2024年10月27日
東京マルイのシューティングレーザーガン
以前から気になっていたものを入手しました。
東京マルイのシューティングレーザーガン。
本体より箱のインパクトの方が強い気がします。
誰かに似ている気もしますが、気のせいでしょう。
現在は箱で製品のイメージをという製品が多いですが、
昔はもうちょっとストーリー寄りのものがあった気がしますね。
ターゲットに命中するごとに発光しながら6種類のエキサイティングなサウンドを順番に出し、
7回目の命中で6種類のサウンドを同時に出す。
エキサイティングなサウンドと言えば、東京マルイのお得意のやつですね。
本体、的、的を体に括りつけて撃ち合うためのバンドが付属です。
箱の御方も胸に着けていますね。
何というか、昔良く見たようなデザインです。
サイトは長い溝だけ。
四角い銃口の中に赤外線のレンズが見えます。
そう、レーザーではございません。
電池は互い違いに入れるのに、バネは両方下から。
電池を入れるとずっと発射音が・・・
バラしたら直りました。
トリガーはスイッチではなく、トリガーに付いたワイヤーが基盤のワイヤーに当たるかどうか。
3980円にしては中身が無いような、こんなもんなのか。
でも、的が壊れていて直せませんでした。
6種類のエキサイティングなサウンドは残念ながら聞けません。
左上が受光部で、真ん中には当たれば光るであろうEDが並んでいます。
無駄に大きさが大きいです。
本体だけでも音が鳴ります。
サイト部分で赤いパイロットランプが、銃口からだとカメラが赤外線を紫色に捉えていますね。
2024年10月05日
スナイドル銃
スナイドル銃です。
ちゃんとフルサイズを載せるのは初めてですね。
この個体は木部が凄く黒いです。
リアスイベルはオリジナルではありませんし、ラムロッドもありませんけど、スナイドル銃は人気があって状態が良いと高いので・・・
ラムロッドはエンフィールド銃から借りて撮影も考えましたが、元のラムロッドが細かった個体のようで他のが差さりませんでした。
この銃は1868と王冠マークがあります。
ブリーチを開けるにはハーフコックにする必要があります。
トリガーメカはエンフィールド銃と同じですね。
タング(元プラグ、尾栓)とバレルの間には位相合わせのマークに合わせて、丸の中に本の刻印があります。
日本軍の刻印で・・・本営とかそういう意味だったような気もしますが忘れました。
左側の取っ手を持ち上げると開きます。
ブリーチ後ろに窪み、フレーム後ろにプランジャーがあるので勝手には開きません。
衝撃程度ではもちろん、押したり引っかかっても簡単に開く感じではないですね。
改良されてロックがつくようになりますが、これも操作のしやすさとか、
構造が簡単なことによる壊れにくさ(確実性)という点で自分は好きですけどね。
ブリーチ後ろには89だか何かの刻印があります。
ブリーチ下側には15と55の刻印があります。
ブリーチを後ろに引くとエキストラクターが後退します。
やはり薬莢が張りついたりはするのでしょうね。
ファイアリングピンは慣性式などではなく、押した分だけ出てきます。
結構長く出てきますね。
たまに引っ込まなくなるとブリーチも開けられなくなった個体を見ます。
左から見るとブリーチはフレーム(銃身)に沿った丸い形で、取手だけ出っ張っているのがわかります。
後から銃身に取り付けられた、ブリーチの軸を取り付けるためのリング状の部品やブリーチにもプルーフマークがあります。
銃身も後部にあったプルーフマークがリングより前に打ち直されているのでしょうか。
エンフィールド銃でのプルーフマークの位置です。
フロントサイトはエンフィールド銃と同様に小ぶり。
着剣ラグにも番号が打たれていて、銃剣と対応するようになっています。
リアサイトはラダー式ですが、一番上にもV溝があり、1250ヤードまでとなっています。
リアサイトは板バネのテンションがかかっており、勝手に起きたり倒れたりはしません。
板バネはアリ溝で差し込まれ、抜けないようにネジがついています。
リアサイト自体の銃身への固定はロウ付けです。
バンドはネジで締めるようになっていて、ネジの先はリングが付いているので、緩んでもネジが抜けて紛失ということはありません。
エンフィールド銃と比較。
このエンフィールド銃は木部が逆に白っぽい。
多少の差はありますが、基本的には同じような形です。
銃身後部が後装式なっている以外は同じですが、根本的に違うも言えます。
スナイドル銃のハンマーの先はちょっと短めで、下までは向かないようになっています。
