2021年07月04日
呪いにより
小口径の火縄銃を見つけたら買わなければならない呪いにより一匁のを購入。
実射できそうな状態の良さで、値段も標準的な火縄銃ぐらいか少し安い程度だったので。
口径が小さくなるほど、買わなければならないのが強くなります。笑
届いたものを開封しながら、カラクリを固定する後ろの鋲がちゃんと入っていないと思ったら、
反対側にも飛び出ている長い鋲でした。
上から火挟の軸をとめる矢倉鋲が挿してあったので、本来の位置に。
鋲が一本足らないので、作らないといけませんね。
銃身を外してみると結構錆びていました。
深くはないようですが。
銃床を見ると、一度水が溜まったような嫌な感じの痕がありますね。
これで銃身がこの程度なら軽く済んだ方でしょうか。
銃身に油を塗って布で磨いたら銘も見やすくなりました。
そして、尾栓も問題なく外せました。
オネジとメネジはそんなにタイトな感じではありませんね。
使用による摩耗が感じられます。
汚れを取った状態です。
小口径の火縄銃は尾栓の頭が小さくて回しにくいものが多いですが、
この銃はやけに大きいというぐらいです。
助かりはするのですが、普段見慣れているものからするとバランスが悪く感じます。
締めるとちょっと回りすぎますね。
このぐらいの位置で止まって欲しいのが、
これぐらいまで回ります。
シールテープでも巻いておけば大丈夫な範囲にも見えますが、
メネジもちゃんと掃除して確かめないとわからないですね。
巣口(銃口)は銃身内が8.5mmに対して9mm程度まで広がっています。
薬室の方も荒れて広がっているようならそれぐらいまで研いても良いですし、
薬室がそんなに酷くなければ、窄めて修正するチャレンジもありかなと思っています。