QRコード
QRCODE
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 14人
プロフィール
ラスティネイル
オーナーへメッセージ

2022年05月22日

アクセレータ

アクセレータ
ポイントのルガーP08をいじりながら、ルガーのショートリコイルは特別だと思ったので思い立ったことを書いてみます。
まず、普通のショートリコイル、例えばガバメントなどはスライドがバレルと一体となって弾丸発射のリコイルで後退し、
弾が出て反動が無くなった後に慣性で動いているスライドとバレルのロックが解除され、バレルはフレームに当たり後退が止まり、
スライドだけがリコイルスプリングの圧縮で速度を落としながらも最後まで後退していくことになります。

アクセレータ
P08の場合は弾が出た後にトグルがフレームに当たり、上下方向の速度がゼロだったのが突如上に蹴り上げられます。

アクセレータ
ボルトもバレルエクステンションに対して相対位置が後退します。
少なくともこのエアガンではトグルがフレームに当たってから、バレルエクステンションが後退を終えるまでの距離と、
ボルトとバレルエクステンションの位置の変化の長さが同じぐらいです。
それだけでボルトの速度が倍ぐらいになったことになりますが、実際に比例的に距離が変わっているわけでもないことや、
トグルの上下も考えると重たいバレルエクステンションに蓄えられていた運藤エネルギーが軽いボルト周りに移されて急加速するはずです。
つまり、アクセレータ(加速器)付きのショートリコイルなわけですね。
44オートマグみたいですね。

弾が出るまではボルトは軽くてもバレルエクステンションの重さで後退速度を遅くし、
弾が出てからは重いバレルエクステンションに蓄えられたエネルギーで軽いボルトを高速運動させる。
ルガーの回転が速いというのは単純にボルトの軽さとリコイルスプリングの強さだと思っていましたが、
よく考えるとボルトを速く動かすメカニズムが搭載されていたわけです。
ルガーは保持が悪いとジャムりやすいなんて話も聞きますが、
もしかすると保持が甘いとトグルとフレームが当たったときにエネルギーがフレームに逃げて加速が上手くいかないのかもしれませんね。



同じカテゴリー(コラム)の記事画像
弾丸と弾頭
ピカニティレールは中途半端?
ハンマーとアンビル
重量弾で威力が下がる
銃身長と弾速
ハーフライフルは元残し?
同じカテゴリー(コラム)の記事
 弾丸と弾頭 (2024-08-31 09:30)
 ピカニティレールは中途半端? (2024-07-27 23:17)
 ハンマーとアンビル (2023-04-01 17:07)
 重量弾で威力が下がる (2022-11-12 23:07)
 銃身長と弾速 (2022-08-30 23:41)
 ハーフライフルは元残し? (2022-08-17 21:44)
Posted by ラスティネイル at 13:43│Comments(0)コラム
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。