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2019年02月20日

謎が深まる




変な古式銃を買いました。
改造や修理が繰り返されていて原型がどのようなものだかよくわからず、
カラクリも銃床の外に箱みたいな形状になっている他に見たことがないものです。
長さも元々これだけ短かったのかどうか。
元は火縄銃で雷汞式に改造されたいることはわかるのですが。
こういう他にない特徴のものはほぼ間違いなく、知識のない素人が作った、修理したなどで、
珍しさで高値を狙うという物もありますが、今回のものはそういうのほど出来が良くないです。
しかし、この銃は特徴として元目当(照門)が火皿より後ろにあり、
古い和銃や南蛮筒(外国製)の特徴です。
目当自体は作り直されている気もしますが。
一枚板の火蓋もヨーロッパ式か古い和銃の特徴ですね。
カラクリは全く分からないです。
裏からネジ2本で固定していたのを、今は鋲も使うように修理されていますが、
和銃だと管打ちになるまでは薩摩筒ぐらいしかネジを使わないですね。
胴金も元はなかったのではないかと思います。
真鍮の部品は少なくとも火蓋以外はオリジナルではなさそうです。


柄が像の彫刻になっていますが、ここだけ飾があって浮いています。
破損して変な形状になったのを彫刻で誤魔化そうとしたなどではないでしょうか。
このようなガラクタな感じなのでヤフオクで5万円しないで落とせたら嬉しいなと思いつつ、
十中八九ガラクタでも、研究用に面白い特徴があるのでいくらまでなら出すべきか悩んでいたところ、
他にもこの変なものを欲しい人が結構いたようで、8万円ほどで落札しました。
安くはないけど無理をせずに済みました。
価値を信じないと骨董品は買えませんが、価値のないものに値段をつけてしまうということもしっかり経験済みです。(笑)


銃身を外してみると、錆だらけで抉れているような部分もありましたが、
根元に右から左に下がる線が三本見えたので、銘があるはずと錆を落とすことにしました。


銘が出てきました。在銘だとどんな銃か知る手掛かりになりますね。

でも、一文字も読めません。
線が錆で消えて足りないからという問題でもなさそうですし、
崩して書いてあるわけでもなさそう。
一文字も読めないどころか部首すらわかりませんし、
場所によっては文字の区切りすら怪しい。
あとは一番上も抉れていますが元は字があったようにも見えますし、
下に関しても錆で凸凹で完全に駄目です。
全くもって解読不能です。
古い字に詳しい人に聞いてみないとダメですね。
実際に手に取っても全体的にちぐはぐで、銘も読めないので謎は深まるばかりです。
まあ、こういうのこそ面白い部分もあるのですが。  

Posted by ラスティネイル at 02:17Comments(0)古式銃

2019年02月16日

四ツ爪チャックを買いました


尾栓を外すときに銃身を固定するために外径250mmで中古の四ツ爪チャックを思い切って買いました。
値段的には1万円ちょっとなので、お高い古式銃を傷めないでメンテナンスしようと思ったときに仕方がない出費ではあるんですが、
重さが30kg近くあるのでなかなか購入に踏み切れずにいました。
外径は無駄に大きな感じですが、貫通穴も58mmあるので、10匁を超える太い銃身でも余裕はあるでしょう。
これで万力を壊してしまう問題も解決です。
今まで計6000円分ぐらいは壊してます。
画像はフリントロックピストルの8角形の銃身を固定しています。
チャック先端は円弧なので、5mm厚のアルミを噛ませています。
銃身が真鍮製なのでそれより柔らかいアルミの必要がありました。
手前のレンチは真鍮板を挟んだプラグ(尾栓)を固定しています。


プラグは問題なく外せました。
真鍮のバレルの鉄のプラグです。
銃身はテーパーもついていますが、そこもアルミの変形で何とか。



バレルもプラグもネジ部は錆びていません。
テーパーネジになっていて、かなり精度良く密着しているようです。
ロンドン製だけあるのでしょうか。
銃身内は真鍮にも関わらず結構錆びているので、撃ったまま放っておいたのでしょうね。

