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2024年04月07日

村田銃の部品

村田銃の部品
部屋を掃除していたら二十二年式村田連発銃の部品が出てきました。
資料用に一応手に入れたものの、モデルガンを作るわけでもなく、
持っていて嬉しいほど状態が良いわけでもないのでたまに見かけた時だけ存在を思い出しています。
当時の工業力の資料とはなるんですけどね。

村田銃の部品
左の十三年式のリアサイトと比べると、倒しているときに使うサイトがラダー上に移動したのがわかりますね。
そのためラダーのひっかかりが無くなったのでネジの頭が抜け止めに出ていると。
ラダーを差し込むためだけに別パーツにするのも大変だったのでしょう。

村田銃の部品
村田銃の部品
ラダーにレバーがあってスプリングで押されているので、側面の溝と噛み合います。
レバーを押しているときだけ移動できます。
勝手に動くことのないようになっています。

村田銃の部品
十三年式のリアサイトは状態が良いですし、いつか軍用仕様の村田銃を作るときの資料に思っています。
ネジが脱落しないように購入時から貼ってあったテープを剥がしていません。
前後2本のネジで固定されるようになっていますね。

村田銃の部品
ネジの片方は板バネの固定に利用されています。

村田銃の部品
村田銃の部品
村田銃の部品
土台部分は平らではなく、1に合わせた時にラダーが沈むようになっています。
中央の2や3でサイトをサイトを少し起き上がらせる部分は段差ですね。

村田銃の部品
村田銃の部品
上部分はアリ溝の差し込んでネジ固定です。
ここが分離できないとラダーが組めません。

村田銃の部品
ラダーの片側に板バネがあってテンションをかけています。
くの字でテンションをかけて、上下を折って動かないように。
特にクリックとかはなく、摩擦を大きくしているだけですが、
ラダー本体の弾力だったエンフィールドミニエー銃なんかよりは進化していますね。
この画像は見やすいようにバネを少し引き出しています。
実はこの個体は片側が折れているからできるんですけどね。



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Posted by ラスティネイル at 23:26│Comments(2)実銃
この記事へのコメント
村田銃は母の田舎の郷土資料館に展示されていたのを拝見した記憶があります。
おそらく猟銃だったものと思います。
もう30年も前のことでデティールはあまり覚えておりませんが、銃床のサイズ感がSS5000のように思えました。
当時の日本人の体格は…と記憶をたどると義和団事件に出兵した各国兵士の写真では一際小柄な日本兵が写っておりました。
北海道が舞台の某大ヒット作品にも村田銃は登場しておりますが、それを操る人々の実際の体格もかなり小柄なのでしょう。

今回のサンプルを拝見し、少しずつ現場の意見を反映し細部を改善していった背景など興味深いものがあります。
Posted by 都内在住 at 2024年04月08日 09:56
私も軍用仕様の銃床を見るまでは村田銃は華奢だと思っていたのですが、
軍用オリジナルの銃床を手に入れたらかなり大きいことがわかりました。
銃床の太さでトリガーの(機関部からトリガーガードまでの)長さが全然違うぐらいに。
もうちょっと小さくても良いのではないかというほどですね。
しかし、逆に猟銃使用は細いだけでなく、使いづらいんじゃないかというぐらい短かったりもします。
各地の資料館には散弾銃が置いてある場合の方が多いでしょうから、村田銃は小さいという認識の人の方が多いかもしれません。

当時の日本はとにかく情報を集めて学んでいたようですね。
きっと良いと思ったものはどんどん取り入れていったのでしょう。
Posted by ラスティネイルラスティネイル at 2024年04月09日 00:26
 
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