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2018年08月18日

穴照準の火縄銃



田付流の火縄銃を入手しました。



銃床後端は切り落としたような平らな形状です。
用心金が四角い棒を曲げて作ってあり、引き金も丸ではありません。




カラクリは平カラクリですが、地金が大きく、後端が丸いです。
いぼ隠しが四角の上が波打っているような形状です。
全体的に部品が大きくて大雑把な感じに見えます。
残念ながら雨覆いは欠品です。


矢倉鋲の周りの補強の金具が水滴形です。


銃身の根元には岐阜県と二つ入っています。
逆さの方が打ち損じでしょうか。
登録は愛知県です。
上には免許銃を入っているようですが、薄くて、打ち直しで二重にもなっているので読めません。
同じ岐阜県の他の銃で同じ刻印があるのを見てわかりました。


銃床の下の矢の形をした金具は大きく、銃身長さの1/3以上あります。



銃床下側がくっきりと斜めにカットされています。
一般的な火縄銃はこんなにくっきりしておらず、先に行くほど勾配が急で細くなっていく感じでしょうか。
どちらかというと先端付近に平らな部分を残してあるのが特徴かもしれません。
依託射撃や置くときの安定性向上でしょうか。単なるデザインの可能性もありますが。



照門は四角い穴が開いて本当に門型です。
上の溝も太く浅い溝の真ん中に細い溝があります。




照星は太くて、上に溝、中に四角い穴があります。
口径は三匁ですね。


照門をくっきり見るとこのように見えます。


ぼやけてしまっていますが、実際に狙うとこんな感じです。
太い溝と照星は非常に狙いやすいです。
一般的な火縄銃はサイトピクチャーを確保するだけで大変ですから。
照星の溝を使えば精密に狙えます。
照門の溝は・・・あまり必要性を感じません。


ピープサイト(孔照門)を覗くとサイトピクチャーはさらに確保しやすいです。
現代のリングサイトに近いものがあります。
しかし、的が見えません。
照星の穴から的を見るのは困難です。
どちらかというと照星の中心がわかるための穴かもしれません。
的は左目で見ると。それとも、昔の人は目が良くて穴から見えたのでしょうか。
ちなみに、上の溝で狙っても、穴照準で狙っても狙点は同じです。
このような特殊な照準でも特別精密に狙えるような感じはしないので、
目が悪い人用に工夫された照準なのかもしれません。
田付流では他でも同様の照準が確認されているようです。




ネジは割と綺麗な形でしっかりしていますが、尾栓が逆テーパーで先端の方が太いです。
ネジ山を見ても減ってるというわけではないので不思議です。


鉄砲鍛冶の銘は江州国友藤太夫 正知です。
国友は注文を受けて作っているので、国友の形っていうのではない銃がたくさんあります。
この銃も作られたのは国友ですが、何流なのか、どこに近いものにしたのかわからないです。


台師は大嶋吉兵衛甫です。
甫というのは実名ではない名前の後につけたりするようなので、
職人として引き継いだ名前だからでしょうか。
大嶋吉兵衛は何代もいるようです。



カラクリの取り外しは平カラクリなので基本的に以前の日野筒と同じです。


カラクリだけ組み立てるとこのようになります。



盗人金は鉄で出来ていて、ピンで固定されています。
ピンは穴が開いていて糸などを通せば抜け止めになります。
銃床に収まっていればどちらにしろ抜けないですけどね。
切り欠きだけのものと比べると部品点数が増えて、作るのも手間がかかっています。
ピンの方がスムーズなのは確かでしょうから、手間と見合うかどうかですね。




盗人金が鉄だからか、火挟の盗人金と当たる部分も鉄が埋め込まれたいます。
ちゃんとあり溝になっています。
減っても交換できていいかもしれませんね。



押金も鋲ではなく噛合せで固定されているので分解できます。
外からは大雑把なカラクリに見えましたが、中身は丁寧ですね。


金具師の名前が・・・読めないです。


それでも平カラクリなので部品点数は少ないですね。

火縄銃で見たことがないようなものを見つけると買ってみたりしますが、
実は割と数があっても自分が見たことがないだけの場合も多々あるのでしょう。
始めたばかりでそんなに数は見ていないですからね。
逆に、実際は有り触れた大したことないもので珍しがれたり、
感動できるのが初心者の幸せな時期なのだと常々思います。  

