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2020年10月31日

錆取り剤


エンフィールド銃の銃身の錆取りに錆取り剤を使ってみました。
本当はあまり良くないのですが、元が結構錆びてますしね。
錆取り剤を塗って、20番用真鍮ブラシを100回ぐらい通しました。
ブラシだけだと何回通せばいいかわからないし、ライフリングも摩耗するでしょう。
尾栓を外した時と比べるとずっと綺麗になったと思います。



前回の実射後と今回の錆取り後のボアスコープで撮影したチャンバー付近です。
あんまり差がわかりませんね。
ライフリングは若干はっきり見やすくなったような気もしますが。
実物を見ると錆による出っ張りはほぼなくなり、錆の腐食による窪みだけ残って凸凹な感じです。
指で触っても荒れているのはわかりますが、ザラザラした抵抗はなくなったので良くはなったと思います。
これ以上の回復は難しいですね。

撃ってみたいところですが、火薬の消費許可の期限が切れてしまったので、
許可を得てこないと撃てません。  

Posted by ラスティネイル at 01:38Comments(0)古式銃

2020年10月25日

小型オート


最近、小型オートが増えたので集めてみました。
まあ、部品が足りないとかまともじゃないのが混ざっていますが。
小型オートとまとめても同じ22LRや25ACPでも機種によって大きさが違ったり、
トイガンとしてのモデルアップ時に寸法を変更されていたりするので、
イマイチどれが本当の寸法がどんなのかわからなかったり。
実銃を見れば一発でわかるでしょうけどね。
  

Posted by ラスティネイル at 00:12Comments(2)トイガン総合

2020年10月22日

息を吹くのは


銃身に息を吹くというと西部劇なんかで撃ち終わった後に銃口に息を吹いて煙を出すのをイメージする人が多いのではないかと思います。
それは効果があるのか疑問ですが、古式銃では銃身に息を吹き込むのは重要だったりします、カッコ良い感じはしませんけどね。
まず、装填前に銃口から息を吹き込んで火口から空気が抜けて、火道がしっかり通っているか確認します。
そして撃った後は銃口から息を吹き込んで残火を出します。
火薬や不純物の燃え残りが燻っていると、火薬を装填したときに火がついてしまう可能性があるのです。
装填した火薬に火が付けば火傷などしますし、弾を入れて突き固めている間に火が付いたら弾で怪我をする可能性があります。
発射後にすぐに装填して撃つときなどは重要になりますね。
現代銃だと銃口を覗き込むのは厳禁ですが、前装銃では安全を確保するためにそのような動作が必要というわけです。
もちろん、装填してある状態で覗く気は全くしませんが・・・
今の基準では射撃場ではL形に曲がった器具でもつけて息を吹き込むと安全なのかもしれませんね。


後装銃になってからも息を吹き込むことをしている銃もありました。
銃口ではなく機関部から吹き込めばいいのですけどね。
火薬は紙や薬莢に包まれているので火が付く可能性はほぼありませんが、
銃身に紙の破片が残っていると命中率に影響が出るので吹いて出すと。
ただ、当時の後装銃の紙薬莢の使用方法はかなり差がありました。
薬室に残るのが前提で次の弾で押し出されるもの、燃えてなくなる(燃え残りが発生する可能性ありの)もの、
弾と一緒に飛んでいくもののなど。
息を吹くのが全ての銃に有効というわけではありません。  

Posted by ラスティネイル at 01:32Comments(3)古式銃古式銃(コラム)

2020年10月18日

P7用ドットサイトマウント



未仕上げですがMGCのP7M13用のドットサイトマウントを作りました。
P7のスクイズコッカー再現を目標にしていますが、
最近はトイガン関係の工作を全くやってないので、少しずつ再開していこうかと



ドクターサイトのレプリカですが、銃もサイトも本物はドイツ製と。
スライドに載せるドットサイトはスライドを削ってローマウントが好みなのですが、
その銃専用デザインのマウントというのも良いですよね、未加工で付きますし。
スライドも引きやすくなりました。
まあ、それでもデザイン上はもうちょっと低い方が良いのですが、
トイガンの構造的にこれぐらいになりました。

  

