2023年08月13日
銃身の錆び落とし
錆で銃床に入れにくくなっている銃身の錆び落としをしました。
落としている途中。
落し終わり。
茶色が黒になっているので黒染めをやり直したように見えるかもしれませんが、
錆の下にあった黒い皮膜そのままです。
これだけ綺麗で滑らかな部分を見ていると幸せです。
しかしながら、一部の錆が酷いとことは滑らかにならず。
全体が荒れているならとにかく、滑らかなところも多い銃だと、
砥石で滑らかに削ってしまいたくなりますね。
それでも、出っ張っている部分は無くなったので銃床には難なく入るようになりました。
銃身の下側には同じ形状の打痕が無数にあります。
後で傷つけてしまったのか、鍛造時の傷を下側だから最後まで消さなかったのか。
一部、材質に欠陥があって、鉄が小さく捲れ上がったりしているような部分がありました。
小さな凹みの回り上が銀色なのは出っ張っていたからです。
不純物のあるところが中で錆びて、内側から盛り上がったのかもしれませんね。
これぐらいで済んでいれば、質としては良い方ではないかと思います。
この銃身は先の方でも一般的な銃の薬室部に近い肉厚があります。
一番細い腰のところは標準の2倍の厚さと言ったところですね。
阿波筒で銃身長も長いので、火薬を多く詰めれば同口径の標準の1.5倍ぐらいのエネルギーは楽に与えられそうな感じです。
今回は銃床に入らない柑子(銃口付近)の錆は落としませんでしたが、
画像を撮るなら落としても良かったかなとも。
Posted by ラスティネイル at 23:13│Comments(0)
│古式銃