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2021年03月13日

南部十四年式



傷だらけの中古ですがマルイの南部十四年式を入手しました。
ちゃんと手に取るのは初めてかもしれません。
古いながら十四年式の特徴を良く捉えていますね。


特徴的な使いにくい安全装置もちゃんとライブです。




三角形同士のリアサイトとフロントサイトの組合せもちゃんと再現されています。
この個体はちょっと潰れていますが。


マズル部は8.8mm口径ぐらいあるのでちょっと肉が薄く見えますね。



エジェクションポートを再現した窪みはかなり大きめに見えますが、
ポンプを収めるために太くなったレシーバーに合わせて同じような比率で大きくなったのか。


ランヤードリングも再現されています。
特徴的なコッキングピースや後部の出っ張った部品も再現されています。


JASGの刻印は凸刻印で削れば消せるようになっています。

古い製品なので出来はそれなりですが、
十四年式の握りやすいグリップ、特徴的なサイト、使いにくい安全装置などがしっかりわかり、
十四年式がどんな銃だかしっかり体験できます。
元々、安全装置とマガジンキャッチしか操作するところが無く、
安全装置は動くのでそれなりに操作できる感じがします。
まあ、今ならプレミア価格でこれを買うよりは、マルシンのガスブロを買った方が良いかもしれませんが。
この銃の場合は出来が悪くて生産数が少ないからプレミア価格なんてわけではないのが救いでしょうか。  

Posted by ラスティネイル at 02:40Comments(2)エアコッキング

2021年03月08日

回転運動


火縄銃の二重ゼンマイカラクリは前後に動く盗人金(シア)が火挟のカム(ハンマーノッチ)を抑えていて、
引き金を引くと盗人金が後ろに下がり火挟が解放されます。
回転運動する火挟を直線運動する盗人金でロックしているように見えます。


ですが、実は盗人金は曲がっています。




盗人金の案内となる部品の案内部も完全には直線に向き合っていません。



カムにかかるところは火挟の軸の中心を向いていて、
引き金に当たるところは銃床の曲線に合わせて、もしくは引き金の当たるところと垂直に近い角度にしてあります。
そうでないと上手く動かなかったのでしょうか、力学的に正しい状態です。
結果として、盗人金も大きな回転運動しているわけですね。

うちにある三丁の二重ゼンマイカラクリはすべてこのようになっていました。
世の二重ゼンマイカラクリがすべてそうなのかはわかりませんが、
細かいところまで考えられているものです。
  

Posted by ラスティネイル at 01:26Comments(0)古式銃

2021年03月07日

同じような構成



Wz63とMP7は似たような構成だと勝手に思っています。
こういうコンパクトになっても多機能に展開するよう銃は好きです。


重ねるとMP7の方がちょっと大きいです。
Wz63がサブマシンガンなのに対して、MP7は小さなライフル弾を撃つような銃ですからね。



MP7のボルトキャリアーとWz63のスライドを比べると大きさが全然違います。
ガスガンとしては動きの派手さもリコイルの大きさもあるWz63がとても気に入っています。
ただ、シアが折れる、ピストンカップが溶ける、本体内のバルブが動かなくなることが多く、
作動させられない個体が多いので、実際に買って遊ぶには手間がかかる可能性があります。  

Posted by ラスティネイル at 01:47Comments(0)ガスガン

2021年03月05日

一聲




この銃は射撃にも使っているのでちょくちょくブログに登場していますが、
ちゃんと紹介していなかったので載せます。


口径が登録証で1.0cmで小口径で状態が良くて射撃ができそうなこと、
デザインと一聲という象嵌が気に入り購入。
安くはなかったものの満足できる一丁でした。
自分では「ひとこえ」と呼んでいますが「いっせい」とか他の読み方かもしれません。
文学に明るいと由来がわかるのかどうか。
この象嵌を決めたのが注文主なのか製作者なのかも非常に気になるところです。


銃口から見ると柑子で肉厚に見える銃身です。
元々の10mmちょっとだったのが射撃するため研磨したら現在10.8mm程度です。
巣口(銃口部)の広がりより薬室の広がりの問題だったので、
丁寧な扱われ方はされつつ結構射撃に使われていたのかもしれません。



銃口部は肉厚に見えますが、一番くびれているところで16mmほどの太さです。
パッチを包んで使うとめ小さめの10mmの鉛玉と比べても銃身が細く見えます。
当初から肉厚は3mmも無かったのではないでしょうか。