木部の両サイドの平らな部分の後方が違っている銃と丸まっている銃は雰囲気がちょっと違いますね。
上から見るとエンフィールド銃はオフセットされたハンマーが素直に前後するように見えますが、
スナイドル銃は曲げたり捻じったり中心に向けられています。
リアサイトは同じようなものですが、銃身がブローチ分だけちょっと短くなっているのは無視できるのでしょうね。
スナイドル銃よりエンフィールド銃の方が不発に強いとか、火薬量を増減できるなんて言う人もいます。
エンフィールド銃も一応ペーパーカートリッジ式ですし、距離に合わせての照尺が付いていますし、
ライフリングや弾丸のスカートの広がり方の都合もあり、火薬量の調整なんてする人は逆に使いこなれせていないのではないかなとも。
不発は確かにエンフィールド銃の方が強い可能性がありますが、不発弾をすぐに抜けるのはスナイドル銃なんですよね。
二つのバンドと銃身後部のネジを外すと銃身が分離できます。
バンドに隠れていた部分や裏側の空気に触れていなかったところには当時のブルーが残っていたりも。
72とか83とか55、57、1と色々番号を打ち放題。
WTの刻印もあります。
ニップルみたいな部品を取れば、ファイアリングピンとバネが抜けます。結構細いです。
ブリーチ軸の抜け止めのネジは根元がネジで先がピンになっています。
ピン形状の部分で力を受けた方が良いのは確かですが、細いですね。
ブリーチ軸は爪が引っかけやすいような溝があります。
ブリーチ軸を抜けばブリーチも外せます。
ブリーチを前に押しているバネは薄いテレスコピックカバーがついていて、なかなか作るのが大変そうです。
板状のエキストラクターを引張るためにネジになっている円筒の後ろのフランジがブリーチに引っかかるようになっています。
これも作るのは面倒そう。
あと、エキストラクター側に円筒が付いていた方が丈夫そうな気がしますね。
タングも外したらおおよそスナイドル的な部分は分解完了です。
プランジャーも外したいところでしたが、カシメたようになっていたので諦めました。
前は分解できたのもありましたけどね。
ちなみに、ネジ部はエンフィールド銃の時より細くなっています。
バレルをフレームにするのに、弾丸より太いリム付きの薬莢が通るように後ろから削っているので、それを塞ぐために太いネジになっているのです。
そんな加工のため、フレーム後部は元々が薬室だったとは思えぬほどに薄くなって、しかも上半分が開いています。
また、プラグ(尾栓)からタングになった部品は発射の圧力ブリーチが受けてくれるから、過酷な荷重から解放されたかのように見えますが、
実はブリーチの後退を受け止めるのはタングの前側であるネジ部なのです。
後ろ方向は軸周りで固定されていませんからね。
更に言うと、薄くなって大きく上側が開いたフレームが力を受けるわけですから、
強度的に不安と言いますか、変形して壊れたり、開閉が上手くいかなくなってもおかしくないわけです。
ブリーチ軸は本来は力が加わらないので変形とは無縁のはず。
ちなみに、この個体は加工が下手で、開口部の右後ろのRが強く当たっています。
この画像の真ん中部分で、ブローチと開口部の角のRが当たっているのがわかるでしょうか。
ブリーチ後ろの平らな部分はちゃんと当たっていないし、発射の圧力で上から見て反時計回りに力が加わります。
おそらく、ブリーチ軸にも。
角の強く当たったところが銀色に光っています。
フレーム側は内側に盛り上がってすらいます。
加工が下手だったり、理屈のわかっていない人間に作られると本来の機能や耐久性が発揮できないわけです。
いきなり壊れたりはしないのでしょうけど。
本来力を受けるべきところには受けた形跡がない・・・
ここの加工も結構大変そうですね。
ブリーチも複雑。
スナイドル銃への改造が簡単って本当かなとさえ思いますね。
和製のアルビニー式の方が数倍簡単に作られています。
本家のハンマーと連動した閉鎖機構は大変でしょうけど。
5条のライフリング。
全て山が片側2段みたいになってしまていますね。
この銃だけなら、弾丸のライフルマークでこの銃だと凄くわかりやすそうです。
スロートはゼロで最初からライフリングが始まってます。
後装銃のメリットを活かせていないというのがわかる点ですね。
ストックのブリーチ用バンドが収まるところにも55の刻印が。
それぞれの加工者が合わせで番号入れていくから、やたら番号の刻印が増えるのでしょうね。
こっちには83と17。
