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ラスティネイル
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2020年10月10日

当たらなかった原因は



前回射撃したエンフィールド銃は銃身内の錆は撃てば落ちるという話もあるので、
パッチ(布)が引っ掛かりを感じずに通せる状態になったらそれ以上は錆び落としをやめて撃ってみていました。
これが実射前と実射後の画像です。
確かに結構落ちていますが、まだ表面がザラついた感じはしますね。
もっと撃てば落ちるのでしょうか。
まあ、錆によって鉄の地が傷んで荒れてる分には研く(削る)ことをしないとどうにもなりませんが、
ライフリングがあるとどうにも難しいですね。
撃って錆び落としを目論んだのはライフリングが傷みにくいと思ったのもありますし。

前回、横弾の一発しか的に当たらなかったので、照準の寸法を測ってみました。
元々の最短の目盛が100ヤード(91m)のはずなので、
エンフィールド銃の初速なら50mでは20cmぐらい上に着弾するかなと思って撃っていました。
エンフィールド銃は初速は火縄銃より低いので近距離だと山なりな感じがかなりしますね。
銃腔の向きは測れないので、銃身外径から出した銃身の中心とサイトの高さからアバウトな測定と計算をすると、
100ヤードで銃身が180cm分ぐらい上を向きますね。
弾のドロップが60cmぐらいなので着弾は狙う点の120cm上へ、50mだと85cmほど上に着弾・・・的に当たらないわけですね。
本当に100ヤードのサイトなのだろうかといった感じです。
300ヤードぐらい離れないと狙点に合いませんね。
何か勘違いをしているのでしょうか。
ちなみに、この銃は短い砲兵銃なので、一般的な2バンドのスナイドル銃(照準は同じ)も測って計算してみると、
100ヤードで40cmほど上に着弾する感じでした。
こちらも上に着弾はしますが、的のサイズによっては六時照準ならおかしくないかなといった感じですね。
火縄銃よりずっと照準は当てにできると思っていたのですけど、そうでもなかったようです。
なんせ1400ヤードまで目盛のついた照準ですよ。
今後のためにボアサイター(銃口に差し込んで向きを示すレーザー)でも買ってみましょうか。
一目でサイトと銃口の向きの差がわかります。
火縄銃でも便利そうです。
横弾で全部外れていたのではなくて、横弾した弾だけ下方向に行ったか、抵抗が増えて落ちたかで的に着弾したようです。
まあ、他の弾がちゃんと回転していたかは、的に当てて見ないとわからないのですが。





前回不発になった後に取り出した弾と、残っていたその前の弾の千切れたスカート部を洗ってしっかり確認しました。
撃てなかった弾の後部が三角形のようになっています。
残っていたスカート部は前側が円錐のような穴になっていますが、よく見るとこちらも三角形です。
弾を取り出すのにラムロッドでガンガンついているので、
変形量が大きくなっている(少なくとも撃てなかった弾の変形はロッドによるもの)のもありますが、
3条ライフリングの銃で三角形だと関連性を感じますね。
スカート部を見るとライフリング山部(出っ張り)に当たるところが多く残っているので、
ガス圧で広がって銃身に押し付けれて抵抗になったのかもしれません。
普通の銃なら銃身の表面が荒れていても少し抵抗になるだけですが、
ミニエー弾では押し付けられて大きな抵抗になるのかもしれません。
まあ、鉛は軟らかいので、一定以上の押し付け力なら鉛を削る抵抗の大きさで止まりそうですが。
軟らかくて出来も悪かった純鉛の弾は良くなかったでしょうか。
チャンバーに近づくほど荒れているので、銃身の途中で抵抗が増えるのと比べると危険は無さそうですが、
次撃つまでにはもうちょっと銃身の状態を良くして、弾はアンチモニー入りで硬くて、まともに鋳造できた方だけを使おうと思います。


赤い線の間がライフリングの谷部に当たってたところです。
山部の方が幅が広いので弾がライフリングに食い込むのは大変そうですね。
削る量は少ないので作りやすさをありますが。
スカートの方のライフリングの後はガス圧もありそうですが、
前の弾が内側に入り込んだので、ラムロッドで押された影響によるものの可能性もあります。
弾の方は確実にラムロッドによるものですね。
実はライフリングに噛ませるためにはガスだけではなくラムロッドでガンガン突くとある程度はライフリングに噛むのです。


エンフィールド銃としては新型の2バンド(のスナイドル銃)のライフリングです。
幅が狭い方が山です。
これだけ幅が狭ければ弾が食い込みやすそうですし、5条あるので食い込んだうえで滑ることも少ないのでしょう。
作るのには削る量が多く、5条分の位置合わせをしなければならないのにこの仕様になったということは、
命中率で確かに有意だったのでしょうね。
工業技術の向上で作りやすくなったからやったというのもあるでしょうけど。
エンフィールド銃で命中率を求めるならば、状態の良い2バンドを手に入れるのが手っ取り早いわけですが、
そうは言っても高い買い物ですし、古い3条ライフリングの命中率も興味はありますのでしばらくは今の銃で。
あとは本当は当時に合わせるなら弾を紙に包まないといけないのですが、
0.5mmぐらい小さな径の弾が必要となるので、その鋳型を入手しないとならないのです。  
タグ :古式銃

Posted by ラスティネイル at 01:41Comments(15)古式銃