2020年11月15日
丁寧なのか
火縄銃のカラクリを外した後に、曲がっていた鋲を曲がったまま差し込んだら金具が外れました。
裏を見ると、画像では見にくいですが穴の周りが大きく面取されていて鋲が入りやすくなっています。
気を使って丁寧だなと思いもしましたが、銃床と穴の位置や大きさを面取が要らないぐらい合わせて欲しい気もします。
まあ、金具師と台師が違うなら予め面取してある金具というのもあるのかもしれませんが。
金具を付け直した後で、鋲も真っ直ぐにして差し込んだら緩くてすぐに抜けてしまうように。
ままならないものです。
Posted by ラスティネイル at 01:47│Comments(5)
│古式銃
この記事へのコメント
火縄銃も日本刀の目釘もかなず左から右に抜くようになっています。一杯まで目釘を入れると左側の目釘飾りは押し出されて外れることがよくあります。このため目釘の長さを左側の飾りの手前で止まるよう短くすることが多いようです。
Posted by 鉄吉 at 2020年11月17日 18:02
目釘の錆を取った時などで穴が緩くなった場合目釘自身を太いものに作り直すか穴をいったん木で塞ぎ新たに穴を開ける方法があります。火縄銃のビスは摩擦接合なのでいつかはそのような調整が必要になります。
Posted by 鉄吉 at 2020年11月17日 18:15
骨董品だとオリジナルを保つこととの兼ね合いが問題になってきますね。
本当に上手い人はオリジナルと差がわからないぐらいにやりますが、
状態が良いと思った銃が何ヵ所も素人修理されているとがっかりしたり。
私も全体的に状態が悪く、珍しくもない銃は思い切ったこともしますけど。
本当に上手い人はオリジナルと差がわからないぐらいにやりますが、
状態が良いと思った銃が何ヵ所も素人修理されているとがっかりしたり。
私も全体的に状態が悪く、珍しくもない銃は思い切ったこともしますけど。
Posted by ラスティネイル
at 2020年11月19日 23:22

古式銃の維持管理に関して学会で複数回講演しています。学会誌に論文も出しているので時間があれば目を通していただけたら幸いです。
Posted by 鉄吉 at 2020年11月20日 15:23
何度か拝聴させていただいております。
素晴らしい行動力をお持ちですね。
素晴らしい行動力をお持ちですね。
Posted by ラスティネイル
at 2020年11月20日 23:56