若干、スナイドル銃の紹介か、加工ミスの紹介かわからなくなっている気もしますが、以上です。
2024年09月21日
C96の模型
中国製の模型のC96を組み立てたのでインプレを。
CAD図を利用したようなデザインの箱。
14歳以上用?とは対象年齢が高いですね。
シリアルナンバー190702となっています。
わざわざ書いてあるということは一つの実銃をモデルにしたのでしょうか。
実銃もバリエーションで仕様が全然違いますからね。
写っていませんがマイナスドライバーも付属。
ネジはすでに組み立ててありましたが、ファイアリングピンを回すのにも使用できます。
グリップやカートに合わせて内部パーツの一部がブラウンです。
全部樹脂ですが、接着剤要らずの一体成型で下手に金属のモデルガン部品よりリアルな形状になっています。
パーティングラインやエジェクターピンの痕は派手にあります。
場所によっては段差もあります。
全般的に細かな梨地なので、それらを消そうと思うと全体を仕上げ直さないと見た目が良くなりそうにないです・
外観は・・・モーゼルですね。
良く出来ているとは思いますが、形状は好みも含めてあるのでしょう。
ちょっと外観の話までするのは難しいです。
モーゼルのロゴマークが無いのは寂しいですが、シリアル番号が目立っていますね。
エルエス製とマルシンのM712と共に。
基本的に手前を今回の模型で画像を撮っています。
他よりちょっとバレルが短いです。
バレルの細長い印象が少し控えめになりますね。
C96らしいマガジンの底。
MGCのC96はうちはカービンしかないので。
まあ、MGCやハドソンと比べるとずっとリアルですよ。
銃口はライフリングが無いです。
穴は8mmと若干大きいので、違和感があるような、無いような微妙なところ。
グリップもネジも安っぽい。
仕方がないですね。
安くはないけど、高級品でもない。
発売しただけでも立派に思えます。
ハンマーやセフティはパーティングラインが目立たず良い感じです。
滑り止めにパーティングラインが無いというのが良いですね。
バレルエクステンションは後ろから見るとレール部が大きな穴が開いていて非常に残念。
金型の都合でしょうか。
穴が塞がらない関係で、レール部後部の細まるところもちょっと段が付きました程度。
レール部の出っ張りにある細い溝も非常に浅いです。
なんかしらの残念な調整があったのでしょう。
セイフティを掛けるとハンマーが少し起きます。
コックしている状態から引き金でハンマーが落ちますが、ファイアリングピンは叩きません。
バレルエクステンションをロックする機能は無し。
ショートリコイルしなければボルトも引けないという機能ですね。
ファイアリングピンの出っ張り量もリアルです。
ボルト前部のエキストラクター周りは良い感じです。
殆どのモデルガンは画像のマルシン製のように、板金のエキストラクターをピンでとめていると、
余計なピンがあるだけでなく、ピンの通る耳を設けるために曲がったところで上面が面一にならないんですよね。
1000mmまで目盛のあるリアサイト。
根元の端面はかなり角張っていて、何だこれって思うものの、そんな実銃があるかどうかは知りません。
四角にしても角はもう少し丸めそうですけどね。
ボタンのチェッカーリングは何だか粗いようにも感じます。
リアサイトを下に押えるバネはコイルバネではなく、板バネがちゃんと差し込まれています。
バレルエクステンションへの固定もピンではなくて、リアサイトに一体の耳がついています。
バネを下に押し下げながら後ろから差し込み、手を離すとバネのテンションで固定されます。
マルシン製も金属モデルだとこの方式のリアサイトとピンを使わないエキストラクターが再現されています。
樹脂製の質感のクリップと4個のカートが付いてきます。
普通に作動しますが、カートはそんなに飛びません。
樹脂のエキストラクターですしね。
実物カートを合わせると雰囲気が出ますね。
ただ、装填してみてわかりましたが、9発までしか入りません。
そしてダミーカートだとフォーディングランプに引っかかりやすいです。
マガジンも抜けないのでジャムの処理が一苦労。
大したテンションのバネでもないから、9発装填されたまま蓋を外せば良かったのかもしれません。
引っ掛かるのは重いからなのか、純正のように先端が細くないからなのか。
マガジンフロアーとボルトの引っかかる部分は横方向が少なめなので、
あんまり遊んでいると傷むかもしれません。
リコイルスプリングは強めですし。
マガジンスプリングがコイルバネです。