Posted by ラスティネイル at 14:59Comments(0)古式銃

2018年08月16日

カメラを買いました


SONYのRX100を買ってみました。
特にカメラに詳しくは無いので非常に単純にZEISSのレンズを搭載してという理由で選びました。


ヘンゾルトのスコープ類でZEISSのレンズの良さは実感してましたし、
職場にあるポケットルーペですら明らかに良く見えましすし。


マニュアルフォーカスがあるとスコープのレティクルも簡単に撮れますね。
ヘンゾルトのM2は見やすいよう太くなってるレティクルが、
細い線の集まりで後ろが透けて見えるようになっています。
左右の目盛りがあって上下は無いのは、
上下はエレベーションのダイヤルで100~600mを100m単位ですぐに切り替えられようになっているからでしょうか。



スマホでは辛かった長物も綺麗に撮れて満足です。
画像を小さくするとあんまり差がありませんが。


美しいボケが撮れるというカメラで絞りを大きくして出来るだけボケないようにサイトピクチャーを撮ってみました。
まあ、綺麗に撮れたとは言えませんが何とか見える程度でしょうか。
これは騎兵銃だからサイトレディウスが短いのでまだいいですが、
長いライフルは難しいでしょうね。




ルフォーショーのライフリングも絞りを大きくして撮ってみましたが、
15センチしかないバレルでも全体にピントを合わせるのは難しいですね。
先、元、中間当たりにピントを合わせた三枚です。


スマホはこれなので、スマホよりはマシでしょうか。
ライフリングを上手く撮っている方々はどうやって撮っているのでしょうね。  

Posted by ラスティネイル at 02:09Comments(0)日用品?

2018年08月15日

続・馬鹿力により


以前、万力を馬鹿力で壊した後にこういう形状のを勧めていただいて、
それで使わずに眠らせていたのを思い出したのがこの万力です。
摺動部から把握部までが近いし、摺動面も大きいのでしっかりとした剛性があります。


テーブルに付けるタイプのは摺動部が遠いし、細いし剛性が無かったんですよね。
剛性がないと角が変に当たって傷が付いたりも。
剛性の高いバイスになったらとても作業しやすくなりました。


とはいえ、私にかかれば他愛も無く・・・次は大きさ的にも立派なのを買うことにします。



角を逃がしてある部分が切り欠きとなって割れましたね。
ワークの角が当たって奥まで入れられないことを避けているのでしょうけど、
これだけ逃がしてたらもっとアールは大きくていいんじゃないかな!
いえ、使い方が悪いので反省しています。
挟んだものを捻ったときに広がってしまったのです。  

Posted by ラスティネイル at 01:16Comments(0)

2018年08月05日

ハンドニブラー


最近使ってて便利だと思う工具を紹介します。
板金を切断するハンドニブラーというものです。



刃になっている部分がハンドルを握ると引っ込んで、打ち抜いていきます。
一度に1.7mmぐらいの長さを切断できます。


幅6mmぐらいを打ち抜いて進んでいくので、材料の取り代が多く要りますし、
細かい作業には向いていません。
ただ、どんなに長いカットも出来ますし、一回握るごとに1.7mm切れると結構速いです。
鋸のような音もしないですし、ワークの固定も気にしなくていいので使いやすい。
真っ直ぐだけでなく、曲げて切る(最小半径7.9mmらしい)ことも、場合によっては直角に方向を変えることも出来ます。
穴に差し込んでから切っていくことも出来ます。
切断能力はステンレス板:0.6mm、鉄板:1.0mm、アルミ 板 :1.5mm、プラスチック板:1.5mmまでとのことです。


