QRコード
QRCODE
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 10人
プロフィール
ラスティネイル
オーナーへメッセージ

2022年07月08日

エンフィールドのネジ


エンフィールド銃は美しい銃だと思いますが、たまたまデザインが良いというだけの話ではないです。
トリガーガードを留めるネジを見ても、ネジの頭がトリガーガードの曲面に合わせてあり、
邪魔な出っ張りが無く、見た目も上品。
マイナス溝も縦になるようにしてあり、手を前後に動かすときもひっ掛からず、見た目も統一感があります。


ネジの頭が長い状態で一度ストックにねじ込み、外して縦方向に溝を入れ、
取付後にトリガーガードの曲面に合わせて削っていると思われます。
手間をかけた加工です。


90°緩めると単にネジが浮き上がっただけではなく、周りの形状と合わなくなります。
なので、ネジ溝が変な向きを向いている個体は、一度バラしていてネジの曲面が合っていない可能性が高いです。



バットプレートのネジも同様です。
特に上の角は曲率が大きいですね。
もちろん、これらのネジは互換性がありません。


手前のウエストリー・リチャーズも同様に加工されていますが、
奥のウィルソン銃は普通の丸いボタンネジのようなものがついています。
こういうネジの銃が多いですね。


ウィルソン銃でもバットプレートは出っ張りを嫌ってかエンフィールド銃と同様になっています。
全ての個体がそうかはわかりませんが。  

Posted by ラスティネイル at 00:31Comments(0)古式銃