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2020年03月29日

射撃後の掃除


この前、実射してきた火縄銃は帰ってその日のうちに銃身をお湯と中性洗剤で掃除。
黒色火薬の汚れは水に溶けるのだとか。
掃除を始めると真っ黒い煤の汚れが出てきますね。
乾かした後に尾栓を見ると茶色いような付着物があって汚れは完全に落ちていませんでした。
銃身のネジにも残っているのでしょうね。
そのまま乾燥した部屋に一週間置いておいても錆は生じませんでした。
湿気が無ければただ固体として付着物があるだけで錆は生じないのかもしれませんね。
湿気があって水溶液になるだとか、イオン化するだので錆びさせてしまうのかもしれません。
日本みたいな湿気がなく国はかなり錆びにくいみたいですし。
オイルで空気や水を遮断するとどうなるのでしょうね。
本当に水に溶けやすい付着物はお湯で洗ったときに無くなっていそうですが、
このまま放置したら錆びるのかどうか。
もう、銃身と共に再度洗って落としましたが、この感じだと銃身側のネジの汚れを完全に落とすのは難しそうです。
特に6mmの方は入るブラシが・・・

また、火縄銃を射撃する人たちによると掃除は一日で終わるわけではなく、綺麗してから次の日にパッチを通してもまた汚れが付くから、
射撃後は毎日パッチを通し、それがしばらくすると隔日になり三日に一度になり・・・と掃除の頻度が減らせるということでした。
何だか、一度にちゃんと落とせていない感じですね。
昔の中性洗剤もない時代は掃除がかなり大変だったのかもしれません。

掃除した後に銃身内を覗くと、6mmの銃の方の薬室付近に前はなかった朽ち込みが結構出てきました。
恐らく、元からあった朽ち込みが錆か汚れで塞がっていたものを、その塞いでいたものごと磨いて丸い穴になっていたのでしょう。
それが射撃の衝撃で剥がれたと。
そのままでも射撃はできるのでしょうが、命中率は多少悪くなりそうですし、汚れが残りやすいと錆の原因になりますね。
ちなみに昔から、錆びた銃身は鉄の弾を撃ったり、表面を凸凹にした弾を撃ったり、砂利を詰めて撃ったりなどで錆が取れるなんて話があるぐらいですから割と扱いはいい加減なものです。
現代銃は銃身に引っかかりがあるとすぐに銃身が破裂するような扱いですが。
何にしろ朽ち込みが無い平滑な銃身が良いのですが、そうなるように磨くと口径が6.5mmを超えてしまいそうです。
銃の機能としては8mmぐらいまで行けそうなほど丈夫な感じですが、口径が小さい珍しさも資料性や価値があるので、
それを大きくしていってしまうのは勿体ないですね。

海外ではブラックパウダー専用のソルベントや、銃身に泡を注入して、しばらくしてパッチで拭き取るのを汚れがパッチにつかなくなるまで数回行うだけという商品もあります。
汚れを簡単に溶かしてくれるなら、ネジも火穴も朽ち込みもしっかり汚れを除去してくれそうですね。
何回も擦って掃除してると銃身も摩耗しますから、それをせずに済むのは良いことです。
日本じゃ撃ってないでしょうからアメリカから個人輸入できないか考えていますが、
こういう洗剤のようなものって個人輸入で通関できるのか怪しいので勉強中です。
銃に良く、手間がかからないなら使わない手はないのですけどね。
他にもパッチに塗る油、尾栓に塗るグリスなんかも売ってます。
そしてアメリカの通販サイトだと安いんですよね。
日本だと銃専用のものはかなり割高になりますが、日用品と変わらないような価格。
扱われている流通量が違うというか、本当に日用品扱いなのかですね。

銃床も汚れていたので水拭きしました。
火挟なんかもかなり汚れていたので洗剤で掃除。
しっかり手入れをすれば半永久的に使えるなんて言いますが、それでも状態としては傷んでいきますね。
あんまり資料性の高い銃や外観の立派な銃は射撃に使わない方がいいかもしれません。
飾りの彫刻があると掃除が大変になっていきます。
堺筒なんて撃ったら掃除が大変でしょうね。


ついでに、3Dプリンタで作った(火薬を入れた)試験管台、黒色火薬1gと2gの軽量カップ、6mmの銃身に差し込める漏斗です。
模型の部品を作るより、こういう大雑把で良くて、強度も要らない実用品を作る方がずっと向いている感じがします。
そんなものがしょっちゅうあるわけでもないですけどね。  

Posted by ラスティネイル at 01:21Comments(0)古式銃

2020年03月22日

実射してきました。


更新をサボりながらも火縄銃の整備をし、先週の土曜日に千葉県総合スポーツセンターで実射してきました。
日本前装銃射撃連盟の正会員(一人で練習できる)になるための試験です。
銃は銃身内径10.8mmの国友筒で10mmの弾をパッチ(木綿)で包んで撃つものと、
銃身内径6mmの仙台筒で5.5mmの弾をパッチで撃つものを用意していきました。
初めて銃を撃つなら22口径相当の5.5mmは撃ちやすそうですが、
火縄銃としては口径が小さすぎて装填などの扱いが難しすぎるかもしれないので10mmも用意。
実射は初めてでの試験ですが、毎晩10分ぐらい構えて狙う練習をしました。



火縄銃の照準は狭くて低い線のような溝の照門が多く、
照星がほとんど見えないためサイトのシルエットで狙うのは難しいです。
今回の2丁は照星に銀があるため、照門の中で照星が光ってるように狙うことができます。


