2024年08月01日
銃床の分解
銃床の金具をかなり外したので、どうせならと画像を撮っておきました。
火縄銃ではなく管打ちですけどね。
それも最初から管打ちとして作られている銃です。
届いた銃の銃身を外したら根本の方に白っぽい埃のようなものが・・・白カビですね・・・
緑のカビはたまにありますが、すでに死滅しているなんて状態ばかり。
換気もされないけど、酸素も無いですから。
これは割と近年に誰かが分解したときのかなと。
そして、根元がカラクリの空間に続いていると。
そんなわけで、カラクリの収まっている部分、そこに通じる引き金周りも分解して、
消毒用アルコールで徹底的に掃除しました。
ここまで分解することはあまりありませんよね。
掃除してしまうともうカビがあったのがわかりません。
金属の鋲で固定しているのは珍しいです。
鉄製で抜くための部分がついています。
普段見えないところの仕上げは案外粗い。
鋲で固定されている部品はあまり外しませんね。
抜きにくいし、緩くなっても困りますから。
この鋲には頭が無く、一定のテーパーが付いているだけです。
この個体はテーパーが大きすぎてちょっと抜けやすい感じがしましたね。
しかしながら、あまりテーパーが小さいと真鍮の板に対して効かず、
鋲は木部に残ったまま金具が外れるのも散見されます。
どの銃も簡単に外れるなら、気軽に外せるのですけどね。
Posted by ラスティネイル at 23:32│Comments(0)
│古式銃