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ラスティネイル
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2022年03月12日

暖かくなってきたので


暖かくなってきたので、作業場が寒くてサボりがちだった銃の手入れを再開しています。
外に出ると花粉症で頭痛や胃痛、眼、喉、皮膚炎と何でもありな状態なのであまり喜んでばかりもいられませんが。
WEAVERのドライバーはしばらく使っていますが、よく帰る実家にも1セット置いときたいぐらい使い勝手が良いです。



この銃のロックにはハーフコックノッチの手前にフライという部品があります。
ハンマーを起こすときは働かないのですが、ハンマーが落ちる時にはハーフコックノッチを(位置は横方向にズレていますが)覆って、
シアが当たらないようにしています。
トリガーを一瞬しか引かなかった場合や、フルコックノッチが摩耗してきて引き金を絞るように引いた時には、
ハンマーが落ちていく最中にハーフコックノッチとシアが激突する可能性があるので、それを防げる部品ですね。
ハンマーをフルコックにしてからハーフコックにするには、一度ハーフコックノッチよりも下せばフライがリセットされます。
現代銃のハーフコックノッチがあるものでもついてないことからわかるように、基本的に不要な贅沢な部品です。
衝撃でハンマーが不意に落ちた時もハーフコックにならずに弾が出るので、安全性からしてもない方が良いぐらい。
ただし、セットトリガー付きでハーフコックのある銃には必要になります。
セットトリガーは一瞬しかシアを動かさないので、フライが無ければおおよその場合は弾が出ないわけです。
フリントロックやパーカッションロックの時代は大きくて重いハンマーを強力なバネで動かしていたのでどうしてもトリガーが重くなりがちで、
命中率を求めるとセットトリガーが重要になっていました。  

Posted by ラスティネイル at 02:37Comments(0)古式銃