照星には小さく銀がつけてあり、狙うと確かに光る星なんだと思えてきます。



柑子手前の巻いてある飾りと銃床先端はピッタリ一致するように作ってあったみたいですが、
木の経年の収縮で少し隙間が出ています。
そのため、一番前の目釘穴も微妙に合いません。
細い目釘なら通せますが、意味があるかどうか。


銃床には腕貫穴も開いています。



二重ゼンマイカラクリでバネは強く、火挟の上がる量も小さいのでロックタイムが非常に小さいです。
口薬から火縄まで近いですが、そう暴発するものではなさそうです。
まあ、元々が射撃用に作られた銃で取扱いに注意が必要でも命中率重視だったのかもしれません。
このカラクリは作動も確実ですね。


槌の中に国と入った金具師のマークも気に入っています。



地板と用心金には波の絵が掘られています。
火挟の銀象嵌も波でしょうか。


反対側はシンプルです。


火挟と火皿の関係はこんな状態です。


火蓋も割と丁寧な形状をしています。


火道の出口付近を穴の進行方向から見た画像です。
この銃はかなり上向きかつ少し前の方に開いています。
逆流して噴出する燃焼ガスが横に行くよりは上に行く方が周りの人間は安全ですし、
前に向けば射手の方にも向かいにくい。
火道も細くて噴出量も小さいのでそういうのを狙っている反面、
細く折れ曲がった火道はデリケートで、着実な発火やメンテナンス性は落ちますね。



銃尾は修理されているのですが、別な気をアリ溝ではめ込むプロの修理がなされています。
見た目より実用性を取ったのではないでしょうか。



二重巻張で銘は江州國友忠三郎頼綱です。
尾栓に近づくほど火薬による腐食で読みにくくなっています。
銃身の先の方の肉厚が薄いところまで 巻張にしてあるだろうかもと思いもしますが、
別な銃でかなり薄くても巻いてある模様が見えているものもあるので、できるものなのでしょう。
この銃も鉄質は良いので、それなりに技術は確かな鉄砲鍛冶のものだと思います。



尾栓のネジは消耗が見られるので一流の素晴らしい出来だったのかどうかはわかりませんが、
作りの悪いところも見られないので、まずまずの出来なのは確かです。





尾栓は銃床に差し込むだけでしっかりと位置が決まります。


台師は大嶋源、以下不明





カラクリは真鍮製で火挟のみ鉄で出来ています。
引き金は重さを三段階に調整可能。
まあ、バネが弱ってきたら遠い穴に差し替えるぐらいに思っていますが。
部品形状は平カラクリより複雑なものの、部品点数は特別多くないですね。
バネ、盗人金(シア)、カム(火挟側のシアに噛む部品)が近い平面上にあるので、
力も変なネジレが働かずスムーズに動きやすいのではないでしょうか。




カラクリに四、胴金に四本の線、用心金取付部裏に薄く四とあります。
銃身や銃床は探しても見つかりませんでしたが。

銃としては部品形状に特別な手の込んだものはないものの技術不足による欠点はなく、
装飾も装飾のために大きく何かをしない程度の控え面な装飾です。
お金をかけた最上級の銃とかではなく、真面目ながらちょっと見た目も気にした一丁なのではないかと思っています。
持っている古式銃の中でも愛銃と言える何丁かのうちの一丁です。  
タグ :火縄銃

Posted by ラスティネイル at 06:25Comments(3)古式銃

2021年03月01日

M92 コンパクト


ベレッタM92SBコンパクトです。
前からベレッタM92のコンパクトモデルが欲しいと思っていたのですが、
作るにも短くするだけでも案外手間なので思うだけだったものの、
不意に完成品を手に入れました。


短い。


低い。


スライドを引くと何かがおかしい。


KHC製のエアコキなのでした。
スライドのカットから見えているバレルはスライドと一体で一緒に後退しますし、
トリガー上の右側に変なセイフティが。
まあ、低価格帯の商品では仕方がないでしょうか。


プッシュコッキングでプラのハンマーはコックされますが、
トリガーの位置はそのまま。



マガジンキャッチはライブです。
左利き仕様の左側はボタンになっていない見た目なのですが、
そちら側を押してマガジンを抜く操作は右利き仕様。
これは値段がとかじゃなくおかしいですよね。