丸い銃身の固定が一番の目的なのですが、そちらはまだ駄目です。
チャックを締めるネジが固すぎて、チャックを動かすので精一杯で、
銃身を押さえる力が弱いのです。
八角形なら押さえる力までかけなくても、変形で広げられなければ問題ないのですが。
中古なのでキリコが噛んでいたり、錆があるのでしょう。
古式銃のメンテナンスの前に、チャックのメンテナンスをしなければならないようです。

こういう作業は合った道具や冶具で行うのが王道で、
道具不足を技術で補うのは次善の策だと考えています。  

Posted by ラスティネイル at 01:04Comments(2)カスタム・製作古式銃

2019年02月09日

鉄をインサート


火縄銃の材質を気にするようになって、以前から持っていたものについても調べてみています。
以前に載せたこの火縄銃のカラクリを分解してみました。



見える部品は黒く変色していますが、銅の割合が大きな合金です。
カラクリに限らず、金具系はみんな同じ金属です。
基本真鍮が多い弾き金(火挟のバネ)もそうですね。


しかし、中の部品を見ると動く部品は真鍮製です。



そして、盗人金(シア)と蛭クワエ(セカンドシア)の引っかかる部分を見ると黒くなっている部分があり、
鉄がインサートされています。
ここは摩耗しやすいところですからね。
この銃でも、一番摩耗しやすいところには鉄という考えがあることがわかります。
現代銃でも、銃で一番硬いのはシアかボルトですからね。


当時の金具の名前を説明する絵でも、盗人金の先端と蛭クワエの一部だけ黒くなっています。
さらに、盗人金の先端の名称が刃物先か車留となっています。
ならば鋼(刃金、はがね)で作られているのも納得でしょうか。
本当に単なる鉄でなく鋼だと興味深いですね。
火縄銃は多くが銃身ですら鋼ではなく、炭素量の少ない鉄ですから。
ちなみに、同じ種類の外記カラクリでも鉄の入っていないもの、
盗人金にしか入っていないもなど多くあります。
片側だけはもう片方が余計に減るのでやめて欲しいですね。


余談ですが、押え金(蛭クワエのバネ)は薄板をクランク状に曲げれば済むのに、
この銃はしっかりした台座部分が付いています。
実用性に差があるかはとにかく、手間や技術のかかる加工がなされていると嬉しいです。  

Posted by ラスティネイル at 01:35Comments(0)古式銃

2019年02月07日

ホップ付きのガスセンチメーターマスター


東京マルイの固定ガスのセンチメーターマスターのホップ付きの中古が購入品についてきていたのでレポートします。
まあ、手に入れてからずっと放っておいたのですが、手放す前にどんなものか見てみようかと思いまして。
昔の値段の話ですが、通常のエアコキが1980円、ホップが付いて2980円、固定ガスが3980円となっていて、
1000円アップずつでステップアップできるようになっていて、相当な数が売れたガスガンではないかと思います。
割り箸マガジンで全体的にもリアルでない同種の廉価なガスガンは他社でもほとんど作らなくなっている中で、
マルイ製であることの手軽さからか古臭さを感じさせながらもロングセラー商品だったと思います。
ホップが搭載されると来たときは、やっと一番の欠点が解決されるかと思ったものの、
6980円に値上げされると知ったときは、3000円も上がったら初心者が買いにくいし、
そもそもホップ付けただけで3000円は消費者を舐めているのかと。
今回、たまたま入手したところ、案外良くなっていたので紹介します。


凄いボロボロですが旧バージョンと比較していきます。
画像は左もしくは下側がホップ付きのニューバージョンになるようにしています。



外観上の一番の大きな違いが、コンペンセイターが金属製になりネジ止めになっています。
インナーバレルがアルミから真鍮になり、後退していたのが固定に。
トリガーの引き心地も別物の軽さとスムーズさです。