後部が溝になっていて、差し込んだ後に前に抜けないように耳が付いたエキストラクターです。
それ自体がバネにもなっています。
ボルトより出っ張っていますが、実銃通りみたいです。
クリップ装填の時にクリップがボルトを押さえるのもエキストラクターでちょっと不安を感じます。
もうちょっと隙間なく組み立つと見た目が最高なんですけどね。
ファイアリングピンは短め。
ボルトの横の溝より前にもリコイルスプリングの入っていく穴が続いているのですが、
穴がきつすぎてスムーズに動きません。
組立てしまえば動作しますが、組みにくいですね。
穴を広げるのも大変ですし。
ファイアリングピンは差し込んで90°回すと抜けなくなりますが、
90°で固定するための溝はないので、勝手に回ります。
アリ溝で別パーツにしたのですから、それぐらい簡単にできたはずでは・・・
案外部品点数が少ないトリガーメカ。
その分だけ一つ一つの形状が複雑ですけどね。
樹脂製ではありますが、プレス部品を用いたモデルガンよりずっとリアルな見た目です。
茶色い部品は台無しですけどね。
マルシンなんかは亜鉛製ですが、亜鉛にバネ性を期待できないので鉄の板バネを鋳込んで変な見た目です。
まあ、技術的には手間をかけていそうですが、マルシンは鋳物屋ですしね。
ショートリコイルもライブです。
ただ、ガタが多くて部品も柔らかいので、操作した感覚はあやふやで、存在を感じさせないロックです。
メインスプリングのプランジャーもバネに対して太くてスムーズに動きません。
プランジャーの通っていないところが先に縮んでいく感じ。
まあ、軸の方は穴と違って削りやすいですね。
ディスコネクトさせるための足が短くて、ディスコネクトされません。
わざとでしょうか。
接着したり削ったりも要らないので、モーゼルの組み立てに慣れている人なら取説なんて無くても5分で組み立てられます。
しかし、器用さも必要ですね。
組立中に部品がポロポロ取れていくので、押さえながらフレームに入れていかねばなりません。
取説だとシアの前の方にロックフレームとかみ合う出っ張りがあるのに、実物にはなかったり。
こういうのがあるだけでずっと組立しやすいと言いますか、フレームから抜くだけでバラバラになる機関部は困ると言うか。
まあ、取説にはあるということは、出っ張りは設けたかったけど、できなかったのでしょうね。
分っていてもそうなってしまったのなら仕方がありません。
マルシン製はちゃんと出っ張りが合って助かります。
まあ、日本のモデルガンも古い物は・・・
ところどころ出来の悪いところ、再現のできていないところはありますが、
日本のモデルガンより出来の良いところ、再現のできているところもあり、一丁持っていても良い製品ではないかと思います。
ほぼ樹脂製ですが、一体成型の樹脂製だからこそ実銃通りの形状や雰囲気を出せているという点でも面白いジャンルです。
エルエス製品と近いところがありますが、ずっとリアル、組み立て簡単、動く、耐久性もあるので一緒にしては失礼かなとも。
2024年09月05日
資料として鉄屑
迷いながらも入札しつつ鉄屑を入手。
銃身一本分ぐらいの値段でメネジを3個入手できたので悪くは無かったかなと。
一本はかなり溝が浅くなっていますが。
更に切って形状を見ても良し、顕微鏡と腐食液を入手して組織を見ても良し。
腐食液って手に入るかな。
これはまあまあ。
出来は悪いですがピッチが細かく、テーパーのきつい面白いネジです。
いえ、まずは一般的なのが大事なのですが・・・
外形と穴の位置がずれている銃身。
画像だと実物程気になりませんが。
みんなこういう感じではなく、これは出来が悪いようです。
2024年08月31日
弾丸と弾頭
このブログでは弾頭という言葉をまず使っていないと思いますが、
実は弾頭は銃器関連ではまず使わない言葉なんですよね。
ということで、今更世間には理解されないかもしれませんが個人的な認識を。
弾、弾丸、銃弾、玉、鉛玉などと日本語では呼ばれますが、
弾や銃弾はカートリッジを指すこともあり、区別がつきにくい。
玉は古い球状の弾の時ですし、鉛玉も今は鉛という認識が薄いのかあまり使わないですね。
そうすると弾丸というのが一番しっくりくるところです。
しかしながら、丸という字はあんまりカッコ良くなく、間抜けな感じでもするのか、
弾頭という言葉を使う人も多くいます。
ニュースでも弾丸とはあまり聞かず、核弾頭など弾頭という言葉を聞くので馴染みがあるのかもしれません。
しかしながら、頭以外の部分はどこに?
