2016年10月30日
続けて成功
火縄銃に続いて洋式銃のプラグ(尾栓)も外せました。
薬室付近は結構荒れています。
燃焼の影響なのか銃口側とは差が出ますね。
火縄銃だと銃口が広がっているものもよく見ます。
まあ、広がってしまったのか、故意に広げてあるのかわからない部分もありますが。
プラグは台形断面で掴みにくいので、平行面で掴めるように治具を作りました。
メンテナンスにしろ、加工にしろ、道具が重要な部分が大きいですね。
プラグを取り付けると、左側はバレルとの境目がわかりやすいですが、
右側はわかりにくいです。
火縄銃と違って使用時に外すことを考えていないからか、
非常に固く締めるようになっています。
錆びていなくてもしっかりとした道具がないと着脱できません。
一応、射撃可能な状態となりました。
本当なら薬室周りも綺麗にした方がいいのでしょうけど、
完全に綺麗にしようと思うと口径が大きくなってしまいます。
2016年10月28日
尾栓外れました
少し前に載せていた薩摩筒の尾栓が外れました。
固着した尾栓を外せたのは初めてです。
8分玉(0.8匁)ぐらいなので、ネジの外径も9.8mmしかありません。
細いネジは無理に外すと破損しやすいとも言いますが、
回すのに必要な力も少なくて済むでしょうね。
銃身後部を見ると、尾栓の当たっていた部分は錆が進んでいないのがわかります。
2016年10月05日
ケリをつけました
二年近く前に購入したリボルバーはトリガースプリングがなく、ハンマースプリングが折れているものでした。
ハンマースプリングを取り出すにもグリップを止めてるネジが外れず、
オイルにつけたり、インパクトドライバーを使ったりしていました。
グリップを外すと中は錆がボロボロ取れる状態でしたのである程度綺麗にしました。
ハンマースプリングは頭が四角のネジで固定されています。
これも、簡単には回らないから油に漬けておかないとと思いつつ、
油を付けてネジを回してみます。
取れました。
次はバネをどうするかですね。
2016年10月01日
恒例の?
二丁の火縄銃の尾栓外しを試みています。
備前筒と薩摩筒です。
外国製の洋式銃では、ニップルだけ外れて尾栓を外すのは成功していないですが、
今回は火縄銃なので、元々が洋式銃と違って日ごろから尾栓を外すようにできていますし、
ニップルはありません。
尾栓が四角ですがテーパーになっているのがやりにくいですね。
穴に棒を入れて回してもいいのですが、
小さい穴は細い棒しか入らず、大きい穴は下手すると尾栓が千切れるのではないかと。
結果として尾栓は外れず火皿が外れました。
薩摩筒は火皿がネジ式ですが、この画像は他で見ないので珍しいはずです!
でも、尾栓は外れていないのですが・・・
薩摩筒以外は通常あり溝式や溶着が多い火皿で、ネジ式は傷んでると吹き飛ぶなんて話もあります。
しかし、銃身はネジ穴が開いてるだけで作りやすいでしょうし、
状態の確認は容易で、中だけ錆でボロボロなのに気付かない心配もない。
火道が広がって吹き出るガスが多くなっても、火皿を作り変えるのも容易ではないかと思います。
これは非常に実用的に感じます。
ちなみに、何故か逆ネジです。
他個体でも逆ネジのものを確認してるので、火皿は逆ネジというものなのでしょうか。