グリップはラバーコーティングされるようになり割と良い感じですが、
同社のラバーコーティングされた他機種のグリップがベトベトになっているのを見ていると、
時間が経つとどうなるかは不安です。
単純に使っていると剥げてきたりもしますしね。
まあ、そんなに長く使い倒す人ばかりではありませんし、新品時の高級感も大事です。
文字も良くわからないものに変えられていますが、気にする人もいないでしょう。


マガジンは同じく割り箸マガジンです。
ここを買えるのは無理でしょうけど、古さを感じさせますね。


ガス注入口はフレーム底面まで下がって注入しやすくなりました。


中身はこのようになっています。
バレルが後退するのではなく、ノズルが前進するようになっています。
また、ハンマーの前に引き金を引いた時以外はハンマーの前進を阻むパーツができました。
不意にハンマーを押してガスが出てしまうことを防いでいます。


ハンマーをコックしてもノズルは前進しません。
なのでマガジンの抜き差しもできます。


引き金を引くとノズルが前進します。



このノズルは先端の下側が斜めにカットされています。
こういう命中率を高めるための工夫がこの銃にも盛り込まれています。



チャンバーパッキンはお馴染みのですが、一応ホップの強さが調整できるようになっています。
これが初期状態。



無理のない程度で出来るだけ強くした状態です。
ネジを緩めて、パッキンを押すように部品をズラしてネジを締めれば強くできます。
初期設定は最弱のようですし、ホップが弱いという話も聞かないのであまり要らなそうですが。
分解しないと調整ができないので、あまり役に立つように思えず、どのような意図か知りたいところです。



右側が上下して、左側は固定でパッキンを押さえる部品はプラの弾性で下がっていくので、
強くすると右側の方が下がっていくようになります。
実用調整範囲ではあまり問題ないはずです。




一応、ノンホップの旧型です。
チャンバーパッキン自体がバレルに覆いかぶさって取り付けられる、昔はよく見た形状です。
駄目とは言いませんが、ホップ無しとしても現在のものからは劣るのは確かです。
バレルが後退するようになっていて、バレルを戻すための強いスプリングがあります。
引き金の弾き味が悪いわけです。
なお、ゴミが多くて汚い画像で申し訳ないですが、これでも軽く掃除しました。
開けた時はそっと閉じたくなるような状態でしたから。
旧型のグルーピングテストはいいやって思いました。(笑)


グルーピングテストをしようとして唖然としました。
久々にエアガンを撃とうとしたら、サイトピクチャーがまともに維持できないのです。
レストなので安定はしていたのですが、フロントとリアの隙間が一定にできないし、
上辺が揃っているかどうかも怪しい。
元々サイトや隙間が大きいタイプなのもありますが。
また、センター照準が全然できなかったので六時照準にしましたが、
的の黒円が大きいので、クリックはないものの上下調整できるサイトで助かりました。
腕が悪いのは仕方がないので諦めて、5mレストでマルイの0.25g弾で5発ずつ撃ってみました。
左上、右上、左下、右下の順で撃ちました。
それぞれ22mm、28mm、30mm、26mmで平均が26.5mmとなりました。
二回目の上の一発は撃った瞬間にミスで上にいったとわかり、
それを除けば18mmと残念な感じでした。
まあ、二回目をなかったことにして続けても、そんなに上手く撃てないだろうと諦めました。
引き金は非常に撃ちやすくて良かったのですけどね。
銃自体は5mで500円玉を外さない程度の精度がありそうです。
期待以上で非常に優秀。
ちなみに、的は本当は左にもう一つあり三つ繋がっていましたが、
左側は一回はガス切れでやたら下に着弾、もう一回は6発撃って無しになりました。
数ぐらいちゃんと数えたい・・・