弾頭という言葉は本来はロケット、ミサイル、魚雷のような推進力を持った兵器で、
前の方にある炸薬などの入った実際に目標の破壊などに効果を発揮する部分を言います。
基本的には推進器は威力に関係が無いわけですね、爆発前の貫通力は別として。
推進力を持たなくても航空機から投下する爆弾は弾頭という言葉を使うようですが、個人的には変な感じがします。
まあ、近年は特に羽根だったり、翼だったり、パラシュートだったり、破壊力とは直接関係のない部位もあるからでしょうか。
また、ロケットでもその質量とエネルギーだけで威力を発揮する実体弾では弾頭という言葉を使わないように思います。
推進器の質量も威力に乗るところは銃弾と変わりませんからね。
そして弾頭は通常弾頭と言っても実体弾ではなく炸薬が入っているわけです。
通常弾頭ではないものは核、生物、化学、燃料、チャフ、フレアー、etc。
要するに、基本的に銃弾は弾頭に該当しないので、
銃器に解説しているような人が弾頭という言葉を使っているのを見ると、何だかなぁと思ってしまいます。
ニッチな知識は人によって知っていたり、知らなかったりが普通ですが、
解説するような人は基礎をそつなくこなしてもらわないと変なことが広まってしまいます。
言葉は変化するといいますし、弾頭は手遅れな気がしますが、勝手な認識です。
弾頭という言葉が使われ過ぎて、今回も特定の誰かの話でもありません。
ところで、英語などの場合はどうでしょうか。
弾丸をボール(ball)とかブレット(bullet、ブリト)と呼びますね。
ボールはそのまま球の意味ですし、ブレットは小さな球というのが語源です。
つまり、弾丸と同じように球体の銃弾の時から使い続けているわけですね。
ボールも現在は弾丸という意味で使われているので、丸い弾をラウンドボール(丸い球体?)と呼んだり、
軍用弾をミリタリーボール(場合によってカートリッジごとを指して)と呼んだりするわけです。
ブレットが小さなという意味を含むのはキャノンボール(砲弾)との区別化でしょうか。
フレシェットと呼ばれる矢のような形になるまでは、英語も日本語以上に丸(球)から離れられないようです。
ちなみに、空気銃の鼓弾をペレット(Pellet)と呼びますが、
これも言語違いでブレットと同様小さな球ということのようです。
まあ、鉄砲によらず世間では小さな粒なら丸くなくともペレットと呼ぶのですが。
散弾は散弾、ショットなどと呼びますが、一粒を指すより、複数まとめてな感じかもしれません。
2024年08月27日
マガジンに装填
トリガーアクションのレーザーガンのファイブセブンピストルのカートを購入しました。
40個セットでしたが、袋に入っているだけの21個×2袋でした。
21発なのは一発おまけなのか、20+1発なのか。
なんだか小さい。
304モーゼルの薬莢を細くした感じです。
9パラの弾丸付きよりも短い。
とりあえず21発を装填してみました。
ちょっとズレているけどそれなりに並んでいます。
しかしながら装填が非常に苦行で、下の弾を棒で押しながらでないと装填できません。
弾が回転しながら下がっていく部分は、両端は大きく回って触れないので、
真ん中付近で押していくことになります。
リムで前の弾(のマガジン)の中央付近を押し込んでからスライドさせて差し込んでいくのですが、
弾が小さいと持ち手となる部分が無いのと、
弾が短いので真ん中付近がボトルネックで細くなった部分なので、
押してからスライドさせにくいです。
また、スプリングによる弾送りも力が上手く伝わらないですが、
もっさりするときもありながらもちゃんと送られます。
出来が良いマガジンです。
でも装填は楽しくありません。(笑)
2024年08月24日
ハイキャパのトリガー
先日、握りやすさを期待して買ったけど、角が痛くないぐらいだったカスタムグリップ付きのハイキャパですが、
トリガーの滑りが何だか悪い。
グリップの素材が悪いのか、形状が悪くて擦れているのか。
油でも塗れば良くなるのかもしれませんが、油無しでもそれなりに動くようにしたいところ。
でも、とりあえずノーマルのハイキャパ撃っていればいいかなとも。
ハイキャパのトリガーって独特なんですよね。
割と重めで、キレは悪いけどそう感じないと言いますか、
普段はキレが良いように感じるんだけど、たまに思ったときに落ちない時があると言いますか。
ちょっと他の銃とは違う違和感を覚えます。
最初は静摩擦で重いトリガーが、動き出すと動摩擦で摩擦が軽くなって一気に動くからキレが良く感じるのかなと思っていました。
まあ、どの銃でも起きる現象なので、ハイキャパだけ顕著に感じるのも変だなとも。
ハンマーの側面に指を当てながらトリガーを引いたらわかりました。
トリガー引くとハンマーが少し起き上がっていくんですよね。
それは重いわけだ。
でもって、途中からハンマーが少し倒れ(ダウン)していくようになって、最後に落ちると。
つまり、途中からハンマーの力はシアを動かす方に働くのですから、急に軽くなるわけです。
トリガー引くとハンマーが起きるのは安全面的にはとても良いのですが、トリガーは重くなりますね。
ハンマーとシアの関係を調整すると違和感のないトリガーになるのかもしれませんが、メッキ品ですからね。
これはこれでキレが良く感じていいのかもしれませんし。
調整するなら、社外品を組んで、軽くてキレの良いトリガーを目指すべき?
