2010年07月19日
ガトリングガンの組み立て(2)
メカボックスのようなパーツはなく、支えるパーツを片側のフレームにネジ止めするだけです。
両側で固定するのと比べると剛性が低くいかにも頼りないです。
モーターと電池ボックスです。コードは穴に入れてねじるだけです。電池は全て同じ向きに入れるようになっています。これは電池ボックス後方にスライドスイッチがあり、電池の使用を一本、二本、三本と切り替えることにより連射速度を変えるためです。ただし、一本では動きませんでした。
モーターからメインまで繋がりました。スプリングがかなり強いため減速比も相当に大きいです。ピニオンとその次のギアのかみ合わせが浅く空転したので、ギアのシャフトを支えるパーツのフレームと接する面を削り傾けることで対処しました。コイル状の部分は給弾ルートです。その上のパーツはギアにあったって上下に動き弾がスムーズに給弾されるようにしています。
左下のバネがその右の輪に当たることで通電するスイッチです。バネを動かすパーツは外側からはめていますが、パチンとはまった瞬間にツメの二つのうち一つが飛んでいきました。古いキットですから心配な部分は多々ありましたが、ついにといった感じでしたね。ツメ一つでもとりあえず付いているのでよしとしました。
あとは左右のフレームをネジ止めしてハンドルやマガジンをつければ完成です。フレームを止めるネジの本数が少なく長さも短いので上手く閉じませんが何とかなっています。
マガジンがオフセットされているのは狙うことを考えてでしょうか。
組み立ては接着不要でヤスリもほとんど使わなかったにもかかわらず二時間もかかってしまいました。ガトリングガンとは言っても銃とは違うので不慣れだったのと、古いための不安要素もあったから簡単とは感じませんでしたが、後から考えると素直に組み立てていればほとんど問題もなくよく出来たキットだと思います。
モーターも付いて1800円のキットでバレルが回ってそれぞれのバレルから順番に弾が出るなどコストパフォーマンスは非常に良いでしょう。なによち夢のあるキットです。どれだけ製造されたのかは気になるところです。
2010年07月18日
ガトリングガンの組み立て(1)
パッケージはおもちゃっぽいです。まあ、おもちゃなので。
中身はこうなっています。
バレル取り付け部です。
見えている大きなキックバネがメインスプリングで直接弾を弾きます。バネの当たるところには磨耗防止用に金属製のシャフトを打ち込みます。折れやすいようで予備も含め三本付いてきました。上の方に見える穴は給弾用です。
モナカのバレルは接着もせずリングにはめていくだけです。ストライカー式なので気密も関係ないですし、むしろタイトバレルなら抵抗になるだけですね。このキットは接着剤を一切使わないのも凄いところです。
チャンバーはゴムを切ってバレルの片側の切り込みに挟むだけ。一応ホップアップ向きになっているのは考えがあるのかどうか。キットのゴムは完全に硬化していたので輪ゴムを切って使いました。給弾されてから4/5回転ほどしてからの発射なので弾の固定も結構重要です。
バレルとメインスプリング部を合わせたところ。手で回して発射の確認が出来ます。
2010年07月13日
この連射力を見よ ガトリングガン
アリイの組み立てキットのガトリングガンです。
先日のイベントで入手して早速組み立てました。
120発/分の連射速度で高速、中速、低速に切り替えられるものの低速では動きません。
実銃ではミニガンとかマイクロガンがありますが、これはナノガンでしょうか。
三脚に載せてますが片手でも楽に運用可能。
定価は1800円のようです。
2010年07月08日
弾ポロの原因
WAM4といえば弾ポロが起きることが欠点の一つとされています。
前から気になってはいるのですがうちのは旧型チャンバーは全然大丈夫ですね。
構造的にはブルズアイバレルの方が弾ポロしやすいのではないかと思っていましたが、実際は旧型の方がしやすいみたいです。
そのうちマルイ式にしたいのでその時は起こらないかはわかりませんね。
弾ポロというのは弾の保持位置が前過ぎて弾がフローティングバルブを押せないため発射側にガスがあまり出ないことで起こります。
弾ポロ対策としてはマルイの電動用パッキンを使う社外製チャンバーに硬めのカスタムパッキンを使うとか、
ノズル内のパーツを組み替えてマグナでなく負圧式にするとかしているみたいですね。
特に負圧化は弾の位置に関係なくガスがバレル側に回るので有効ですがリコイルが弱くなるとかならないとか。
弾の保持位置が前過ぎてしまうのは単に弾の前進速度が速すぎるということではなく、ノズルがシリンダー(ボルトキャリアー)に完全に戻っていないとピストンによる圧縮で空気が弾を押し出してしまうという説があります。
または空気圧でフローティングバルブが前に固定されてしまっているためというのは考えられるかもしれません。
どちらもノズルがスムーズにシリンダー内に戻るようになっていれば起こらないはずです。
もしくは、チャンバー内にノズルが入っていくとノズルの体積分だけ空気が圧縮されるので、という可能性わずかに考えられますがあまりないでしょうね。
マガジンのパッキンが傾斜していて完全に閉鎖した時のみ気密が保たれる機種だと起こりにくそうですがそういう改良は難しいですね。
閉鎖不良でノズルが前進しきっていないためにフローティングバルブが弾に当たらないこともあるかもしれません。
もしくはボルトキャリアーは前進しきっていてもノズルが前進しきらないという可能性もあります。
普段は勢いでノズルも前進しきるのがたまにそうならないと。
実験としてうちの個体で弾ポロが起こせないか確かめてみました。
ホップは最小にしてノズルは前進してる状態でマガジンからガスが入るルートを塞いでボルトキャリアーを前進させ空気を送ってみたり、ノズルもちょっと下がっている状態からガスルートを塞いで勢いよくボルトキャリアーを前進させてみたり。
結果として弾ポロは起こせませんでした。
起こらない個体は起こりにくいのか。単にうちの個体はピストンの気密が悪すぎる(ボルトキャリアーが安物社外品)のか。
これからマルイ式パッキンのチャンバーを使ってみてどうなるかです。