マガジンはこんなサイズ。

結構レアな商品ですし、他にないコンパクトモデルですが、
これで満足できるかと問われれば、残念ながら無理ですね。  

Posted by ラスティネイル at 02:08Comments(2)エアコッキング

2021年02月28日

同じような銃さえあれば



以前射撃用に買った火縄銃と同じような形の火縄銃を買って、
そういう仕様が確かにあると確認して手放しました。
上が確認のため買ったもので、下が射撃用に買ったものです。
銃身長と口径が違うだけのような銃です。





柑子の一番前の八角の部分が短いことと、照星が銀の丸棒が立っているだけというのがあまり見ない特徴ですね。
取って付けたような照星ですが、他にも何点か見かけてはいます。


どちらも山が小さめでピッチの細かい尾栓です。


尾栓の底が四角錐なのも同様。





カラクリ周りも同じような形ですが、共用できるような近さではないです。
どちらも真鍮製ですが、下の方は黒く着色されています。
射撃用の方は火蓋が無かったので、同じような仕様の銃で形状を確認してから修復しようというのも大きな目的でした。
取手の先が薄くなっているのが特徴でしょうか。  

Posted by ラスティネイル at 01:09Comments(0)古式銃

2021年02月27日

カタログを見ていると


KHC社のカタログを見ていて、画像に長さと上下の寸法が書いてあり、
装弾数と重量の載っているこのカタログは道具的に選ぶ時の最小限必要な情報を載せたカタログらしいカタログだと何故だか感心してしまいました。
まあ、カタログってこんなものなのでしょうけど、画像に寸法はそんなに見ないですね。


ついでに、プラスチック製木製グリップというオプションも面白いですね。
本体の値段に合わせたなりのドレスアップでしょうか。
800円なら安いのかなと。

何にしろ、特徴があるということは面白いですよね。  

Posted by ラスティネイル at 02:39Comments(0)トイガン総合

2021年02月26日

弾を買ってはみたものの


火縄銃の射撃をメインに考えたはいますが、火薬の消費が計画に追いついていないので、
火薬を消費して帳尻を合わせるために装薬量の多いミニエー銃(エンフィールド銃)を撃とうと弾を購入。
前に自分で作っていたのだけでは足りないのと、リローディング歴15年という人が出品していたので、
自分の作っている弾との差を見ようと一発100円で80発購入。
自分で作ると一発34円ぐらいですが、不良も1~2割出るし諸々の事情で高くても試しでと。
左が購入したものでホイールウエイトかららしいのですが、表面がザラついていると言いますか、
艶が無い感じですね。
右側の自分で作ったものは艶があります。


先端の湯口を見ると買った方は凹んでる(ヒケてる)のであまり冷える前に湯口を切っているみたいです。
まあ、その方が作業は速いし、型も冷えないのかもしれません。


裏を見ると巣が見えます。なんと6割程度の弾で・・・
しかしながら、重さは巣が無いものとあまり変わらないのが不思議なところです。
巣が真ん中にないものは特に嫌な感じですね。

銃口に入れてみて素直に入ったのは51発でした。
これも入らないものが35%ぐらいあったわけですが、
元々ちょっと自分のものより径が大きくタイトなのかもしれません。
後ろのスカートは広がっても前側は拡がりませんから、タイトなものの方が命中率は良いかもしれません。

銃口に入って、巣のないも満足な見た目の弾は18発!
やっぱり自分で作らないとダメでしょうか。
まあ、使えるやつでは命中率がすごく良いとか、巣があっても当たるとかなら喜ぶべきか悩み始めるところですが、
小さな差がわかる技術はまだありませんし、銃身に装填できるものは火薬の消費目的で気軽に撃ってしまいましょう。

火薬の消費が大きい大口径の火縄銃も用意した方が融通が利きそうですね。
侍筒競技の練習にもなりますし。
銃によって火薬量が10倍ぐらい変えたりできるんですよね。
ミニエー銃は消費許可を申請したときから、火薬の消費量調整を視野に入れてましたが、4グラムちょいなので口径の割には少ない。
コロナが流行ってなければ、もっと自然に消費してたのですけどね。  

Posted by ラスティネイル at 02:43Comments(0)古式銃

2021年02月24日

良いものが出てきたような


部屋を整理してたら10年時用前に中古でM945のスライドの予備を買っていたのが発掘されました。
サイともついているちゃんとしたスライドです。
M945はスライドが割れるんですよね。
手元の良く動かしてるブラックモデルはサムセイフティ上部分のレールと、
内部のアウターバレルを押す耳が割れたまま何だか動いています。