値段が上がってはいますが、命中率は文句ないですし、
撃ち味も別物で初心者に勧めてもいいような気がしてきました。
命中率だけなら他の高級品と比べたって勝負ができそうです。
旧バージョンを知っているので、むしろ劇的な変化をしたように感じるのですが、
始めてガスガンを手にするような人はどう感じるのでしょうね。
やっぱり、コストパフォーマンスはマルイにしては悪いでしょうか。
まあ、旧型の全盛だった時代と違って今はどこも割り引いて売っているので、
実売価格ではそこまで上がっていないとも言えます。  

Posted by ラスティネイル at 01:41Comments(2)ガスガン

2019年02月01日

岐阜県の小口径火縄銃




岐阜県の小口径の火縄銃です。
口径が6ミリで全長75センチ、銃身長50センチです。
残念ながら雨覆が欠品です。



6ミリ口径というのはやはり小さいですね。
銃身は八角ですが、よくあるように真ん中がわずかに窪んだ面になっています。


銃身は銃床に側面部が完全に隠れるほど深く入っています。
目釘穴はなく、胴締めで銃身を固定します。


長さだけでなく、全体的に小さいです。
子供用でしょうか。




かなり読みにくいですが、岐阜県 免許銃と銃身と銃床に入っています。
両方の文字はかなり近い感じなので、同じ刻印を使っているのかもしれません。



サイズ比較に載せた田付流の銃身にある免許銃とも同じような字です。
刻印の深いところなども共通です。
岐阜県の文字も両方にありますが別物に見えます。
しかし、どちらの銃も打刻が全然打てていないのは、
刻印の出来が悪かったり、減ったりしてしまっていたのか、担当者が下手だったのか。
まあ、ちゃんと当時物の銃だとわかるという点では助かります。



照門は溝を太く削りすぎてしまったのか、
溝を掘って上から銀の板を差し込み、照門本体より幅の狭い溝が入れられています。
もしかすると銀色であることが目的かもしれませんが。
不思議なのは前後に同様の板が埋め込まれていることです。
現代人からすると後ろの一枚だけでいい気もしますが、前後にあることが重要なのでしょうか。
火縄銃の照門が長さのある筋なのとも関係があるのかもしれません。



照星の上部にも細い溝が入れられていますが、そこまで精密に狙うのはなかなか難しいですね。



用心金の前側は鋲で、後ろは埋め込まれた金属に後ろに差し込む様にして固定されています。
銃床後部の下部が黒檀のような黒い木になっています。
硬い木で補強目的なのか、修理によるものなのか。




カラクリは修理の手が入っていますね。
不格好なコイルスプリングはいかにもやっつけ仕事に見えますが、
真鍮で作られています。
後の時代なら鉄で作るはずですが、いつからのものなのか。
他のバネを付けようもない形状なので、元からなのかもしれません。
地金の後ろの角が大きめに面取りされています。


アリ溝で固定されている火皿が下に傾いていました


火皿を後ろに抜いてみました。


銃身、火皿共に細い火道が開いています。
銃身の穴が大きくて、火皿の穴が狭いと間の圧力が高まって火皿が飛んでいく可能性がありますが、
銃身の穴が十分に小さければ問題ないでしょう。
尾栓はかなり短く小さいです。山も小さいですがテーパーネジになっています。
ピッチが不揃いで手作り感があります。



アリ溝はこのような感じです。


銃身のメネジもしっかりしていますが、有効径が尾栓より結構大きい感じもします。


火皿を真っすぐ差しなおしたら、前よりしっかり固定された感じがします。

出来の悪い部分があったり、でも細かいところで手間をかけて丁寧な仕事をしていたり、
イマイチよくわからない一丁です。
(射的用として)実用品なのかも良くわかりませんが、撃つことを考えていないわけでもないと。  

Posted by ラスティネイル at 01:21Comments(2)古式銃