2024年08月24日
亜鉛崩壊
久々に撃ってみてたら亜鉛のフロアーが割れていました。
フロアーがボルトストプも兼ねているからなぁと思いつつ、
前側を見たらそちらも割れている。
フロアー下部のスプリングガイドになっている部分も折れています。
ガスガンのマガジン本体の亜鉛が崩壊すると下手すると爆弾みたいなものなので、
モデルガンよりもずっと怖い。
これはシステム7に買い替えろってこと?
しかし、マガジンはショート1本とロング3本あるんですよね。
ロング1本以外はとりあえず無事だから大丈夫?
というか、フロアーとリップの形状の設計も悪いんですよね。
システム7は良くなっているのかどうか。
2024年08月18日
火縄銃の銃床形状
日本の火縄銃の銃床は肩付け部が無い頬付け形であるというのが特徴になっています。
そうすると、柄の後端が湾曲していることもあって、握る部分より後ろが無くなったピストルグリップかのように見えます。
しかし、後端をピストルグリップのように持つと引き金に指が届かず、
もっと前の太くなる前の部分を持つことになります。
つまり、ライフルストックで言うと頬付け部より後ろでカットしたような感じです。
手の位置より後ろで頬付けするわけです。
この形状だと太くなった部分が全然握れないぐらい太いので、
太くなっている部分は握らないとわかりやすいのではないかと思います。
ちなみに、銃床後端は右に曲がっているものも多いです。
上側の稜線が後ろに行くほど(画像では下に行くほど)右に寄って行っているのがわかりますでしょうか。
僅かなのと根元からなのでわかりにくいですが、頬付けして狙うのに目を真後ろに持って行きやすいように逃げているのです。
現在のライフル銃や散弾銃でも高級なものはストックが曲がっていて、キャストオフと言います。
左利きの人は余計に使いにくくなります。
左利き用に逆に曲げたものはキャストオンです。
オフの逆はオンなのか、英語は良くわからないものです。
この銃は柄の部分の根元は右に逃げるように向いていますが、
後端は真っ直ぐの向きになるように戻っている(位置は右に寄ったまま)ので、むしろ左に曲がっているようにすら見えますね。
単に曲がっているだけではなく、捻じれたりしているものも多く、その形状をすぐに把握するのは難しいです。
経年の変形で製作当初の形状を保っているかもわかりませんし。
この銃は柄が特別に長いので、手より前で頬付けする少数派の形状です。
銃身が重い銃で多いです。
銃床の右側は真っすぐで、左側は湾曲しています。
これに関しては頬付けする真ん中だけ左側を逃がしてあると言うべきか、
一度右に逃げてから実際に握る部分は中心に戻ってきているとみるべきか。
力を受ける部分は銃身の真後ろにある方が真っ直ぐに力を受けれるのは確かですね。
では握る部分より後ろの形状はどうなのか。
上側は頬付けに使うとして、撃つ時に下側は使わないのかですね。
委託射撃では左手を前の方ではなく、銃床後端を握るのに使ったりします。
現代でも委託射撃の左手は肩の近くを押さえたり、床や台との間の微調整に使ったりしますね。
このような場合に結構銃床の形状が重要になってきたりします。
この銃に限らす、角が上手く指の関節にきて握りやすかったりします。
長距離で角度が付くときように引き金も斜め上に引くようになっていたり。
長距離射撃で精度が必要で、力を正確に受けたいときは後端が真後ろにあるのがやはりいいですね。
左手で後退する力を受ける場合もあります。
角度の浅い射撃の場合が多いでしょうか。
2024年08月09日
和洋比較
この前の10匁の火縄銃の尾栓がうちの和銃で一番大きいものでしたが、
洋式銃で10番(12匁程度)があったのを思い出して、並べて比較してみました。
サイズがわかりやすいように9パラも置いておきました。
火縄銃のネジが立派に見えますね。
大径は同じぐらいですが、小径は山が小さいだけ洋式銃の方が大きい。
まあ、実際に口径が18.4mmと19.5mmで違いますからね。
洋式銃の方は頼りないように見えても丈夫で、ネジ山で気密も取っているので敵いませんね。