Posted by ラスティネイル at 02:07Comments(2)カスタム・製作

2020年10月10日

当たらなかった原因は



前回射撃したエンフィールド銃は銃身内の錆は撃てば落ちるという話もあるので、
パッチ(布)が引っ掛かりを感じずに通せる状態になったらそれ以上は錆び落としをやめて撃ってみていました。
これが実射前と実射後の画像です。
確かに結構落ちていますが、まだ表面がザラついた感じはしますね。
もっと撃てば落ちるのでしょうか。
まあ、錆によって鉄の地が傷んで荒れてる分には研く(削る)ことをしないとどうにもなりませんが、
ライフリングがあるとどうにも難しいですね。
撃って錆び落としを目論んだのはライフリングが傷みにくいと思ったのもありますし。

前回、横弾の一発しか的に当たらなかったので、照準の寸法を測ってみました。
元々の最短の目盛が100ヤード(91m)のはずなので、
エンフィールド銃の初速なら50mでは20cmぐらい上に着弾するかなと思って撃っていました。
エンフィールド銃は初速は火縄銃より低いので近距離だと山なりな感じがかなりしますね。
銃腔の向きは測れないので、銃身外径から出した銃身の中心とサイトの高さからアバウトな測定と計算をすると、
100ヤードで銃身が180cm分ぐらい上を向きますね。
弾のドロップが60cmぐらいなので着弾は狙う点の120cm上へ、50mだと85cmほど上に着弾・・・的に当たらないわけですね。
本当に100ヤードのサイトなのだろうかといった感じです。
300ヤードぐらい離れないと狙点に合いませんね。
何か勘違いをしているのでしょうか。
ちなみに、この銃は短い砲兵銃なので、一般的な2バンドのスナイドル銃(照準は同じ)も測って計算してみると、
100ヤードで40cmほど上に着弾する感じでした。
こちらも上に着弾はしますが、的のサイズによっては六時照準ならおかしくないかなといった感じですね。
火縄銃よりずっと照準は当てにできると思っていたのですけど、そうでもなかったようです。
なんせ1400ヤードまで目盛のついた照準ですよ。
今後のためにボアサイター(銃口に差し込んで向きを示すレーザー)でも買ってみましょうか。
一目でサイトと銃口の向きの差がわかります。
火縄銃でも便利そうです。
横弾で全部外れていたのではなくて、横弾した弾だけ下方向に行ったか、抵抗が増えて落ちたかで的に着弾したようです。
まあ、他の弾がちゃんと回転していたかは、的に当てて見ないとわからないのですが。





前回不発になった後に取り出した弾と、残っていたその前の弾の千切れたスカート部を洗ってしっかり確認しました。
撃てなかった弾の後部が三角形のようになっています。
残っていたスカート部は前側が円錐のような穴になっていますが、よく見るとこちらも三角形です。
弾を取り出すのにラムロッドでガンガンついているので、
変形量が大きくなっている(少なくとも撃てなかった弾の変形はロッドによるもの)のもありますが、
3条ライフリングの銃で三角形だと関連性を感じますね。
スカート部を見るとライフリング山部(出っ張り)に当たるところが多く残っているので、
ガス圧で広がって銃身に押し付けれて抵抗になったのかもしれません。
普通の銃なら銃身の表面が荒れていても少し抵抗になるだけですが、
ミニエー弾では押し付けられて大きな抵抗になるのかもしれません。
まあ、鉛は軟らかいので、一定以上の押し付け力なら鉛を削る抵抗の大きさで止まりそうですが。
軟らかくて出来も悪かった純鉛の弾は良くなかったでしょうか。
チャンバーに近づくほど荒れているので、銃身の途中で抵抗が増えるのと比べると危険は無さそうですが、
次撃つまでにはもうちょっと銃身の状態を良くして、弾はアンチモニー入りで硬くて、まともに鋳造できた方だけを使おうと思います。


赤い線の間がライフリングの谷部に当たってたところです。
山部の方が幅が広いので弾がライフリングに食い込むのは大変そうですね。
削る量は少ないので作りやすさをありますが。
スカートの方のライフリングの後はガス圧もありそうですが、
前の弾が内側に入り込んだので、ラムロッドで押された影響によるものの可能性もあります。
弾の方は確実にラムロッドによるものですね。
実はライフリングに噛ませるためにはガスだけではなくラムロッドでガンガン突くとある程度はライフリングに噛むのです。


