2024年05月28日
贅沢をする機種
なんとなく並べて撮ってみました。
部品を交換するカスタムをしないのであまりお金をかけることは無いのですが、
欲しいものがあれば多少高くても買ってしまう機種がいくつかあります。
G3、P7、M712、M1100、M11など。
ガバ、M92、グロック、M4なんかも何丁でも買ったりカスタムする人がいますが、
それが自分の場合はこれらの機種なのでしょう。
とはいえ、そんなにカスタム幅も無いので極端に増えたりはしないのですが。
好きだけど一丁のノーマルで満足してしまう銃なんかもありますしね。
2024年05月26日
銅合金の短筒
銅合金(砲金?)の銃身の短筒です。
火縄銃から管打ち銃に改造されています。
つまり実用されていた短筒ですね。
これでも短筒としては小さめのサイズです。
銃身も割と細身で、銅合金だから強度確保のために肉厚とかいうこともないようです。
火皿を切り落として、ニップル(火門)が取り付けてあります。
火道を塞いだ部分が黒っぽく丸く見えていますね。
鉄製の銃身ならニップルを付けるために鍛接で盛って土台を作るのですが、
そうはいかない材料なので肉厚を稼げる上の方に直接ネジを切って、必要なだけ座繰ってあります。
ニップル周りだけ錆びているのは実際に撃っていた火薬の影響でしょうね。
ニップルが上に来ているので狙う際に非常に邪魔です。
キャップ(中身無し)を取り付けて狙ってみました。
フロントサイトがわかりやすいようにリアサイトより少しだけ上にはみ出させましたがわかりますでしょうか。
もうちょっとわかりやすいようにリアサイトの溝に赤い線を入れました。
まあ、ニップルに邪魔されなくても小さくて見にくいんですけどね。
カラクリは管打ちにするのに鉄製のものに交換されています。
おそらく、元は真鍮製のカラクリだったのでしょう。
カラクリの地板ももしかしたら当初より大きなものになっているかもしれません。
引き金も鉄製のものに交換したようです。
引き金の軸も少しズラして新設されています。
カラクリはネジ一本で固定されています。
ネジの頭の形もしっかりしていますね。
フロントサイトは前後で何かを挟めそうなあまり見ない形ですね。
肉が薄めの銃身。
中は表面は腐食していますが、深い錆びや大きな出っ張りも無く、
引っかからない感じなのでそのまま射撃できそうな状態です。
ここは錆に強い銅合金の良さですね。
芝引き金(銃尾の補強)も良く見る菱形ではなく扇状になっています。
銃床自体が尖っていませんしね。
銃身に対して大きめの立派な尾栓です。
以前に上手く外せなかった人がいたのか形は崩れていますけど。
筌サシは後から付けているようです。
鋳造なら最初から出っ張らせておけば良さそうなものですが、
銃床の穴に合わせて溝を入れた後に輪を付けているのかもしれません。
尾栓のネジは精度がイマイチ。
ニップルの方はしっかりしていますね。
ニップルはこれ用に作ったのか、一般流通品かわかりませんけど。
こうやってネジ穴から見ても銃身が薄い感じがしますね。
ニップル用のメネジもしっかりしています。
尾栓用のメネジもしっかりしています。
銃身のメネジの精度が悪い銃ってあまり見ないですけどね。
オネジより手間や時間はかかりそうですが、技術的にはそんなに難しくないのかもしれません。
カラクリはメインスプリングとシアスプリングが兼用のタイプです。
これはかなり作りが良いです。
火縄銃の管打ち銃への改造は技術不足が感じられるものが多い中で、
かなり立派というか、実用できるレベルです。
地板などは内側もかなり錆びている状態でしたが、
重要な部品は焼きが入っているからか錆が少なかったです。
特に錆びると折れるスプリングが綺麗なのが良いですね。
小ねじ類も作りが良いですし、右のはテンパーカラーが見えるので焼入れしているのでしょうか。
日本製の小ねじらしくテーパーネジになっています。
ネジ穴もテーパーになっているので正しい方向ではネジが入りきりますが、
逆からだと一山だけ入る状態です。
メネジを切るのはネジをねじ込んだだけとかでもおかしくない感じがします。
テーパーネジだと喰いつき代わりになってそれがしやすいですからね。
ハンマー軸とハンマーもガタ無く取りつけられます。
最初はすぐに抜けないぐらいでした。
ハンマー用のネジはテーパーではないです。
ネジの長さとネジ穴の深さがピッタリ同じで、現代だと苦労する仕様です。
穴の奥までしっかりネジになっていますしね。
軸の周りに薄っすら四角いのが見えるので、軸は別部品を圧入でしょうか。
このカラクリは鉄の素材も、加工も、焼入れも良いので非常にレベルが高いです。
火縄銃としてもそれなりに上手い人が作ったと思いますが、
管打ちに改造した人は更に上手ですね。
火縄から管打ちに改造されていると基本的に残念な状態なので、
