2025年03月22日
セットトリガー付きを入手
引き金が二つある変な構成の管打式の和銃です。
まあ、セットトリガーなんですけどね。
管打式の和銃は火縄銃と違って人気が無く、価値も付きづらいですが、
射的用っぽい(狩猟用の可能性も)鉄砲でセットトリガー付きのものがあったので購入。
勿論、トリガーは大変軽くてキレが良い。
海外製かのような出来の良い部品と、当時の日本レベルの部品と、後で補修をした部品で構成され、
出来の良さやオリジナル度が何とも言いがたい。
正直、所持してそんなに幸せな気分になれる好みの銃でもないのですが、
射的用とか構造とか収集品や研究の対象として一致しているので、
状態の良い管打式和銃の相場の3倍近く払って意地でも購入した感じです。
現存数は少ないですが、火縄ではなく管打ちで精密射撃したかった人がいたのでしょうね。
大きな八重梅の飾りがついていて、後から付けたのかなとも思いましたが、他の目釘穴の飾りも梅なので、最初からでしょうか。
桜の銃が多いのですけどね。
昭和26年の文化財保護委員会登録で、まだ教育委員会ではありません。
刀と違って大名登録とか呼ばないですけど、初期の頃に登録されたものです。
なので、登録対象になっているのも銃身だけ。
刀の刀身と同じ扱いですね。
Posted by ラスティネイル at 22:26│Comments(0)
│古式銃