エンフィールド銃としては新型の2バンド(のスナイドル銃)のライフリングです。
幅が狭い方が山です。
これだけ幅が狭ければ弾が食い込みやすそうですし、5条あるので食い込んだうえで滑ることも少ないのでしょう。
作るのには削る量が多く、5条分の位置合わせをしなければならないのにこの仕様になったということは、
命中率で確かに有意だったのでしょうね。
工業技術の向上で作りやすくなったからやったというのもあるでしょうけど。
エンフィールド銃で命中率を求めるならば、状態の良い2バンドを手に入れるのが手っ取り早いわけですが、
そうは言っても高い買い物ですし、古い3条ライフリングの命中率も興味はありますのでしばらくは今の銃で。
あとは本当は当時に合わせるなら弾を紙に包まないといけないのですが、
0.5mmぐらい小さな径の弾が必要となるので、その鋳型を入手しないとならないのです。  
タグ :古式銃

Posted by ラスティネイル at 01:41Comments(15)古式銃

2020年10月05日

エンフィールド銃の初射撃


エンフィールド砲兵銃を実射してきました。
黒色火薬4.15gを銃口から流し込み、ミニエー弾を銃口から落とした後にラムロッドで突き固めます。
そして雷管としてMGキャップを取り付け、ハンマーをフルコックにして引き金を引くと大きな反動と共に無事に弾が出ました。
反動を抑えようとしていないからか銃口が5~10センチ上がるぐらいの感じがしますね。
実際どのくらいかは自分でもわかりませんが。
しかし、50mの距離で60cm弱の的に着弾せず。
その後も弾痕不明が続くのでリコイルで上に行っていることも考えましたが、
下を狙って射撃場の台に当てるのも良くないのでそのまま撃ち続けます。



その後も弾痕不明が続いていましたが、10発目ぐらいで的に右上にキーホールが開きました。
見事に真横を向いて着弾した大きさと形の穴です。
弾がちゃんと回転してしていなかったんでしょうね。

ライフリングに弾がちゃんと噛んでいないことを考えて、
弾のスカート部が広がるように弾をラムロッドでガンガン突いてみたりしても変わらず。
二回目に弾を作ったときのアンチモニー入りの少し硬い弾から撃ち、
当たらないので最初に作った純鉛の軟らかい弾を撃っても当たらず。
17発目まで不発は一切なく順調だったのですが、18発目で不発が起きました。
5回ほどキャップを付け直しても弾は出ず。


プラグ(尾栓)を外して弾と火薬を抜いてみるとこんな物が出てきました。
弾のスカート部ですね。
これに火道が塞がれていたのか、火薬の圧縮が上手くいかず着火しなかったのか。
スカート部内に火薬が入ったので、次の弾の装填位置があまり変わらず気づきませんでした。
スカートが千切れた原因も出来の悪い弾だったのが原因なのか、
銃身と強力に密着しすぎたのが問題なのかわからなかったので、今日はそこまでにしました。

弾が回転しない原因としては、スカート部がちゃんと広がっていないというのと、
弾が軟らかすぎてライフリングと噛む部分が削れてしまうというのが考えられます。
水を入れたポリタンクでも撃って弾を回収できればわかりやすいのですが日本ではできないですね。
撃つ距離を短くしてみるということも難しいですし。
とにかく、ライフル銃を撃ちに行って火縄銃より当たらなかったわけですから、
何をやるにも技術や経験というのは要るものですね。

5発ぐらい撃つと装填するのが結構固くなりますね。
10発だとラムロッドをガンガン弾を叩く必要が出てきます。
無理に入れなくても湿らしたパッチを通すだけですぐに解決はすることはわかりました。
湿らしてないパッチでも大丈夫かもしれませんが。


ハンマーの窪みで吹き返しは上手く下に行くようです。
顔は全然平気ですが、左手をあまり手前で持つと風が来ます。
プレートもハンマーより前が煤けています。
銃身やストックも煤が付きますね。

