いです。


火道も広がっていません。




一番良いカラクリだと言う人も多い二重ゼンマイカラクリです。


閂(盗人金)がカムをロックする確実な構造で、外に出ているのは火挟だけなので信頼性が高いです。
火挟が短いのも特徴で、ぶつけて変形してしまう心配も少ないように思えます。
先端の上がる量は少なめのものが多いですね。
しかし、火挟の軸が細いピンで止まっているのは心細い感じもします。
金属製なのでそう簡単に折れたりはしませんが、信頼性は大事ですよね。



盗人金はゼンマイの掛ける位置で引き金の重さを調整できます。
このゼンマイは盗人金があることで取れないようになっています。



火挟はピンを抜いてゼンマイを外すとカムが見えます。
地板には打刻もしてありますが、読解能力の問題で読めないです。


カムの四角い穴は加締めて軸とのガタをなくしてあります。
四角い軸でトルクを伝えていくようになっているのです。




地板には丸い穴が開いていて、軸は四角いので、四角い穴の開いたカラーが入っています。
丸い穴に四角い軸そのままでも多少角を丸めておけば問題ないので、
カラーを入れている銃は丁寧なものです。



火挟の花の飾りは軸の頭で、機能的に別部品になっています。


部品をバラして並べた状態です。
平カラクリと比べて部品点数が特別多いわけでもないですが、
工作は手間がかかる部品が多いですね。  

Posted by ラスティネイル at 01:09Comments(0)古式銃

2019年04月10日

リボルバーも分解できました


週末は火縄銃の尾栓を外すだけではなく、
古式銃のピンファイアーリボルバーもおおよそ分解できました。
ネジは紛失防止と同じ個所に入れられるようにすぐに元のネジ穴に入れています。
グリップフレームの前後を止めるネジはまだ外せていませんが、分解するにはそんなに困りません。


シリンダーが回らないこの銃ですが、ハンドのハンマーと連動するための軸が折れていました。
ハンドがないとか、大きな欠品でなくて良かったです。
あとはシリンダーストップに当たる部品が固着してるので、そちらも直せばどうにかなりそうです。  

Posted by ラスティネイル at 01:14Comments(2)古式銃

2019年04月07日

順調な尾栓抜き


今日は錆びついた尾栓を外していました。
順調に抜けていきましたが、口径の大きなものはネジも大きく力が要るので抜けないです。
最近載せてる銃身単体のものは割と簡単に抜けました。
ネジ山が浅く、噛み合いも少なめなので、小さな力で済みました。



錆を落としてみましたが、期待していたような状態にはなりませんでした、残念です。
銘が赤外線で見やすいか、以前暗視装置に使うため買った赤外線フィルタをカメラの前につけてみましたが、
真っ暗で何も取れませんでした。携帯のカメラでも駄目。
暗視装置はもう持っていませんしね。


これも割と簡単に抜けました。
山の高さは結構ありますがネジの先と根元で山の形やピッチが違います。
手作りですからね・・・
ネジ全体が湿った色になっているのは、隙間が多くて昨日塗っておいたオイルが浸透しやすかったのでしょう。



こちらは国友の銃の尾栓ですが、抜くのに非常に苦労しました。
ネジが動き出してからも一向に軽くならないのです。
ネジ山全体が均等に当たっているからですね。
オイルで湿ってる部分もネジの半分ぐらいですが、かなり回転が重かった数回転分はオイルを差しながら回したので、
実際はもっと浸透部分が少なかったのかもしれません。


尾栓が抜き抜きにくかったのは、以前の持ち主がレンチで強引に回そうとしたのか、
尾栓の頭が捻じれてるというか、先の方の角が丸まってしまっていたのもあります。
そのせいでこちらがレンチをかけても力が有効に伝わる部分が少ないのです。
角の銀色に小さくへこんでいる部分は今回つけてしまった傷です。
これぐらいなら小さいものですが、へこみの周りは盛り上がってしまってもいます。
ここでヤスリで削って整形なんてことはしてはいけません。


先が平らで硬質なピンなどで周りの盛り上がっているところをたたいていくと、
肉がくぼみの方に戻っていきます。
これはまだ周囲が完全に平らになっていませんが、かなり形が戻ってきています。
作業が進むほど力が必要で大変になっていくので今回はこんなところで。
以前の持ち主による変形も直したいような、大変だからやる気にならないような。
  

