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ラスティネイル
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2015年04月10日

登録証


現物審査を受けたので、訂正された登録証が届きました。
これで堂々と持っていられます。
ちなみに、前の登録証は返納済みです。
種別がヘリ打ち式六連からピン打ち式鉄砲六連に直りました。
無銘から銃身にある刻印が書いてあるようにもなりましたが、
なぜその刻印を選んだのかはわかりません。
やはり銃身が大事なんでしょうか。

全長も銃身と平行な現行の測り方になりました。

昔の登録証はほとんど一番長いところで測っていて、それでも間違いではないんですけどね。
平行に測るには銃身にテーパーがついていたり、うまく測りにくい場合があっても、
一番長いところは一箇所です。
そんな感じなので、登録証の数より実物が小さいことはよくあります。
口径は7mmです。30口径なので本当は7.62mmあるのですが、古式銃はライフリングを山径で測りますし、
それで四捨五入すると7mmになりますね。
口径はライフリングの谷径で測るのが現代銃なら当然ですが、
古式銃で一番多いライフリング持ちのミニエー銃は山径より小さな弾を使うので山径で測る方が自然・・・?


この古い火縄銃の登録証は銃身だけの数値で登録されてました。
この登録証は銃身の長さ(尾栓含む)、口径、目釘の数、銘だけですね。
当時は銃身だけでも登録できたようですが、今は発射機能が揃ってないと駄目なようです。
銃身長と口径が同じで無銘の火縄銃なんていくらでもありそうですよね。
この登録証の銃は所有者変更届を出したら、
教育委員会からこの銃は登録証の紛失により再発行を受けていて、
この登録証は紛失されたものの方で無効だという手紙が。
不法所持になるので警察に提出するようにということで提出してあります。
現在、今までの経緯を調査中。登録されている所有者は亡くなっているそうですが。
今まで無効な登録証だと発覚してなかったということは、
所有者変更届を出していない過去の所有者が何人もいるのかもしれません。
もしくは、登録証のコピーをつけないで変更届けを出していたかですね。
捜査が終わるまでは戻ってくることがないようです。


テレー銃の登録証です。

全長は斜めで測定されています。

機関部全部が銃身長に。洋式銃では多いですね。

口径2cmは絶対にテーパーで広がっているところを測っている、なんて思っていたら甘かったです。

なんと外径を測ってます。
無知だったのか、テーパーの奥の口径が測れないための苦肉の策なのか。

銘は分解不能となっていました。
トリガーガード下のネジを外すと銃身が外れるのがわからなかったのでしょう。
目釘2個は意味がわかりませんが、きっとカラクリをとめているネジを目釘と見なしたのでしょう。
ちゃんと目釘のある火縄銃でも目釘の数は書いていないものが多いですが、
必要ないのに余計に書くのも困ったものです。
それでも、この現物で発行された登録証であろうことはなんとかわかりますね。


スナイドル銃の登録証です。

銃身長は火縄銃のように尾栓を含んでます。
スナイドル銃のこの部分を尾栓というかわかりませんが、本来の銃身長で登録されているのは滅多にないのでは。

全長を測ると登録証より大きい・・・登録証と現物が不一致?

と思ったら、審査員の方はいつも通りにグリップの下端で測ったようです。
この銃の場合は一番長いところですらないという不思議な現象が起きています。
目釘1個となっているのは、バンドのことなのか、銃身を止めているネジのことなのか。

それにしても、同じ人が審査していれば、同じミスの古式銃がたくさんあるのでしょうか。
管打ちをピン打ちとか異様に沢山ありますしね。
他には口径のない火縄銃、銃身長が98cmなのに108cmの管打ち銃も見ました。
100の近くに8があったから108だと思ってしまったのでしょうか。
結構最近のもので、口径以外に銃身の外径まで書いてある用心深い登録証だったのに。

登録証の寸法は測ってあるところはいい加減でも、必ずどこかしら審査員が測ったところがあるようです。  

Posted by ラスティネイル at 01:09Comments(0)古式銃