しかし、箱の中で金属っぽい音がして、重みもあったので中身を取り出してみると、
メタルアウターバレルが入っていました。
鋳物を削って、メッキをしてある重量のあるもので、
これは重量感的にも音的にも組み込むと良さそうでいいものを見つけたと思ったのですが、
こんなのを入れてらスライド内の耳が余計に折れやすくなると気づいてそっと戻しました。
作動性も重さ分だけ悪くなりそうですし。
もしかして、昔もそれで使わず忘れていただけで、また忘れたりするのかもしれません。
それにしても、カスタムパーツはドレスアップにしろ性能アップにしろ、
素直に良いところだけの部品ばかりじゃないのがわかっていると、
結局はノーマルパーツが安心というつまらない結論になってしまったりしますね。

気が向いたらブラックモデルの割れたスライドだけ交換してハーフシルバーにしてもいいですね。
まあ、もう一丁持っているシルバーモデルのスライドを組み替えればいつでも簡単にできるのですが。  

Posted by ラスティネイル at 02:52Comments(0)トイガン総合

2021年02月22日

両極端な弾帯


村田散弾銃の薬莢の入った二つの弾帯です。


片方は10番と40番の合わさった弾帯です。
弾帯があるということは狩猟ででも使っていたのかと思いますが、
10番とは大きな口径を実際に使っていたんですね。
小回りが利かないから40番も持っていたのでしょうか。
しかし、銃を2丁持ち歩くのは大変そうです。
あと、日本製の薬莢の中に一品だけ海外製の薬莢が入っています。



サイズ的にはかなり近そうですが、共用できるのでしょうか。


もう一つの弾帯は76番(7.6mm)です。
弾帯は新しそうなので30カービン用などの流用かもしれません。
ナガンリボルバーの薬莢と同寸法のこの76番の散弾が使い物になるのかというと、やっぱりならないと思いますね。
実際は単粒弾で小物用や止まっている鳥に使うとか、罠の止め用とか。
40番も微妙にネックダウンされているものがあって、それは散弾用っぽくないです。
当時、小口径ライフル銃なんて高価だったと思いますし。
今でも、法律上の問題でライフル銃では撃てる獲物が限られていますから使えるかもしれません。
ちなみに、76番薬莢は今現在は数が出回っていなく、とても高価なので運が良くないと数を揃えるのは難しいです。


76番、36番、10番と現代の12番です。
今でこそ12番が一般的ですが、昔はもっと小口径の方が多く、
黒色火薬で弾速も遅いので今より難しかったかもしれませんね。  

Posted by ラスティネイル at 01:34Comments(0)実銃

2021年02月21日

デジコンターゲット


未だに根強い人気を誇ると言いますか、最近人気が出ているようなデジコンターゲットです。
安価な値のジャンク品を購入ですが特に問題なく。
ちゃんとしたのだと今は5万円前後しますからね。
映画のハードターゲットの印象が凄く強いのでバレル長13インチぐらいが好みです。
規制のきっかけとなった銃なのであまり快く思わない人も多いでしょうけど、
ノーマルだと当時の他社製品でもどんどんパワーが上がっていた時期で、
デジコンだけ特別に悪いかというと、何とも判断がしにくいところです。
実際、今でも古い中古を買うのが怖いメーカーが何社かありますからね。
規制前モデルガンと違って見た目でわからないのが困ったところ。



定価は一万円台前半だったので割と安っぽいと言いますか、
残念ながらその値段にしても安っぽい感じがしますね。
グリップはテカテカしたプラ、フレームはモナカ、
肝心の元折れのアクションは楽しいものの剛性不足で何か不安になります。
元折れで壊れたという話は聞きませんから強度は大丈夫なのか、みんな気を付けているのか。
何だかんだ言っても操作は楽しいです。



前後サイトも安っぽくて、ネジもプラスネジ。
13インチのフロントサイトの位置は何で8インチのままなんだと言いたくなります。
ハードターゲットのプロップのように何もサイトのないただのラウンドも寂しいですが。
あと、バレルの繋ぎ目がはっきり見えます。
元折れの競技用銃というコンセプトは凄く良いんですけどね・・・
なお、ちゃんと狙いやすく、引き金も軽く、構造の割にまともなトリガーなので撃ちやすいです。
この個体はガスルートを絞って0.5jぐらいのとても安全な仕様ですが、
ガスがゆっくり長く出てしまうのか燃費は悪いです。
いつかバルブスプリングを強くしないと。


