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2016年07月24日

ルフォーショーの分解


ルフォーショーの10連発リボルバーを分解してみました。
エジェクターのアームを外して、シリンダー軸を横から貫通しているネジを外し、
バレルの下の方のネジを外せばバレルが外せ、シリンダーが抜けます。


発射の際には弾丸がライフリングに食い込みながら進んでいく抵抗があるはずですが、
その力はほとんどシリンダー軸を通るネジで受けるようです。
こんな細いネジ一本だと不安になりますね。
バレル下のネジは離れた位置なのであまり働かないでしょう。


バレルとフレームの合わせ目には6557と刻印があります。


バレルには98とあります。


シリンダーの後ろ側にも98の刻印です。
古いグリスがついたままです。


シリンダー前面には刻印が二か所ありますが意味は分かりません。
思い切った肉抜きがされています。



トリガーの上側がシリンダーストップになっており、
松葉バネのトリガースプリングも上から見えます。
シリンダー軸上面にはバネがついていて、シリンダーに抵抗を与えています。
分解時に抜けて落ちないためなのか、回転の抵抗なのか。
ちなみに、普段はSA状態にしない限りシリンダーは回転方向に自由に回りますが、
弾を装填するとピンがハンマーに当たって回転せずに済むはずです。
そして、弾を装填していくときはハンマーを浮かせてピンを避けないといけないわけです。


ローディングゲートは板バネがクリックになっています。


トリガー後方のフタを取るとハンドが見えます。
トリガーにも98の刻印です。


そのフタにも98の刻印です。



ハンマー側に小さなネジでダブルアクションシアがついています。
熱処理で青くなっているようです。
トリガー、ハンマー、ダブルアクションシアとそれらのスプリングで構成されたシンプルなメカです。
バネが強いので分解はしませんが。
ハンマーにも98の刻印があります。


グリップの裏には17の刻印が。
ハンマースプリングはネジで固定されています。


バレルは錆で荒れていました。


11mm口径なので45口径用ブラシで掃除してしまいます。


シリンダー側は広がっていて入口にはライフリングがありません。





掃除が終わったバレルを眺めたら満足して終了としました。
  

Posted by ラスティネイル at 02:51Comments(0)古式銃

2016年07月18日

ペリン弾

明日(もう今日?)はビクトリーショーですね。
今回は祝日開催なので仕事があり出店できませんでした。
行ける方は楽しんできてくださいね。


ペリン弾という珍しい弾の薬莢を入手しました。
これはピンファイヤーの銃をセンターファイヤーに改造した銃で使う弾です。
リムが厚いのが特徴です。


背面は一体型で使用後は円錐のように大きく窪んでます。
ファイヤーリングピンでプライマーを凹ますのではなく、
ある程度大きなハンマーノーズで押している感じです。


中にはパーカッションキャップがそのまま入っていて、
そのパーカッションキャップが前進して中にある板で発火します。
センターファイヤーですが現用ではなく旧式といいますか、過渡期の弾ですね

これは11mmペリン弾です。
ピンファイヤーの薬莢だったら装填して遊べたのですが・・・
珍しくなくてもピンファイヤーの方がうれしかったですね。
まあ、日本に11mmペリン弾を使う銃がかつてあったという資料です。
古式銃として登録されてい現存している可能性はほとんどないでしょうね。
小口径のリボルバーではあるようですけど。  

Posted by ラスティネイル at 01:12Comments(2)古式銃

2016年07月03日

10連発のリボルバー


先日買った、11mm口径10連発のピンファイヤーリボルバーです。 
もちろん、登録証付きの合法品です。
まだこういうゲテモノ系に手を出すほどコレクションがあるわけではないのですが、
今まで見たリボルバーでは最安値だったので我慢できずに。
50万円ちょっとだったので、状態の良い洋式の単発管打ち銃でも行くことがあるぐらいの値段ですね。
お買い得だろうと非常に高価であるのは変わりないので、それでも大分無理をしましたが・・・




大口径10連発の大きなシリンダーと言っても、拳よりは小さいですね。
案外軽く、構えてみてもバランスは普通です。
弾を入れると少し重くなるのでしょうか。
10連発のリボルバーなんてゲテモノだと思っていたのですが、
案外、しっかりまとまっていて、隠し持つわけじゃなければ問題ない感じです。
それに一発あたりの回転角が小さいので、メカとしては楽そうです。


登録証にゾリンゲンとあるのは銃身根元の刻印ですね。


日本の刻印もありますが、字が潰れています。
明二三神四一八でしょうか。



説明はDAだけでしたが、実物はSAが出来て良かったです。 
ハンマーはシリンダーとの兼ね合いで大きいです。
なのでコッキングも非常に軽いです。



ハンマーに溝があってちゃんと狙えます。
ハンマー上部のRに合わせて溝が掘ってあるので、DAでも少し引き金を引くと狙い始めることが出来ます。




排莢はエジェクターロッドのあるアームを回転させてから行います。
ロッド側に勝手に動かないようにバネがあります。
薬莢を押せる距離はほんの少しのようです。


ライフリングは5条です。かなり深いです。


シリンダーは弾が入る穴とシリンダー軸の通る穴の間が軽量化のため削られていて、
鐘のようになっているので空撃ちしてみたらかなり響きました。



7mmピンファイヤーの6連発モデルと比べるかなりと大きいです。
まあ、7mmの方が小さいのですけど。


現代リボリバーの代表としてコクサイのM10に登場してもらうと、
極端に大きいわけではないことがわかるでしょうか。

分解もそのうち。ねじは一応みんな外れるようです、
溝がなめてて見た目が気になるねじもありますけど。
リボルバーとはいえ構造は単純なので分解組み立ては楽な銃でしょう。
そしてバレルを掃除してライフリングを見るのが楽しみですね。
そこがモデルガンと一番の以外であって、
逆に言うとそれ以外は金属モデルガンと大きく違わない気もします、どうせ撃ちませんし。
そんなことを言いつつも、手にする前に想像していたよりも気に入っていますよ。  

Posted by ラスティネイル at 07:07Comments(2)古式銃