2022年11月06日
昔の護身用

前回、弾の大きさの話を書いた時に書き忘れていたことがありました。
今回はそれについて。
古い小型拳銃には非常に威力の弱いものがあります。
例えばルフォーショーなどのピンファイヤーは口径が5mm、7mm、9mm、12mmとありますが、
日本で見かけるのは護身用の7mmと軍用の12mmですね。
この7mmも現在の弾と比べて小さい弾であるのですが、しかも黒色火薬です。
条件よりますが黒色火薬は現在の無煙火薬と同じ容積で1/3以下の威力のように思います。
やはり豆鉄砲かなといった気がしますね。
当時は必要な威力の情報が出回っていなかったのもあるでしょうし、
銃で撃ち合うということは考えず、銃を持っていない相手を追い払うぐらいの感覚もあったかもしれません。
弾が当たらなくても、音がして銃を持っているとわかれば逃げるとか、
もしかすると周りから銃声で人が来るのを期待しているのかもしれませんが、
ブランクカート(空砲)のみで護身用なんていう場合もあります。
単純に小ささに挑戦とか、アクセサリーや玩具的な用途がメインの銃というのもあるでしょう。
古い時代の実態というのはなかなかわかりませんが、常識が現在と違うというのはよくありますね。
Posted by ラスティネイル at 01:17│Comments(0)
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