銃身が普通に鉄だったら避けていましたが、当時の中でも高い技術を見れるとなれば悪くないです。
ところで、銃床の尾栓が入る部分にカラクリが入り込んできているせいで、
銃身がわずかに後ろにぴったりつかないのですが・・・
これは尾栓切り欠きを付けてる個体も見かけるぐらいで、
ほんのわずかに削れば解決するものの、手を加えてしまうのもなぁと。
2024年05月25日
余分に
この絵が欲しくて版画?の薄い小冊子を4冊入手したつもりだったんですよね。
文章でも火縄銃に関する記述があったのが少しお得でした。
でもこんなに立派なものだとは思っていませんでした。
和泉名所図会。
一枚の絵のためにこんなに場所を取るのはちょっと辛い。
2024年05月23日
お座敷用に
マルイのVSR-10のGスペックってサイレンサーも付いていて静かなのでお座敷用にも良いかもしれない。
まあ、どんな銃でもお座敷でしか使わないのですけどね。
同社のショートズームスコープとセットで凄くそれっぽいと言うのは悪趣味でしょうか。
マウントリングを付けられる範囲が狭いので前後位置の調整幅も少ないです。
マルイの光学機器は出来もコスパもイマイチですが、3ヤードからピントが合うのはエアガン用には良いです。
2024年05月21日
リボルバーにサイレンサー
本棚で昔買った本を見て少し読んでみる。
表紙にはサイレンサー付きのリボルバーでシリンダーまで覆われている銃の写真があります。
シリンダーギャップもあるリボルバーはここまでしないといけない。
オートマチックはサイレンサーだけで音が静かになりますが、スライドロックで手動にした方がさらに静かだと。
もしや、スライドロック並みに静かで連射のできるリボルバーは強いのでは。
エアガンで言うと固定スライドのサイレンサーみたいに。
ガス圧作動で穴を塞ぐサイレンサーなんかも載っていて面白いです。
Posted by ラスティネイル at
00:03
│Comments(2)
2024年05月19日
海外製に迫る
久々にしっかり鉄砲の整備です。
何年ぶりなのかわからないやつです。
和製の短筒ですが不人気な管打ちだから値が上がらないと思いきや、銃身が砲金製だからか安くは済まなかったです。
砲金だと実用品なのか、単に珍しいもが欲しかったのかわからないものが少なくありませんが、
管打ちに換装するぐらいなら実用品だろうというのも入手した理由の一つ。
砲金は錆びないのでネジ類は外しやすいかと思いきや、尾栓は以前に誰かが外そうとして四角い頭の角が丸くなっていて・・・。
現代のネジも舐めたものが外しにくいように、元々固いのがさらに頭が駄目だと厳しいかとも思いましたが何とか。
ニップルも四角穴のレンチを軽く叩いて入れるぐらいので外せました。
尾栓のネジはそんなに良くはないですね。
先端の方が太くて、形状的にもしっかり役目を果たしそうですが、根元の方はイマイチ。
実用上は問題なく、もっと悪いのも沢山あるものの、観賞用には向かないですね。
銃身のメネジの方はなかなかしっかりできていますね。
ニップルはどちらのネジも良い感じです。
尾栓の人とは違うでしょうね。
鉄製のカラクリの地板が錆びて膨張して、銃床の木が捲れてきていたので早めに錆を取らなきゃと作業したのがメインでした。
基本的に銃身をいじっている方が楽しいのですけどね。
縁の錆が出っ張っているのがわかりますでしょうか。
中もしっかり錆びていました。
特に地板ですね。
というか、他は案外錆びていないというか、海外製に近い雰囲気のバネを見ただけで出来が良い感じが。
全部バラして軽く錆取り。
ネジも普通に外せて分解が楽でした。
バネはあまり錆びずに元の黒色が残っていますね。
焼きもちゃんと入っているのでしょう。
和式の管打ちのカラクリは出来が悪くて見ていて残念な気持ちになるものが多いのです、
これは出来が良くて手入れも楽しい鉄砲でした。
もし、この技術で洋式タイプのカラクリだったら、
ネジを外してネジ山の形状を見ないと和製だと簡単にはわからないレベルです。
期待していなかった部分でも満足できました。
2024年05月04日
P1S
3DプリンターのP1Sを買ってみました。
人様のデータを以前に購入させていただいたものですが、
どんな大きさか知りたかったウェブリーの主要部品でテストプリント。
強度も要らないので中はスカスカです。
弾が大きいから銃も大きいですが、薄くて華奢な感じはしますね。
設定も何もいじらずに5時間半で出来ました。
夢のような3Dプリンターですね。
0.2mmノズルも買っといてあります。
2024年05月03日
とりあえず、やっておく
銃身を外したついでにバンドの内側の錆取りをしました。
綺麗にするというよりは錆でバンドがきつくなったり、出っ張った部分で銃床を削らないように。
最初に外した時にしておけば、二回目は外すのが楽になったりします。