2021年12月30日
ロスステアーM1907
旭工房さんのロスステアーM1907を入手しました。
ガレージキットとしては特別安くも高くもない値段でしょうか。
ボルトのみ可動で、手で引いて、離せばバネで戻ります。
まだゲートとかも残っている状態です。
一点でもこういう文字が綺麗に入っていると雰囲気が出ますね。
フレームが少し出っ張ってグリップと噛み合うところなんかも再現されていますね。
グリップの溝はもうちょっと綺麗に余分なゴミみたいな部分を取り除かないと綺麗に見えませんね。
グリップも含めて艶消しの黒一色だとかなり落ち着いた感じに見えますね。
どこから見てもM1907なのですが、届いて手にした瞬間は知っているM1907と違うなと思ってしまいました。
以前入手したガレージキットです。
旭工房さんのを購入すればこれを組み立てなくても何とか満足できるかなと思ったのですが・・・
ガレージキットの樹脂って嫌いなんですよね。
このキットは細かい部品を分割して、熱意をもって作り込んであって、樹脂の収縮分だけ短いような感じなのだけ残念だなと思っていました。
型の合わせ目の問題など複製技術はちょっと低いかもしれないですね。
まあ、ガレージキットってこんなものですね。
旭工房さんのはかなり組みやすいレベルかもしれません。
この二つのキットのどちらの方が寸法が正しいかは難しいですが、
短いと思った持っていたキットよりさらに短く、太いので印象がかなり違います。
サイトが前後とも大きすぎますが、白い方は逆に少し小さいような気もします。
グリップ下部の前方への出っ張りの大きさも違いますが、
実銃の画像を見えても大きく見えたり、小さく見えたり。
個体差なのか、見え方の問題なのか。
フレーム側面の平面部分は銃身中心より上まで広がっているはずですが、中心より下までだとか、
グリップ後部の尻尾の付け根上部が平面部分の下限と合っているかなど、
寸法というより位置関係が違うとかなり目立つような感じはしますね。
尻尾周りの曲面はよくできているのですけども。
細かいことを書きましたが、大体ロスステアーの形をしていれば、他にはないと言えるロスステアーですから、
ロスステアーが好きで欲しい人は迷わずに買って良いと思います。
ガレージキットではありませんが、同じ樹脂で無可動のものとしては、六研に壱番拳銃なんかは素晴らしい出来でしたね。
見た目だけならそこら辺のモデルガンより良いです。
六研信者というわけではなく、六研の鉄トンプソンを見て「なんだ、鋳物じゃないか。」とか思う程度の人間ですけどね。
2021年12月12日
外記流の馬上筒
外記流の馬上筒です。
持ち手のない奇妙なデザインとなっています。
引き金は前の方にある右側面のレバーです。
引き金を引くと火蓋が勝手に開いてから火挟が落ちます。
個人的には槍などに括って使うのではないかと思っています。
その場合は左手操作すると、短筒サイズにも関わらず構える時は通常の火縄銃のように両手で安定して構えられます。
火蓋は自動で開く関係もあって軸が後ろ側の珍しい配置になっています。
バラしても見慣れない構成ですね。
火皿が後ろの方にあり、尾栓は短めのテーパーネジで出来が良いです。
銘は芝辻長右衛門助久のようです。
カルカの穴が四角いのも昔の日本風ですね。
カラクリは上側に火蓋のロック、下側が火挟のロックとなっています。
部品点数が多く、ゼンマイなどもかなり小さく作られています。
見えにくいですが、盗人金の先などは刃金先となっていて鉄が埋め込まれています。
火蓋の動作を動画で撮影してみました。