2008年02月10日
APS-3のトリガー改良
APS-3のトリガーはAPS-1よりも重く不満に思っている方が多いと思います。
トリガーの重さやキレの良さは扱いやすさに大きく影響しますよね。
なので改良方法を書いてみます。
まず、APS-3はシアが動き出してからしばらくしてトリガーが急に重くなるように作られています。
これは重くなったときからシアが動き出したと錯覚さえキレを良く感じさせるためのものです。
シアのかかりは深く出来るので素材の弱いトイガンでは消耗対策になり、
衝撃による暴発も防げる仕組みとなっています。
これをキャンセルするとトリガーはかなり軽くなる反面キレが非常に悪くなります。
逆に重さに不満がなければこの位置を遅らせる調整をすればよりキレがいいように感じるでしょう。
シアが2つあるのでここではトリガー側をA、ストライカー側をBとします。
軽さに重要なのはAとBの接点やトリガーとAの接点の滑らかさと角度。
角度を調整して磨くといいでしょう。
キレに重要なのはAとBの噛み合わせの深さですね。
これが浅ければ途中で重くなる構造がなくてもキレは良くなります。
ただし消耗や衝撃に弱くなるので注意してその量を変える必要があります。
衝撃というのはエアコンプレストレバーを閉じるときも気をつけなければなりません。
噛み合わせを浅くするには削って調整するよりAの回転角度を抑える方がいいみたいです。
これは試していないのですがBのシアスプリングを強くすることでも軽くなると思われます。
AとB間にはメインスプリングがストライカーを介してBに働いて起こります。
Bに対してそのシアスプリングはメインスプリングと逆向きになりますので、
もし強くして二つのスプリングがつり合えばAには全く負担がかからないでしょう。
その状態で引き金を引いても弾は出ませんけれどね。
問題としては全体にかかる負担は大きくなるかもしれません。
また、Bからストライカーが解放された後もBは強くストライカーに当たるのでブレーキになったり消耗する可能性があります。
接触面を良く磨く必要があるでしょう。
さらにその瞬間に弾かれたようにストライカーに当たるとBやストライカーの変形の要因となるので注意が必要かもしれません。
トリガーとAの接触位置を変えることでも調整は出来ますね。
接触位置がトリガーの軸から離れればキレが良く重いトリガーで、近づければキレが悪くても軽いトリガーに。
総合的には変わらないにしてもてこの原理でどちらを重視するか好みで決められます。
他にも方法はあると思いますが複数の方法を組み合わせることでデメリットよりメリットを増やした調整が可能になっていくのではないでしょうか。
Posted by ラスティネイル at 23:43│Comments(0)
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