2019年03月05日
拘りどころ
イマイの44トートマグのクリアーバージョンです。
クリアーバージョンという言葉より、スケルトンという言葉が先に思い浮かびますが、
もしかして死語なのではないかという気もします。
サイズが小さく、割り箸マガジンでセイフティもなく、動くのはボルトと引き金のみです。
そのボルトもリコイルスプリングがなく、自分で押して戻さなければいけません。
なので注意書きのシールも貼ってあります。
刻印もここだけ。
グリップ部(フレームと一体)の内側にイマイの刻印があり、鏡文字になっています。
クリアーバージョンだから見えていますが、そうでなければ完全に隠し文字ですね。
いわゆるモナカ構造ですが、右側だけ上下に分れている面白い構成です。
内部構造です。まあ、分解しなくても見えているのですが。
本当に部品点数が少なくてシンプルな構造です。
シアが見えるようにトリガーバーをずらした画像です。
イマイの刻印がちゃんと見えます。
白く光っているのがシアで、後ろ側にピストンを引っかける出っ張りがあります。
そして、シアは前方にも出っ張りがあり、引き金を引くと上に上がります。
ボルトを完全に戻してないとシリンダーがこの部分に当たり、引き金が引けないようになっています。
不完全閉鎖時の撃発防止機能ですね。
そりゃあ、リコイルスプリングがないのであればあった方がいいのはわかりますが、
安価な製品でリコイルスプリングも省いているのにどうしてそこに拘るのかと。
構成やスペース的に難しいのはわかるけれど、
そこはどうにかリコイルスプリングを設けて欲しかったです。
どうしても無理だったからこそ、代わりに対策を立てた苦肉の策だったのでしょうか。
設計者の拘りは個性が出るので面白いものです。
Posted by ラスティネイル at 01:26│Comments(5)
│エアコッキング
この記事へのコメント
イマイのこのシリーズは発売時に見本市を訪問したウマレックスの社長が気に入り、
大量に購入したというウワサを聞いたことがあります。
たしかに外観の再現は良く、小型化のディフォルメ具合も素晴らしい製品でした。
それにしてもクリアーモデルがあったのは存じませんでした。
サムネの画像で旧MGC直営店に展示してあったクリアーのモデルガンと思いました。
大量に購入したというウワサを聞いたことがあります。
たしかに外観の再現は良く、小型化のディフォルメ具合も素晴らしい製品でした。
それにしてもクリアーモデルがあったのは存じませんでした。
サムネの画像で旧MGC直営店に展示してあったクリアーのモデルガンと思いました。
Posted by 都内在住 at 2019年03月05日 08:47
イマイがエアガン出してたの初めて知りました...
同社が騎士プラモ?を売ってたんですけど数年前にそれを買って組み立てたのを思い出しました。
同社が騎士プラモ?を売ってたんですけど数年前にそれを買って組み立てたのを思い出しました。
Posted by おじぇい at 2019年03月05日 11:08
>都内在住さん
そんなことがあったんですか。
凄くマイナーな製品のイメージではありますが。
MGCはオートマグとシグをクリアーで出していましたね。
>おじぇいさん
昔はプラもメーカーも色々出していましたからね。
エルエス、アリイ、イマイ、グンゼ、フジミなど。
今もやってるのはマルイとクラウンぐらいでしょうか。
そんなことがあったんですか。
凄くマイナーな製品のイメージではありますが。
MGCはオートマグとシグをクリアーで出していましたね。
>おじぇいさん
昔はプラもメーカーも色々出していましたからね。
エルエス、アリイ、イマイ、グンゼ、フジミなど。
今もやってるのはマルイとクラウンぐらいでしょうか。
Posted by ラスティネイル at 2019年03月05日 20:22
はじめまして
自分の持っている古いエアガンの素性を探していて
このサイトにたどり着きました。
ここで紹介されているクリアーモデルには
ボルトを戻さないとトリガーが引ききれない工夫があるようですが
当方が持っている黒いものは注意のシールだけで
その様なフェールセーフがなく、戻さなくてもバチンと引けてしまいます
もしかすると、戻し忘れの指挟み事例などがあって
改善されたのでしょうか?
側面のオートマグの刻印も
ここで紹介されているような立派なものではなく
"44 AMP MODEL 180"のみの簡素なものなのです。
貴重な情報をありがとうございます
イマイ製の商品と言うことやある程度の変遷が分っただけでとても幸いです。
自分の持っている古いエアガンの素性を探していて
このサイトにたどり着きました。
ここで紹介されているクリアーモデルには
ボルトを戻さないとトリガーが引ききれない工夫があるようですが
当方が持っている黒いものは注意のシールだけで
その様なフェールセーフがなく、戻さなくてもバチンと引けてしまいます
もしかすると、戻し忘れの指挟み事例などがあって
改善されたのでしょうか?
側面のオートマグの刻印も
ここで紹介されているような立派なものではなく
"44 AMP MODEL 180"のみの簡素なものなのです。
貴重な情報をありがとうございます
イマイ製の商品と言うことやある程度の変遷が分っただけでとても幸いです。
Posted by 通りすがりの埼玉県民 at 2019年06月27日 17:43
はじめまして。
情報ありがとうございます。
設計者がつけたかったわけではなく、後の改良でしたか。
確かにその方が自然ですね。
安全のため改良するとはイマイも偉いですね。
情報ありがとうございます。
設計者がつけたかったわけではなく、後の改良でしたか。
確かにその方が自然ですね。
安全のため改良するとはイマイも偉いですね。
Posted by ラスティネイル at 2019年06月28日 00:16