カメラを目の位置にして撮影するとこんな感じです。
照門の上辺の一部に銀色に光っているところが見えるでしょうか。
目が良くはないですし、小さすぎて碌に見えやしない中で、この光だけが頼りです。
しかしながら、千葉県総合スポーツセンターは屋外射撃場ですが射座にはしっかり屋根が付いていて、
逆光のためサイトのシルエットがはっきり見えるようになっています。
つまり、照準は真っ暗になり星が消えました。
照星が光らない状態での練習が必要でしたね。
それでも的の外や的の白いところやを狙っている分には凄く見やすいのですが、
的の真ん中の黒いところを狙おうとすると照星が見えなくなります。
照明の少ない屋根が凄く邪魔です。
まあ、雨が降っていてので屋根がなかったら射撃できていませんが。
どんなに頑張っても見えないものは仕方が無いです。
対処方法として的の外で正しいサイトピクチャーになるようにして、
そのまま的の中央に銃を向けて照門の溝があったであろう位置と的を合わせて撃つことにしました。
流石にトイガンでの経験は長いのでそれぐらいの応用は気負わずにできました、実際に狙いが合っているかはとにかく。
6mm口径の方は照準があまりに小さいので10mm口径の方にしました。
弾の重さは6gで火薬は2g装填です。
火薬は弾の重さの1/3という目安ですね。

初めての実射の一発目の感想は、10mmならリコイルもこんなもんかって感じですね。
拳銃ぐらいの威力で長物の重さなので、肩付けできなくても手から離れるとかそういうことはなかったです。
ただ、銃身はしっかり跳ね上がりますね。
後ろに押されることよりも、銃身が上に向いてしまうことの方が気になります。
また、ガスブロのような衝撃のあるリコイルではなく、時間をかけて押される感じですね。
もちろん、一瞬ではあるんですが、弾を押し出してるってわかるような感触です。
狙って撃つという動作はエアガンと同じですが、飛んでいく弾は見えないです。


50m先の一辺80cm、黒い丸が直径40cm程度の的を撃ち、一発目は左下の6点に入りました。
画像は見にくくて、雨に濡れて水が溜まっているところが光ってわかりずらいですが。
端の方は画鋲を付けていて破れた穴です。
初めてでも的にぐらい入るものですね。
二発目は不発・・・口薬を盛り直しても不発。
火道が詰まって塞がってしまいました。
この銃の火道は直角に曲がっていて掃除が困難なので、6mm口径の方で射撃してみるとこに。
1gの弾に0.6gの火薬にしました。
火薬は0.3gのつもりでしたが、連盟の方の1gぐらい入れないと届かないだろうという話と、
いきなり多くの火薬を入れたくないという間を取って0.6gです。
1発目を撃つときに引き金を引いた時に銃が思いっきり左に揺れました。
軽い銃は安定しにくいのと、慣れない実射で変な力が入ったのかもしれませんね。
リコイルは10mmよりずっと軽いですが、やはり無いわけではなく、わずかに跳ねます。
的紙の左端、下から1/4ぐらいのところに着弾。
左右は撃った瞬間に把握していた位置と同じなので弾の飛び方は問題ないはず、
下に着弾しているので3段階の照門を一段回上げてもう一発。
今度は満足な射撃ができて、下側の6点の部分、6の数字の左側に着弾。
上下も少し上がっているので順当な着弾点です。
照門をもう一段回上げて、それ以上は上がらないので狙点ももう少し上げて3発目・・・不発。
どうしたものかというところで、最初の10mm口径の火道を通す出来ることができたので、
そちらで射撃再開です。
実は射撃中は銃身をクリーニングする気が無くて普通のカルカしか持って行かなかったのですが、
一発ずつクリーニングした方が良いのことで、クリーニングロッドをお借りしていました。
6mmは小口径すぎてクリーニングロッドが無いので10mmの方にと。

再開した後は撃てていたのがまた不発が続くようになり、火道は通っているのにどうしてだろうと。
口薬はパッとしっかり燃えているのが見えているのですけど。
結論として、火挟が外側に寄りすぎているということでした。


火挟の落ちる前と後の画像です。
口薬だけ燃えてしまう理由ですが、火道は下に行ってから横に向いて銃身内に続いているので、
爆風は普通だと上に逃げて下の方に行かないのではないかと思います。
火縄で火穴の上が押さえられると、逃げ場のない爆風が下の方にも行くようになると。
火挟をその場でペンチなどで修正するのはリスクがあるので、
火縄を左に曲げて癖をつけた状態にすることで正常に射撃ができるようになりました。

初めて撃つ銃なので着弾を見ながら狙いを修正したいところでしたが、
弾が散って良くわからず。
ただ、下の方に当たっていたので13発撃つ最後の3発は上の方を狙うと、上側の7点に2発当たったので上過ぎたのかもしれません。

今回の不発の多さは銃や操作が重要な古式銃の洗礼を受けた感じですね。
撃つこと自体、色々と教えていただきながらでないと満足にできなかったぐらいで、
弾を入れて引き金を引けば弾が出る現代銃とは違います。
現代銃を撃ったことはありませんが・・・
しかし、初めての射撃で50mで13発中12発が80cm角の的紙に入ったので、火縄銃の実用射程は50mぐらい余裕でありそうですね。
左右に関しては9発が40センチの黒丸の範囲に入り、黒丸には7発。
これらは人には当たるでしょうね。
まあ、合戦で使うような口径の火縄銃はもっと当てにくい可能性はありますか。
とりあえず、試験に合格したので、今後は一人で練習することができます。
近くの射撃場で練習するために火薬の消費許可を取らなくては。
今回だけでも非常に良い経験でしたが、まともに撃てるようになるまで先が長そうです。  

Posted by ラスティネイル at 02:35Comments(6)古式銃