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ラスティネイル
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2021年06月11日

銃身外れました


この前、バンドのネジを緩めたと載せた3バンドのエンフィールド銃の銃身が外せました。
バンドを外すのはネジが緩んでいても結構大変でした。
百数十年ぶりの分離かもしれないですね。


銃床には一と墨で書いてありました。
銃身側にも彫ってあったので、日本で当時の使用者が識別用に書いたのでしょう。
銃身が入る根元の方は薄く墨も塗られているようです。



何故かバンドの部分の銃床内側が傷んでいます。



銃身は前の方の銃身が銃床に隠れる境目らへんは錆が多く、膨張してしまっています。



薬室の方というか、銃身根元の30センチぐらいは状態が良いですね。
こちらも墨が塗られていたり。
墨に防錆効果でもあるのでしょうか。
普通、銃身の外側が酷く錆びている場合は薬室周りというか、タングやニップル付近が酷く錆びていて、
膨張して銃床の木を押し広げていることが多いのですが、
この銃は何故か薬室の方が綺麗で、銃口に向かっていくほど錆びている不思議な銃です。



そのままの銃身と、錆のカサブタみたいになっているところを少し叩いて剥がした状態です。
出っ張っているところを叩くと、ボロボロ崩れて凹んだようになりますが、
その周りも若干出っ張ていると余計にそう見えているだけの場合もあり、
元の輪郭に対してどのぐらいだかはよくわからにですね。
恐らく、酷いところで深さで0.5mm程度、多く見積もっても1mm程度と銃身の厚さも考えるとそんなに酷くはないと思うのですが。



それにしても、薬室周りは綺麗だなと。



こんなに状態が良いならと油を塗ってレンチでちょっと力を入れて見たらプラグも外せました。
ネジの状態も良いですね。


中を覗くと立てかけてあったからか砂が固まったような状態になっていました。
長さ20mmぐらいで、崩していっても銃身の内側にこびりついた部分がなかなか取れず。
その部分より銃口側の状態は良くてライフリングがはっきりしているのも見えているのですが、
この部分がどうなっているかは気になるところ。
少なくとも実射ができるぐらいの状態にはなると確信しているのですが、
良く当たるかどうかは弾丸がライフリングに食い込み始めるこの部分が重要ですね。
火薬の装填される部分だけなら傷んでいてもあまり問題ないのですが、
弾丸も途中まで差し掛かりそうな位置です。
  

Posted by ラスティネイル at 02:24Comments(0)古式銃