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2022年08月17日

ハーフライフルは元残し?

ハーフライフルは元残し?
日本独自の猟銃の文化となっている散弾銃のハーフライフル銃身というものがあります。
基本的にサボット弾で用いるライフリング入り銃身のライフリングを銃身長の半分以下に削り落としたものです。
ライフリングを削るときに元残し(チャンバー側)と先残し(マズル側)のどちらが良いかという話が出ます。
先残しだと銃身内を半分進んで加速された弾が急激にライフリングに当たって回転させられるので、
圧力の問題やら安定性やらが悪いように思えます。
いきなり弾に抵抗がかかるのは安全性としてもいかがなものかと。
まあ、世の中にはライフルドチョークなどというものもあり、
マズルに取り付けられてチョークのライフリングで回転させるという無茶な感じのこともやるので実用上は問題ないのでしょう。

では、元残しにはデメリットが無いのかというと、ライフルマークのついた弾が平筒を進むようになるのでガスが隙間から流れそうですね。
無視できるレベルにも思えますがデータは知らないです。
そしてもう一点が回転数の問題です。
ライフリングの回転数はツイストが何インチに一回転という割合で示されます。
基本的に弾速と回転数は(rpm)は比例するわけですが、途中でライフリングが無くなると弾速だけ上がります。
例えば、弾が銃身の中間から銃口までの間に先の半分で、さらに2割の弾速が加速されるとします。
ツイストが1-30だったら1-36インチになるわけです。
弾速の増加割合は弾の種類や銃身長によっても変わりますが、無視できない数値だと思います。

銃のツイストに合わせて弾が作らているのか、弾に合わせて銃のツイストが決められているのか知りませんが、
本来より緩くなったら設計と違うから当たらなくても当然となるわけです。
回転数や初速の安定性を気にする以前に、回転数足りて無くない?と。
一般的に軽い弾や短い弾はライフリングが緩くても大丈夫ですが、長い弾や重い弾はライフリングを急にする必要があります。
本来、弾が重い方が射程が延びて良く当たるのですけどね。

じゃあ、先残しの方が良いのかという話になりますね。
やはりデータは知りませんがその可能性は十分にあります。
結局は弾との相性なので、実験してみてもツイストと弾の組合せによってどちらが良くなるかは変わるでしょう。
また、加工された状態で販売されるのでユーザーでは選べず、現在は元残しが主流のようです。
同じ元残しなら、最初からツイストの急な銃身の方が、多くの弾で設計時の回転数に足る可能性が高いですね。
ツイストはメーカーによって結構違うので、回転数低いメーカーのものは当たらなくなっても、
回転数が高いメーカーのものな、2割程度落ちても問題ないと。
もしくは、回転数が低くても大丈夫な弾を使うか。
最初からどの弾でも回転数に余裕があったなら、杞憂な話になりますね。
回転数が大きすぎても良くないのですが、足りないよりは断然マシな話なのでメーカーはどのように決めているのか。。

猟銃は持っていないものの、前から気になっていたので文章にしてみました。
元残しなら欲しいツイストより少し急なものを選びましょうと。



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Posted by ラスティネイル at 21:44│Comments(2)コラム
この記事へのコメント
銃身が(ライフリングに接してる時間が)短くなると、弾丸の回転数が遅くなると言う理屈はおかしいと思いますよ。
弾にツイストを掛けるには(掛けるだけなら)ライフリング長は2インチもあれば十分だと、昔々のGun誌で読んだ覚えがあります。
じっさい、スナブノーズで数十メートルの射撃をしてる動画もありますね。
Posted by 鍛冶屋。 at 2022年08月19日 11:05
ええ、2インチの銃身でもちゃんと安定して回転がかかって真っ直ぐ飛ぶでしょう。
そこがみんな錯覚する点ですね。
わかりやすく、単位をメートルに揃えて、実際の値とは違いますが計算しやすい数値で例えてみます。

2インチ銃身で弾速が100m/sの時にツイスト(ライフリングピッチ)が1回転あたり1m(ツイスト1)だとすると、
弾丸の回転数は弾速/ツイスト=100/1=100r/s(回転毎秒)となります。

銃身を10インチに延ばして初速が200m/sになったとしてツイストが1mのライフリングが銃身全体に入っていると、
弾丸の回転は200/1=200r/sになります。
ツイストが同じなら弾速と回転数は比例するので、弾速が倍になったから回転数も倍になったわけです。

ここで根元の2インチしかライフリングが入っていないとすると、弾速が100m/sで回転数が100r/sのところから、弾速だけ加速されて200m/sで100r/sとなります。
同じ弾速でもライフリングが銃口まで入っているときの回転数の半分になりました。
当然ですが、この時のツイストは弾速/回転数=200/100=2mとなり倍に緩くなっているわけです。

必要な弾丸の回転数も弾速が速くなれば大きくなるので、それに追いつかないと当たらなくなります。
Posted by ラスティネイルラスティネイル at 2022年08月20日 01:56
 
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