レバーを引くだけでカートリッジを装填できるなんて、
なんて手間のかからない銃なのでしょう。
そんな風に若干思いつつ、拳銃の前装銃はまだ撃ったことがありません。
なお、この画像ではかなり大きく見えますが、実際にそれなりの大きいです。

木製グリップも欲しいですが、やっぱり高いのとデザインが好みと完全に合うものが無いです。
木製にしなくてもフォアエンドをターゲットハンター(ライフル版)の長いものにすると、
ハードターゲットのイメージに近くなりそうです。  

Posted by ラスティネイル at 02:09Comments(0)ガスガン

2021年02月20日

近代化したい



エンフィールド銃を一時的に近代化して集弾性のテストだけしたいと思う今日この頃。
もちろん、競技はオリジナルのアイアンサイトでないとダメですが、
一時的に銃は無加工で性能のテストだけできないかなと。


この前、エンフィールド銃も少し撃ってきました。
ボアサイターで銃身の向きを見て、ゼロインはできないけど狙う場所を確認し、
依託射撃で撃ってみたけどまた着弾不明。
何発か撃ってみたら横弾だけ着弾。
もっと下を狙ってみたら普通の穴が開きました。
横弾だと弾速が落ちて下に着弾するのでしょうか。
それにしても弾の溝までわかる綺麗なキーホールが開くものです。

おかしいなと思いつつ、狙いは下にせず、リコイルを抑えるように撃ったら問題なく着弾。
エンフィールド銃も火縄銃と同じようにリコイルでかなり着弾が変わるようです。
まあ、火縄銃より跳ね上がりを感じますしね。
時間が無かったのでそんなことが分かったところで終了です。
それでまともな穴が開いた4発は縦こそ散っていますが、横は50メートルで5.5センチと希望の持てる数値。
腐ってもライフル銃でしょうか、本当に銃身内が腐食しているのですが。
それにミニエーライフル競技は100mの伏射なので、これぐらいじゃ話にならないですけどね。
上下に関しては、リコイルに慣れてないのもありますが、何十センチも下を狙うのは流石に狙いにくいです。




ちなみに、こんなピラミッド型のフロントサイトにVノッチのリアサイト、
砲兵銃なのでサイト長も47.5センチしかありません。
この銃を30発ぐらいしか撃っていないのに、このサイトで横がまとまるなんて優秀じゃないかと思ったり。
ちゃんと狙えればもっとまとまるでしょうか。
当時の資料では歩兵銃で100メートルで6センチの集弾性となっています。
ついでに、この画像見るだけでも銃がかなり上を向くサイトだとわかりますね。




最終的にはオリジナルのサイトで撃つしかありませんが、一度は性能を把握してみたい。
まあ、着弾がわからないときに狙いのせいではなく、真っすぐ飛んでないとわかれば装填方法の良し悪しもわかりますしね。
このバレルクランプマウントを二つ用意すれば軽いピストルスコープでも載せられないかなとも考えたいます。
リコイルも加速度はあっても跳度はそんなに高くなさそうですし。
このぐらいのサイトの重さなら問題なく撃てると思いますが、集弾性テスト用としては性能不足でしょうか。
それと画像のサイトはそもそもレプリカで性能がさらに実用的ではないです。
実銃用のも持っていますが、お高いのが黒色火薬にやられる覚悟をしないとなりませんね。

今のところ、50mでは三分弾の火縄銃が一番安定して当たっていますが、
距離が離れたら半分横弾になろうともミニエー銃の方が当たるかもしれませんね。
まあ、ミニエー銃が当たるのはよく知られている通りなので参考として、
主目的として火縄銃をの方の撃つ技術を向上させて、性能を数値でわかりやすくしていきたいところです。
鉄砲の趣味の人でなくても、歴史に興味がある人が火縄銃の性能を良くわかる資料をいつか作るのが最終目標でしょうか。  

Posted by ラスティネイル at 02:46Comments(0)古式銃

2021年02月15日

思うようにはいかず


火縄銃を一日で100発撃ってくるを目標にして射撃場に行ってきましたが、
31発で撃てなくなってしまいました。
10mm口径の国友の一聲を持って行きましたが、最初から不発が多い。
火道からの吹き戻しが少なくていいのですが、狭く折れ曲がった火道は不発が多くなりやすいです。
口薬の量や入れ方を工夫しつつ、最終的には火縄の状態の方が大事という結論になりました。
火縄の先が変な形になっているとダメなのと、構えたら火蓋を開ける前に軽く息を吹いて赤く燃えさせると不発が無くなりました。
軽く吹いた時に火の粉が飛ぶとか灰が落ちるようだと若干危ない気もしますが、
火蓋が閉じていればそこまで気にしなくても大丈夫でしょうか。