Posted by ラスティネイル at 02:06Comments(2)古式銃

2019年04月06日

油を塗って


前回載せた銃身の錆を落とすため、油を塗って立てかけておきます。
ついでに最近購入した尾栓の外れない火縄銃の銃身も尾栓や銘のところに油を塗って立てておきました。
今週末は作業時間がしっかりあるはずなので。
先日載せた銃身以外は他の部分もある銃です。
5本も合ったら2~3本ぐらいは簡単に抜けてくれないかなぁと思っています。
見た感じでも抜けそうなものがありますしね。
リボルバーは動かないジャンク品をグリップ外してからオイルを塗っています。
まずは分解しなければなりませんが、日本の気候で放っておかれたら、
洋式銃でも分解できなくなってしまっています。
今回のはネジが舐めている部分もありますが、回せないほどではないので安心です。
全く回せなくなっているものもありますから。
しかし、リボルバーのジャンクってあまりないですよね。
相場よりずっと安いなと喜んで買いましたが。
ピン打ちでもシングルアクションの軍用モデルは人気があり、実際に手に取っても良い感じです。



しばらく前に尾栓を外した火縄銃は案外簡単に尾栓が外れましたが、
外した尾栓のネジの谷に汚れが溜まっていました。
汚れが溜まっている部分は銃身側のネジの山がないということなので、
ネジ山が浅くしか噛み合っていないことがわかります。
まあ、ちょったかかっていれば抜けることはほぼ無いようですが、
嬉しくはありませんね。


錆を取ると山の形は良く見えるようになりました。
ちなみに、尾栓の頭が銀色なのは黒錆が取れたからではなく、
レンチとの間に挟んだアルミが付着しているためです。  

Posted by ラスティネイル at 01:21Comments(0)古式銃

2019年04月04日

研究用に銃身を購入


火縄銃の研究用に銃身単体を購入しました。
火縄銃の銃身は単体で持っていても全くの合法なものです。
ただ、銃身とその他を一丁分持っていてバラして売るような人には注意が必要ですけど。




銃身の形状や口径から阿波筒のものだと思います。
そんなには使われていなかったけれども、錆でかなり状態が悪くなったような感じです。
火蓋などの部品もついていません。



銘はあっても読めない状態です。
錆を落として読めるといいのですが。



実は諸々の判断基準から、画像で銃身の鉄が巻いてあるのが非常にわかりやすい銃身で、
銃身単体だから切断しての観察などもできるのではないかと購入したのですが、
実物が届いたのを見ると期待していたほど巻いてある模様が出ていません。
左巻きのような感じは薄っすら見えるでしょうか。
錆を軽く落としてみて期待できる感じでなかったら、売ってしまうかもしれません。
こんなんでも一万円ぐらいするので、研究に使えないなら売ってしまいます。
さて、この前の週末は時間がなくてさて、錆び落としできませんでしたが、どうなることやら。

話は変わりますが、最近は結構火縄銃を買っています。
洋式銃なら状態が良いものを持っていれば、同じ機種の状態の悪いのはもう買わなくて済むのですが、
火縄銃で独特な形状や機構で他にあまりなさそうなを見つけると、研究用と言い訳をして買ってしまいます。(笑)
で、お金が無くなると独自性の薄い一般的なものを売ってしまっています。
下手をすると、状態の良い立派なものを売り、珍しいけどガラクタのようなものばかり残るという・・・
ガラクタみたいなのは元々安いので売ってもあまりお金になりませんしね。
もちろん、愛着あるちゃんとしたものや、珍しいし立派なもの残していますが、
今現在も次は何を売ろうと悩みながら生活しています。
画像だけはしっかり撮っておかないと。
トイガン関係もどんどん火縄銃になっていってます。
なお、珍しとか立派というのは世間の火縄銃コレクターのレベルから見てそうかは保証できません。
そもそも珍しいの見ている部分が細かいですからね。  

Posted by ラスティネイル at 01:41Comments(3)古式銃

2019年03月07日

異様なカラクリ


以前の雷汞式の銃のカラクリを外しました。
駄目になったネジではなく鋲、もしくは釘で固定されていたので傷を付けないように外すのに苦労しました。
普通の火縄銃のように穴が貫通していて押して抜くようなことはできませんでしたし。


裏側を見ると平カラクリのような盗人金(シア)があります。



押し金(トリガースプリング)が松葉バネになっていて、
盗人金と一緒にピンで止まっているのは独特ですね。
そして非常に合理的。
カニ目の穴が撃鉄の穴の下にあるのも特徴ですね。
普通は撃鉄や火挟の穴は前の方にあるので、カニ目には上方向に力がかかるのですが、
この銃の場合は後ろ方向に力がかかります。