反動はかなりありますが、鋭さはないので肩が痛くなるとか、痣になるとかはないですね。
音も耳栓の効果でそんなにうるさくもないです。
そんなに怖いという気はしないのですが、ちょっと撃つのを戸惑ってしまって撃とうとしても弾が出ないときあると言いますか、
単に引き金が重すぎて自然に落ちずに思い切りが必要なだけの気もしたり。
まあ、程度はとにかく本能的に怖いのは確かそうなので、数を撃って慣れるしかないかなとも。
エアガンの方が楽しく撃てるなぁと(笑)。
黒色火薬は掃除も大変ですしね。
知的好奇心もありますし、新しいことをやるのは面白いですが、実射をずっと続けるかはちょっとわからないです。  
タグ :古式銃

Posted by ラスティネイル at 01:39Comments(4)古式銃

2020年10月03日

散弾を用いて



前回の反省を活かしつつ、散弾を溶かしてミニエー弾を作りました。


溶け切る少し前の物。
外側だけ残って中がは溶け出して潰れているものが結構あるのが不思議なところ。
ジャムを作っているわけじゃないのにと言うような見た目です。
表面は酸化していて溶けにくいとかなら、大きなインゴットを使った方が効率と質が良くなるのかもしれません。


2kg分作りました、一発33gで結構重いのであまり数はできません。


前回と比べると温度も上げたので表面がツルツルできれいです。


しかし、温度が上がって流動性が増すと湯が余計なところにまで入っていきますね。


いつのかわからないMGキャップを乾燥器の乾燥空気の出口に置いて湿気取りもしました。
弾、推進薬、キャップが揃ったのでエンフィールド銃が撃てます。
キャップは黒色火薬のついでに実銃用雷管の消費許可も取っているので、散弾銃用雷管でも買えばいいのですが、
黒色火薬は持っていても、雷管は有給取って譲受許可を取得しなければ買えないので、とりあえずMGキャップです。
実銃用雷管と違って径も大きいのでそのままでニップルにも一応被さるのも便利なところ。
力は弱いですが、点火はちゃんとされるのではないかと期待しています。
まあ、雷管の威力も弾の初速に影響するのが気になるところですが、
黒色火薬の方は当時より強そうに思えますし、補ってくれないかなと。
ちゃんと火が回らないようだったら散弾銃用雷管を買うことにします。  
タグ :古式銃

Posted by ラスティネイル at 01:32Comments(4)古式銃

2020年10月02日

ボアバター


ボアバターなるものを購入してみました。
黒色火薬の前装銃で弾やパッチに塗る潤滑剤です。
中はグリスみたいな感じですね。
マジックリンを使っていたのをやめてこちらにしようと思います。
マジックリンは潤滑剤になり、射撃中の銃身の掃除も兼ねるので使われています。




マジックリン付きのパッチを使って弾を込めた後、ウェットティッシュで手を拭いてから撃っていましたが、
銃を握る部分の漆が落ちて艶が無くなったり、色が落ちたり、木のカサカサの表面になったりしまして、
あまりに銃に悪いと思い使用をやめたかったのです。
洗剤をしては優秀なのかもしれませんが。



左手の持つ部分や、弾を込めるときに持つ先端部分も・・・
漆を塗りなおしたいところですが、アレルギーが出やすいみたいですね。

ボアバターは100%天然素材で、火薬と反応して僅かな煤が出るのみなので射撃中の掃除が要らず、
命中率も良くなると書かれています。
天然素材なら木部に害が無いのか、潤滑剤が煤になっちゃっていいのかと疑問も多少ありますが、
評判は良いみたいですし、専門品なので安心感がありますね。
マジックリンも燃えた場合は何が付着しているかわかりませんし。
それに錆止めにも使えるとか。
ミニエー弾の溝に入れる潤滑剤は液状のマジックリンというわけにもいかないので、
その点でも丁度良かったです。

そういえば、Vショーは参加したいところでしたが、会社がコロナ警戒中なので、
万が一でもイベントで感染しましたとなるとよろしくないので不参加です。  

Posted by ラスティネイル at 02:05Comments(4)古式銃