2024年08月03日
火縄銃のロックタイム
火縄銃の火挟の落ちる速度の比較動画を撮ってみました。
上の銃は火挟のロックが外れる音と火皿に落ちる音で作動音が二回聞こえます。
下の銃は火挟の上がる量が少なく、バネも強いので聞き分けられないです。
下の銃は射的用で、ロックタイムを小さくするために火挟の上がる量を小さくしているのでしょう。
もっと小さい銃もあり、これでもそうそう暴発することはありません。
ただ、火縄を取り付ける時の火挟から出っ張らす量は大きく出来ずにシビアとなるので、
戦場で急いでというのはやりにくいかもしれません。
また、火縄が燃えて短くなっていくと火挟から出っ張らなくなるので、
火縄を取り付けて射撃可能な状態を維持するには小まめな調整が必要になります。
タイミングを狙って撃てねばならない場合には辛いでしょうね。
2024年08月01日
銃床の分解
銃床の金具をかなり外したので、どうせならと画像を撮っておきました。
火縄銃ではなく管打ちですけどね。
それも最初から管打ちとして作られている銃です。
届いた銃の銃身を外したら根本の方に白っぽい埃のようなものが・・・白カビですね・・・
緑のカビはたまにありますが、すでに死滅しているなんて状態ばかり。
換気もされないけど、酸素も無いですから。
これは割と近年に誰かが分解したときのかなと。
そして、根元がカラクリの空間に続いていると。
そんなわけで、カラクリの収まっている部分、そこに通じる引き金周りも分解して、
消毒用アルコールで徹底的に掃除しました。
ここまで分解することはあまりありませんよね。
掃除してしまうともうカビがあったのがわかりません。
金属の鋲で固定しているのは珍しいです。
鉄製で抜くための部分がついています。
普段見えないところの仕上げは案外粗い。
鋲で固定されている部品はあまり外しませんね。
抜きにくいし、緩くなっても困りますから。
この鋲には頭が無く、一定のテーパーが付いているだけです。
この個体はテーパーが大きすぎてちょっと抜けやすい感じがしましたね。
しかしながら、あまりテーパーが小さいと真鍮の板に対して効かず、
鋲は木部に残ったまま金具が外れるのも散見されます。
どの銃も簡単に外れるなら、気軽に外せるのですけどね。
2024年07月29日
10匁の侍筒の尾栓
尾栓コレクションに10匁の尾栓が加わりました。
10匁はもう一本いるはずですが、銃身から出てきてくれませんね。
尾栓のネジ山は山数は少なくて、山が大きいものが良いという当時の考え方もあって、
それで言えば大変立派な尾栓です。
6山ぐらいしかないし。
小口径で山の小さな尾栓とは全然雰囲気が違います。
今のところ二番目に大きな尾栓と比べても山の大きさが全然違っていますね。
まあ、精度も仕上げもその二番目の方が惚れ惚れするほど良いのですが、それはそれ?
2024年07月28日
久々に店に
久々に街に出掛けて、海老名でまとめて用事を済ませた後にMGキャップを買いに厚木のポストホビーに。
初めて行きましたが、モデルガンコーナーもしっかりしていて良いですね。
今のご時世でもバリエーションも含めて展示してあるので寂しくない。
広い店のショーケースに入っている銃は小さく見えて奇妙な感じ。
照明もしっかりしていて、仕上げの状態が良く見えます。
まあ、メッキモデルは光でヒケや歪みも良く見えてしまうので、
見栄えが悪いような、購入前にわかってありがたいような。
エランのガバも色々並んでいましたが、表面仕上げに結構種類があるのですね。
値段に釣り合うかは難しい問題ですが、独特の雰囲気があるのでお金に余裕があれば楽しめるのでしょう。
先日、HWは鉄と同じ比重8.2が良いみたいな書き込みが他所で引用されていて、鉄の比重とは?って思ったりしましたが、
ものが良ければどうでも良いですね。
粗い削ったままみたいな部分は脆性材料っぽい感じになっていました。
ところで、MGキャップに並んでマルイの5mmマグナムキャップが積んであって笑いました。
本当にそこだけ時代が違う。
2024年07月27日
ピカニティレールは中途半端?