そして、最初の5発は着弾確認せずに撃ったら一発も着弾してないという。
ボアサイターで見ても正照準で当たりそうな感じなので、
構え方を狙いは安定しなくても反動を抑えやすいようにしたら当たり出しました。
まだ慣れていなくて、撃つのが怖いとかビックリするとか思いつつ、
構えは緊張感無く、ほぼ力が抜けたまま撃っているわけです。
エアガンで変に力をいれず、筋肉を使わない構え方が身に付いてしまっているのですが、
狙いは安定してもやたら下を狙わないといけないのも撃ちにくいんですよね。

そんなこんなで一時間で12発、一発平均5分ペースで撃っていたので、
一日で100発は厳しいペースでした。
そして、31発で火道が固く詰まって撃てなくなり射撃不能に。
火道の掃除や若干のつまりを取るぐらいはできる道具がありましたが、
もっとしっかりしたのを持って行くべきでした。
これもこの銃の火道の欠点ですね。
約60センチ角の的に着弾は13発のみとなりました。
以前より悪化しています。

パッチの潤滑剤にボアバターを使ってみると、パッチで煤が掃除されるのか、カルカに付く煤が明らかに少なく、
特に掃除無しで撃ち続けられました。
これは良いなといった感じですね。
しかし、銃身後部の薬室すぐ後ろのネジ溝に入ったボアバターが掃除しても落ちない・・・
洗剤とブラシではグリス粘土の高いグリスみたいな状態になっているものが落ちないのです。
ブラシの毛も通過するだけのような。
こそぎ落とすような必要がありますが、そう簡単にできる場所でもなく、布をねじ込みながら少しずつ取り、
布に付かなくなるまでは掃除しましたが、本当に全部取れているかは不明。
明日、ボアスコープでも使ってみます。
このボアバターと火薬の燃焼物と、場合によっては清掃時の水や洗剤が混ざった物で銃が錆びないといいのですが・・・  

Posted by ラスティネイル at 02:04Comments(0)古式銃

2021年02月14日

ボアサイター


ボアサイターを購入しました。
前装銃を撃つのにエアガンと違って弾道は見えませんし、
大体の着弾予測が必要ということで購入しました。


銃口に差し込むパーツは7サイズついていました。



押し込んでいくと部品が広がっていって無段階に調整できます。
抜けのある範囲もありますが、4.5~20mmぐらいで日本で撃てる範囲は足りています。
無段階なのは口径の決まっていない火縄銃には良いですね。
ネジはねじ込んでいくと途中までしか入りませんでしたが、
とりあえず手で押すだけで使えています。
メネジを切り直すか、ネジを短くするかですね。


マルイのエアコキのベレッタに取りつけて見ました。


狙ってみるとこんなこんな感じです。
ちょっと左に着弾するのかなといったところですが、
ボアサイターの先がインナーバレル、元のテーパー部がアウターバレルに当たっているので、
多分正確ではないでしょう。
エアガンの場合はインナーバレルだけに当たる機種じゃないと信用できないです。
さて、しかしながらこのボアサイター自体も正確なのかが問題です。


試しにボアサイターを180度回してつけています。
取付が正確でなかったり、光軸がボアサイター自体とズレていれば光点が変わるはずですが、
少なくとも目で見てすぐにわかるほどは狂っていません。
どうやら使えそうです。  

Posted by ラスティネイル at 02:30Comments(0)古式銃実銃

2021年02月13日

火薬の用意


火縄銃を撃つために火薬の用意をしていました。
1個当たり2gを100発+予備分です。
今までの火縄銃の練習は大体一発ずつ着弾を確認していて、
最大で一日50発でしたが、そもそも今までに200発ほどしか売っていないので、
まずは慣れが必要だろうとから的なんて確認せずにガンガン撃とうと思い立ちました。
射撃の反動や音に慣れるれ、装填にも慣れて射撃に集中できる状態も得てから、
命中率を求めていくようにしようかなと。
1日100発ぐらいは前装銃でも行けると思うんですよね。
そして、慣れて早く撃てるようになれば弾数的にもたくさん練習できると。
あんまり撃つとお金がかかりますけどね。
今回撃つ予定の10mm口径で鉛玉と火薬合わせて一発30円ぐらいでしょうか。
まあ、100発なら射場代の方が高いぐらいでしょうか。
あとは一発10円せずに撃てる6mm口径は安上がりですが、銃の反動に慣れる目的には不向きですしね。