横にずらして切断幅を広げながら切断していくことも。
材料が硬くて力が必要なときは、一度に切断する長さを半分程度にしておくなんてこともできます。
角だけ面取するとかも。
とにかく、技術が要らず使いやすい道具です。
鋸なんかは一度曲がると修正が困難ですが、これは曲げられるので修正も楽ですし。
キリコも細かいものは出ません、一度に打ち抜いた部分そのままの大きさです。
もちろん、板金といってもただの板ではなく、曲げてあれば、これでは加工できなく鋸が必要な場合もありますが、
鋸では加工できなく、これでは出来る場合もあります。
あと、怪我の心配が無さそうです。  

Posted by ラスティネイル at 02:39Comments(0)カスタム・製作

2018年08月02日

レーザークレー用散弾銃





レーザークレー用の上下二連の散弾銃です。
わりと色々なタイプがあり、中折れ動作が出来るものとできないものがあったり、素材に差があったり。
よくわからずに売りに出されていて、同じタイプでも売買される値段が数倍違うことも珍しくありません。


この銃は下のバレルにレンズが付いています。
銃身が凹んでいますけど気にせずそのまま。
気が向いたときに直せるような薄い銃身です。



リブにシリアルの308と入っています。
上面には反射防止のセレーションもあります。




フォアエンドの前側を外すとバッテリーが入っています。
そのため、下側のバレルは普段見えてる部分しかありません。
バッテリーの中は単三の充電池を半田で線に繋いであって、
液漏れしていたのを処分したので、普通の乾電池でも入れられるようにしてと思いつつ放置していました。
ずっと放置で直さないままだったのをいい加減記事にしようと今回アップしたわけです。



フレームは立派ですけどアルミですね。
トリガーガードはプラ。
他は鉄の部品が多いですね。
308のシリアルは各所にあります。




折るとエキストラクターが出てきます、
チャンバー内はネジが切ってあってスリーブが入っています。
シェルが装填できるようになっていて、中に電極か何かがあります。
フレーム側は平らで撃発装置はありません。


下の方にロッキング部が見えます。
もっと高級なロッキングなモデルもあるようですね。



バレルの耳みたいなところの前側に当たるレバーで、バレルを折った時にコッキングされます。


トリガーを引くとストック後ろの四角い部品がバネで後ろに飛び出て、リコイルを感じるようになっています。
錘自体も結構重いのですが、銃も重いので、肩を直接叩いた方がリコイルを感じるわけです。
コッキングする度に二回動かせるエコな構造です。
ガスタイプもあるようなので、そちらの方がリコイルは大きいかもしれないですね。
こんな機構がストックに入っていたり、フォアエンドにバッテリーを入れてるので、
ストックがプラなのは残念なところです。
他の外観は良くて高級感があるのに、プラ丸出しのストックで一気に安っぽさが出てますね。

モデルガン的に眺めたりよりは、なんとなく折っては空打ちを繰り返して遊んでいます。
操作感はカッチリしていて、リコイルは迫力あると言うよりも愛嬌のある感じで丁度良いのです。
装填できるカートも用意すれば遊べるアクションが増えますが、無くても楽しく遊んでます。
バッテリーを直したら音とかも出るのでしょうか。  

Posted by ラスティネイル at 01:40Comments(4)モデルガン

2018年08月01日

M93R


久々にガスブロのM93Rを撃ってみると、やはり3点バーストは面白いですね。
フルオートを指切りでやれば良いと言えばそれまでですが、
トリガーに意識を置かなくても勝手に止まるのは撃ちやすいです。
KSCのガスブロが出た頃は他に3点バーストのガスブロが無く、
子供で手も出ないものだったので憧れの銃の一丁でした。



今から見るとイマイチな部分もありますが、それでもしっかり動いてくれています。
現在はかなり多種多様な機種が製品化されていますが、
3点バーストと言えばM93Rというイメージは変わりそうにないです。  

Posted by ラスティネイル at 01:11Comments(0)ガスガン