たまにピカニティレールの寸法は中途半端と言われているのを聞きます。
確かに規格の寸法を見てみるとインチで少数点以下三桁まで続く中途半端さ。
しかし、実際はミリの単位で19ミリ幅、2.8ミリ高さの四角を基準にしているのではないかと勝手に思っています。
その四角に45度で接している正方形をの上側を水平の中心から2.8ミリで切って、
両サイドを0.3ミリずつなのか、斜面の幅が2.5ミリになるように角を切り落とし、
下側の斜辺を2.8ミリにすると大体形になります。
謎の2.8ミリへのこだわりですが、このサイズなら0.1ミリ刻みはおかしくないですね。
レールは溝に入り込む側なので、基準より薄くして確実に入るようにします。
基準の四角の高さを片側0.03ずつ小さく。
それでもってインチに変換すると規格の数値と大体合いますね。
設計思想がわかるような、わからないような。
でも、ミリで寸法を決めたのは確かじゃないかなぁと。
2024年07月20日
調べが足りない
ヤフオクを見ていたらSTIタイプのグリップが着いたハイキャパが値が上がらずにありました。
赤が不人気なのでしょうか。
しかし、マルイのハイキャパのグリップの前の角の違和感が気になる人間としては、
STIタイプのグリップが着いていれば握りやすくて良いのではないかと。
サバゲーで使うわけでもなく、カスタムグリップ付きで5000円なら安いと入札、そして本当に落札。
届いて握った瞬間に思いました、これはハイキャパのグリップだと。
STIとは違う感じですね。
そう、あくまでSTIタイプ。
フロントの形状なんてそのまんまハイキャパですね。
ただ、チェッカーリングの山が鋭くないので角部が痛くはないという、
問題が若干解決されたような、されていないような。
後ろはちゃんと丸っぽくなっていますね。
衝動買いしてしまいましたが、ちゃんと評判を調べるとか、
試しに握れる店舗で見るとか必要でしたね。
まあ、失敗というほど酷いものでもありませんので、期待しすぎたかなとも。
2024年07月19日
高級なイングラム
大事にしている高級なイングラムです。
何が高級かといえば、HW製なのでABS製より高級なのです。
まあ、重さで言えば金属部品が少なくて、ガスガンのような亜鉛マガジンも無いのでそんなに重くないのですが、
やっぱりHWは見た目でも高級感がありますね。
イングラムのような雑な仕上げなものでも。
ケースに入れて傷付かないように大事にしていますが、
入手は高校生の時に閉店したガンショップでガラクタのダンボールにマガジン無しで入っていたもの。
ガラクタから箱入り娘になったのです。
2024年07月17日
ハリスのバイポッド
ハリスのバイポッド(本物か知らない)をKTWのM70に付けてみました。
ストックが左右対称じゃないから真っ直ぐつかない・・・このストックにはがっかりさせられてばかりです。
ハリスのバイポッドはバネが目立って見た目はスマートではありませんが、ロック機構の操作が要らないので扱いやすいです。
前に畳むのは前の方が邪魔にならないのもありますが、構えた時に銃を前に押し付けても畳まれないようにですね。
ライフル銃を撃つときは肩にしっかり押し付けるのですが、手で引き寄せていると余計な力が入ると。
バイポッドで前に突っ張っている銃を肩で押すようにすると、手を使わなくても安定して構えられるわけです。
そしてリコイルで後退するときは折り畳まれる方向なのでバネで動きを吸収してバイポッド先端は動かないで済むと。
リコイルの方は実際そんなに後退するライフルは少ないでしょうけど。
取付はまずスイベルをスイベルスタッドから取り外します。
そしてスイベルスタッドを挟むようにして穴にピンを入れます。
下のネジを締めていくとしっかり固定されます。
そして、スイベルを取り付けます。
2024年07月14日
変った改造方法の管打ち和銃
22600円(税別)で買ってしまった管打ち銃です。
こんな値段でもちゃんと登録証付です。
何たって小口径です。
クラウンのMGパイソンと比べてもこんなに小口径・・・クラウンのマズルやたら大口径ですね。
凄い錆びているのにカラクリ生きてますね。
バンドはどこかの海外製を取り付けていますね。
銃身を外してみると錆びてはいるけど、金属地が見えている部分も。
案外、この銃は生きているかもしれないですね。
尾栓の頭にしては四角い部分がやたら小さく。
銃身後部が前後で段差(繋ぎ目)がありますね。
火縄式から管打ち式に改造するときに、銃身の一部を盛ってニップルを取り付けるのではなく、
銃身を切断して、後部にニップル付きのブローチブロックを取り付けたのでしょうか。
手間のかかることをしたものです。
そして、読めないけど銘がありますね。
2024年06月25日
ドラムマガジン
マガジンを手に入れたらフルロード分のダミーカートがあれば楽しめると言いますが・・・
マガジンを満たすカートを手に入れるのは結構大変。
TOPのカート(だけ)なら沢山持っているのですけどね。
ローダーを使って込めていくと、樹脂マガジンに樹脂カートなのでスムーズ。
しかしながら、途中で前の方にズレてしまったカートでそれ以上装填できなくなりました。
ジャムを解消しようとしたら余計に酷いことに。
バラしました。
とりあえず蓋をして、ボックスマガジン状の方にコマを入れた状態で組み立てました。
弾丸付きでないとダメなようで、エアガン用カートもモデルガン用カートもそのままでは使えないですね。