画像で中に埋もれている長い試験管はミニエー銃用の4.2gで多少用意しました。
火縄銃が不調で撃てなくなったら、代わりに撃とうかなと。
前装銃は汚れなども気にしないといけないですからね。
こちらは一発80円ぐらいでしょうか。
既製品の弾を買わなくても口径が大きくなると結構かかるものです。

ブログには書いていませんが、この前射撃に行ったときに不発が多かったので、
火薬を一度乾燥させて、画像のように除湿剤をタッパーに一緒にいれておくことにしました。
これで変化があるかどうかはまだわかりませんが、現代は便利です。  

Posted by ラスティネイル at 03:12Comments(0)古式銃

2021年02月08日

SSオートマグ入手


ジャンク扱いのSSオートマグを入手。
長物と合わせて4丁で20円で落札・・・長物は要らなかったので、
出品者さんに引き取ってまた売ってもらって、送料は元のサイズのままで良いとしたので、
送料の差額分ぐらいは利益になっているといいのですが。


SSオートマグのシルバーの小さな部品に致命的ではない破損があり、
そのままでも撃てるも気分として直しておきたく、直すのが困難な部分だったので部品取りに入手。
何故だかSSオートマグは数も出回っているのに結構高値で安定してるんですよね。
状態の良いシルバーなんて私には絶対買えません。

届いてみると普通に撃てました。
何だかコッキングが軽く、気分良く撃てます。
シルバーはケースレスマガジンも付いたタイプなのですが、
バネが強すぎてシリンダーを押し込むと銃がお辞儀してしまって、手首で支えるのが苦痛です。
バレルの先をちょっとどこかに当てれば問題ないのですが。
このまま遊んでいて楽しいですね。
エアコキハンドガンはAPSを除けばマルイのガバだけで十分なのですが、
のんびり撃ちたいときにシルバー版で遊んでいました。
人生で二番目に多く撃っているエアコキハンドガンかもしれません。  

Posted by ラスティネイル at 01:35Comments(2)エアコッキング

2021年01月16日

尾栓の長さ


火皿が後ろの方にあり、雨覆の横に煙返しが付いた特徴の火縄銃の銃身2本です。
右は田布施流ですが、左は備前筒に近いけど、特徴が外れていて部品も足りず流派はわからず。
火皿自体も小さめですね。
銃身後端から火穴の位置は大体同じぐらいです。



尾栓を抜いてみると、田布施流の方は火穴の位置に合わせて明らかに短いのに対し、
左の方は通常より少しだけ短いぐらいの長さまであり、側面に火が回るように溝が切られています。
これを見ると、少なくとも左の方は尾栓が短いから火皿が後ろにあるのではないことがわかります。
田布施流の方も火皿を後ろにしたいがために尾栓が短いのかもしれせん。
この火皿の位置はカラクリとの関連なのか、操作性の問題なのか。

尾栓の溝を火が通っていくのは火が回りにくそうですが、
海外の前装銃だと後ろから火が回った方が点火から弾が出るまでのタイムラグが短いという話もあります。
クレー射撃や散弾銃での鳥の猟を行っていると大事になってくるようです。
火縄銃の場合はどうでしょうね。
ただ、毎回カルカで弾を前から入れていると、煤が後ろに溜りやすい気もします。
薬室の横に火道が通っているより、後ろに通っている方が煤で火道が塞がった不発は起きやすいのではないかと考えつつ、
確信は持てていません。
火道に十分な太さがあったり、発射ガスで煤が吹き飛ばされていればあまり関係ないかもしれませんしね。  

Posted by ラスティネイル at 02:01Comments(5)古式銃

2021年01月11日

M945コンパクト



M945コンパクト本体は持っていてもマガジンがノーマルサイズしかなかったままだったのを、
年末にいい加減揃えるかなと買いました。
本体を安く手に入れたからマガジンもそのうち安いのを見つけたらと何年か経っていましたから。
やっぱり、コンパクト用のマガジンは大事ですね。


コンパクトモデルは単に切り詰めたものかと思いきや、
スライド側面の穴や塞ぐ蓋の形状が変わっています。
スライドトップが丸くなっているので側面の上下幅が狭いんですよね。