撃鉄の軸はネジになっています。
また、バネが前側ではなく後ろ側についているのも日本の銃ではほとんど見ませんね。


元々カラクリを固定していたネジは片方が紛失、片方は馬鹿になっていて銃床に固着しています。



カラクリの地金は短いですが、盗人金は後ろに伸びているので、
引き金の穴の後ろの方まで掘り込んであります。
これも無駄のい労力を要してそうですね。

独特でいて割と合理的な構成でした。
平カラクリと配置は違うけど、原理は変わらないものですね。  

Posted by ラスティネイル at 00:57Comments(0)古式銃

2019年02月20日

謎が深まる




変な古式銃を買いました。
改造や修理が繰り返されていて原型がどのようなものだかよくわからず、
カラクリも銃床の外に箱みたいな形状になっている他に見たことがないものです。
長さも元々これだけ短かったのかどうか。
元は火縄銃で雷汞式に改造されたいることはわかるのですが。
こういう他にない特徴のものはほぼ間違いなく、知識のない素人が作った、修理したなどで、
珍しさで高値を狙うという物もありますが、今回のものはそういうのほど出来が良くないです。
しかし、この銃は特徴として元目当(照門)が火皿より後ろにあり、
古い和銃や南蛮筒(外国製)の特徴です。
目当自体は作り直されている気もしますが。
一枚板の火蓋もヨーロッパ式か古い和銃の特徴ですね。
カラクリは全く分からないです。
裏からネジ2本で固定していたのを、今は鋲も使うように修理されていますが、
和銃だと管打ちになるまでは薩摩筒ぐらいしかネジを使わないですね。
胴金も元はなかったのではないかと思います。
真鍮の部品は少なくとも火蓋以外はオリジナルではなさそうです。


柄が像の彫刻になっていますが、ここだけ飾があって浮いています。
破損して変な形状になったのを彫刻で誤魔化そうとしたなどではないでしょうか。
このようなガラクタな感じなのでヤフオクで5万円しないで落とせたら嬉しいなと思いつつ、
十中八九ガラクタでも、研究用に面白い特徴があるのでいくらまでなら出すべきか悩んでいたところ、
他にもこの変なものを欲しい人が結構いたようで、8万円ほどで落札しました。
安くはないけど無理をせずに済みました。
価値を信じないと骨董品は買えませんが、価値のないものに値段をつけてしまうということもしっかり経験済みです。(笑)


銃身を外してみると、錆だらけで抉れているような部分もありましたが、
根元に右から左に下がる線が三本見えたので、銘があるはずと錆を落とすことにしました。


銘が出てきました。在銘だとどんな銃か知る手掛かりになりますね。

でも、一文字も読めません。
線が錆で消えて足りないからという問題でもなさそうですし、
崩して書いてあるわけでもなさそう。
一文字も読めないどころか部首すらわかりませんし、
場所によっては文字の区切りすら怪しい。
あとは一番上も抉れていますが元は字があったようにも見えますし、
下に関しても錆で凸凹で完全に駄目です。
全くもって解読不能です。
古い字に詳しい人に聞いてみないとダメですね。
実際に手に取っても全体的にちぐはぐで、銘も読めないので謎は深まるばかりです。
まあ、こういうのこそ面白い部分もあるのですが。  

Posted by ラスティネイル at 02:17Comments(0)古式銃

2019年02月16日

四ツ爪チャックを買いました


尾栓を外すときに銃身を固定するために外径250mmで中古の四ツ爪チャックを思い切って買いました。
値段的には1万円ちょっとなので、お高い古式銃を傷めないでメンテナンスしようと思ったときに仕方がない出費ではあるんですが、
重さが30kg近くあるのでなかなか購入に踏み切れずにいました。
外径は無駄に大きな感じですが、貫通穴も58mmあるので、10匁を超える太い銃身でも余裕はあるでしょう。
これで万力を壊してしまう問題も解決です。
今まで計6000円分ぐらいは壊してます。
画像はフリントロックピストルの8角形の銃身を固定しています。
チャック先端は円弧なので、5mm厚のアルミを噛ませています。
銃身が真鍮製なのでそれより柔らかいアルミの必要がありました。
手前のレンチは真鍮板を挟んだプラグ(尾栓)を固定しています。


プラグは問題なく外せました。
真鍮のバレルの鉄のプラグです。
銃身はテーパーもついていますが、そこもアルミの変形で何とか。



バレルもプラグもネジ部は錆びていません。
テーパーネジになっていて、かなり精度良く密着しているようです。
ロンドン製だけあるのでしょうか。
銃身内は真鍮にも関わらず結構錆びているので、撃ったまま放っておいたのでしょうね。

丸い銃身の固定が一番の目的なのですが、そちらはまだ駄目です。
チャックを締めるネジが固すぎて、チャックを動かすので精一杯で、
銃身を押さえる力が弱いのです。
八角形なら押さえる力までかけなくても、変形で広げられなければ問題ないのですが。
中古なのでキリコが噛んでいたり、錆があるのでしょう。
古式銃のメンテナンスの前に、チャックのメンテナンスをしなければならないようです。

こういう作業は合った道具や冶具で行うのが王道で、
道具不足を技術で補うのは次善の策だと考えています。  

Posted by ラスティネイル at 01:04Comments(2)古式銃