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2025年04月22日

軍用銃はフルストック

軍用銃はフルストック
古い銃だとフルストック(銃身先端付近まで延びたストック)だと軍用銃らしさを感じますよね。
日本の火縄銃も基本的にフルストック、
逆に散弾銃だとフルストックは見かけず、軍用銃を猟銃化したときもストックを短くして軽量化されたいたりします。
では、重いし作るのも大変なフルストックがなぜ要るのか。

軍用銃はフルストック
火縄銃とか前装銃だと装填するときに立てた上の方、つまり銃身の先の方を持つのが自然です。
当然、持ち手として木部で太くしてあった方が掴みやすいです。
そして、戦闘で使うときは連続で撃つことになるので、前装銃の装填速度でも銃身が熱くなっていきます。
そうすると鉄部が熱くて触れなくなるので、熱が伝わりにくい木部が必要になってきます。
その点、猟銃の場合は外せば獲物が逃げてしまうので、当てた獲物が生きている場合の止め刺しぐらいしかすぐにまた射撃することは無いでしょう。
そうすると散弾銃なんかはスイングさせる分だけ余分な重さは無くしたいでしょうし、散弾銃は銃身が長い場合が多いので、余計に重かったり作るのが大変になるのでしょう。

軍用銃はフルストック
後装銃になるとフルストックが要らなくなるのかというと、装填には要りませんが銃剣を使うときの持ち手として木部が必要だったりします。
軍用銃は着剣ラグと構えるための持ち手が必要になるわけです。
現代銃だと着剣はできるけど、ものすごく使いづらそうに見える銃もありますよね。



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Posted by ラスティネイル at 23:37│Comments(2)古式銃古式銃(コラム)
この記事へのコメント
猟銃と軍用銃の大きな差異の一つでしょうね。
着剣装置やフラッシュハイダーと共に。
白兵戦で棍棒のように使うためにも木部が多い方が都合が良かったように思います。

昨今はこのタイプのライフルはもう製造されていないでしょう。
豊和で製造された儀仗銃くらいで。
Posted by 都内在住 at 2025年04月23日 16:49
どのようにも持てるというのは軍用銃ではメリットになりますよね。
全体的に木部は太くて丈夫だったり。

儀仗銃は確かに見た目としてもハンドリング的にもフルストックが良いですね。
Posted by ラスティネイルラスティネイル at 2025年04月23日 19:51
 
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