スライド側面の幅こそ狭いものの、上部が削られていないので高さはありますし、
前方の側面も削り込まれていなくて幅があるので、案外ボリュームがあります。
コンパクトモデルなら軽い方が携帯性が良い気もしますが、
強度の問題なのか、動作面でスライドの質量を稼ぎたいのか。
特徴的なスライドの形状が変わると印象が変わりますね。  

Posted by ラスティネイル at 01:32Comments(0)ガスガン

2021年01月08日

G3クルツ(HK51K)


明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

年末にG3クルツ(実銃だとHK51Kとか呼ばれている)を入手して、
構えたりしつつ満足しておりました。
流行ったのは20年ぐらい前でしょうか。
今はG3SASが出ていますが、あれは架空銃で、こちらは実在バカカスタムだと勝手に思っています。
ヤフオクに友人に遺品整理と何丁も出品されている方がいて、
G3系もかなり多かったのでG3好き(バトルライフル好きかも?)の方だったの方だったのかと思うつつ、
昔は欲しかったなけど、今更電動ガンが欲しいのかよくわからないないがら3000円ちょいだったので一度は入手してみようと。
手元に来てみたらなかなか気に入ったので安心しました。
コッキングレバーのストロークがやたら短い状態なので、
レシーバーにスリットを入れてストロークを伸ばさないと実銃っぽくならないなとは考えています。  

Posted by ラスティネイル at 02:20Comments(3)トイガン総合

2020年12月20日

ライフリングのあるパーカッションピストル





今日はしばらく前に買ったパーカッションピストルの分解をしていました。
前後のサイトとライフリングがあり、大きさも適度な扱いやすそうな銃ですが、
グリップが直角のように曲がっているので下の方は持ちにくく、
上の方は曲率が大きくて、どこを持ってもしっくりこない残念なグリップです。
構えていたら慣れるのでしょうか。
ロックはネジ一本で留まっています。


ラムロッド用の穴は斜めに開いていて、カラクリから逃げるようになっています。
拳銃ではそういうのは少なくないですが、見た目斜めなのは気になりますね。


バレルは鉄を巻いて作ってあるのが良くわかります。
薬室から銃口に向かって細くなっていき、銃口付近はちょっと広がっています。
柑子のない火縄銃と同じような形ですね。


グリップ上部にイニシャルでも入れそうな板が付いていますが、
何も打ち込まれていません。
タング部は台形になっていて、木部も合わせて削られています。
前の方はグリップに沿って面取りもされていて、やけに形が複雑です。



ニップルに下はガスからのガードが付いています。
ニップルから出たガスはハンマーの窪みで下方向に広がりますが、
これで下に行かないようになっています。
この銃はかなり出っ張っていますね。
銃を守るためなのか、手を守るためなのか。



カラクリは小さめですが特殊な構成ではないですね。
シアもブリッジにネジで固定されているのと、ストラップとタンブラーもネジ固定なぐらいでしょうか。


ネジは一本ですが、前側に引っ掛かりが設けられています。



その引っ掛かり用のアンカーがあり、そのアンカーが抜けないように上から板が差し込まれています。
簡略化でネジを一本にしたのではなく、一本で分解できるようにかデザインの問題かで手の込んだことをしています。



元が白磨きのようです。この状態だと巻いてある模様は見えませんね。
ニップルの取付部はあまり出っ張っていません。


リェージュのマークだけがそれらしい刻印でしょうか。
軍用銃みたいに数を作らないので、区別をつける必要が無かったのかもしれませんね。


バレルのテーパーがきつかったので、3Dプリンターで治具を作りました。



あんまり力も要らずに緩みました。
数週間油に浸けていた効果でしょうか。
それでも、3回転ぐらいはレンチが無ければ回せませんでしたが。
治具が変形してバレルが治具内で回っていますが、許容範囲です。


ライフリングは線のような溝がたくさんあり、山は平らです。
ミニエー以前の前装銃のライフリングは山が尖っているイメージなのですが、
これでもちゃんと回転を与えられるのでしょうか。
そのうち錆も落とさないと。


ネジの錆や汚れをある程度取った状態です。


ここまでは手で問題なく回るようになりました。
バレル端面が当たってこれ以上回らなくなったら工具で回します。
端面で気密を取るタイプの銃です。



真下にある細い締め位置のマークが合うようにしました。



ニップルも外すため、手元に合った穴の開いた真鍮に溝を入れて見たのですが、
真鍮が変形してしまってダメでした。
鉄で作らないといけないようです。
ついでにニップルを少し叩いて錆を崩しておいた方が良いかもしれません。  

Posted by ラスティネイル at 02:36Comments(0)古式銃