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ラスティネイル
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2018年11月23日

研究用に


研究用に火縄銃を一丁購入しました。
備前筒ですね。
そんなに高くない割に状態もそこそこいいので半分はコレクション目的と思いつつ。

しかし、宅配便で届くと銃床後部に問題が。

パテが剥がれてボロボロに。
そもそも、傷んだ部分をパテで盛ってあったんですね。
色が濃いものの木のように見えてるので、木が崩れてパテが見えてるような不気味な感じです。
銃床のパテ盛りはここだけでないかもしれませんね。
コレクション用としては一気に価値が落ちますね。
銃は道具と考えるなら、木片を繋いで形を整えないと。
この銃のようになっているのがいいですね。
せめて同じパテでも木部の補修用のもっと柔軟性のあるものなら崩れなかったのでしょうに。

売り主の方もパテのことは知らず、出品時の状態も保ててなかったということで、
3割ほど値引いてもらったので研究用にと割り切ってそのまま買いました。
木部の修理までするかは怪しいです。


実は木部以外も色が塗られて、状態が良いように見せかけれていました。
銃身やカラクリも塗られ、カラクリは黒く塗られているのが剥がれかけていました。

カラクリの地金の塗料を剥がしていくと、一部が銀合金であるとわかります。
基本的に金属部品は鉄なんですけどね。

地金は火挟があたるところや、火蓋や雨覆なども銀合金が貼られています。
メッキではなく薄い板が貼ってる感じですね。
装飾ではなく、機能的な目的で貼られているようなのが面白いところです。  

Posted by ラスティネイル at 01:13Comments(2)古式銃

2018年11月18日

007の文庫本


部屋の整理をしていたら007の文庫本が出てきました。
元々は父のもので一度は読みましたが、
映画との関連はあんまりない感じですね。
ヒロイン視点が非常に多いです。


こちらは読んでみることもしませんでした。
ドラマは見たことがありますが、今の視点で見るとどうしても残念な感じです。
ショートリコイルの銃身にフォアエンドを着けちゃ駄目だよなぁとかどうでもいいことまで思ってしまいます。  

Posted by ラスティネイル at 01:02Comments(0)

2018年11月02日

古式銃の楽しみ


しばらく前に買ったスプリングフィールド銃です。
ストックが猟銃用にハーフストックになっていて、リアサイトが固定です。


猟銃になっていても、エンフィールド銃とは形が違うのがわかりますね。
ニップル取付部の穴をネジで塞いでるのも特徴です。
残念ながらハンマースクリューが折れています。
ロックのプレートにはUSとその下にTRENTONと入っていて、後ろには1863とあります。
中心付近にも何か絵があるのがわかります。
この画像は割と見えますが、肉眼ではあるかわからないぐらいでした。


光を当てて銃身内を覗いてみると、錆が酷くてよくわかりません。
古式銃は錆でライフリングがなくなっているようなのが多いですが、
慣れてくるとライフリングが残っているかわかるようになってきます。



真鍮ブラシでプレートの錆を落としていくと鷲の絵がしっかり出てきました。
脚には矢を持っていますね。
この絵があるとスプリングフィールドらしさが出ますね。
丁寧に錆を落としていくと鉄の地や刻印、象嵌などが出てくるのが古式銃の手入れの楽しみです。
ヤスリで錆を落としていくようなのは台無しにしてしまうので駄目です。


プラグ(尾栓)も外してみました。
ネジがしっかりしていて、楽に外せました。
緩いわけではないですけどね。


洋式銃は基本的に前からしか掃除もしないので、
プラグの前面の円周上に汚れが固まっています。


突くと一部が崩れました。


バレル後部もブラシで磨くと鷲の頭とVPの文字が出てきましたが、
ちょっとわかりずらいでしょうか。


銃身内もブラシで磨くとライフリングがわかりやすく出てきます。
スプリングフィールドライフルの特徴と言える三条のライフリングです。
エンフィールド銃も三条のが多々ありますけどね。

銃の状態が正確に把握できる程度までメンテナンスをするととりあえず満足です。
  

Posted by ラスティネイル at 01:33Comments(2)古式銃