2022年07月04日
錆び落とし
日本銃砲史学会用に論文を書くのに写真を撮るための火縄銃の錆び落としをしていました。
前の持ち主が薬品かなんかで錆を落とそうとしたのか、鉄の地の銀色っぽいところと茶色いところがあり、
自然な黒い部分がほとんどありません。
銀で出来た部分も磨きましたが、前の画像と違いが判るでしょうか。
以下、錆取り前と錆取り後を並べてみます。
自然な黒い色に近づいた気はしますが、まだ赤錆が残っていますね。
鉄の地が出ているところは黒染めしないとダメでしょうか。
全部磨きあげて黒染めすれば見た目は綺麗になるのでしょうけど、あまり好きじゃないんですよね。
割とどうしょもない銃の相手ばかりしていて、
お気に入りに銃に触れる時間は短い気がします。
それが悪いわけではありませんが、何とも微妙な気分です。
画像ではぱっと見でどちらも同じような火縄銃でしょうか。