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ラスティネイル
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2020年09月25日

実射可能でした



6月末に射撃用に買ったと載せていた火縄銃の尾栓がやっと外せました。
銃身だけの状態でずっと特製混合油に浸けていて、たまにネジを叩いたりしつつ三か月です。


先端の方は銀色になっているので、山が密着していて抜く動作だけで錆や汚れが落ちたのかなといった感じですね。


汚れを落とすと錆はほとんどありませんでした。
空気が流れないから錆びていなかったのでしょうか。
最近は抜いてみると錆びていない尾栓を何本か抜いています。
密着しているからか錆びていなくても固いですけどね。
500円玉が無かったので100円玉とサイズ比較。
8mm口径(八分玉)なので細いネジです。


下から今回の8mm口径のネジ、6mm口径のネジ、10mm口径のネジです。
ネジ外径は9.3mmで6mmのと同じぐらいです。
6mmのはよく口径を8mmまで広げても大丈夫と言っているぐらい太いですが。
ピッチが特別細かいので、尾栓外しの回り始めは回ってもネジが出てくる感じがせず、
頭だけ回ってねじり切れそうになっているのか心配になりましたが、
少し締めたり緩めたりして感触で大丈夫なはずと思い切って回したら無事に外れました。
緩み始めても力が一気に軽くなるとは限らないんですよね。
また、この尾栓は頭が非常に小さいのも外しにくい原因で、さらにテーパーがかなり急なので工具が滑るのです。
形状に合わせた工具を用意しても上手くいかなかったので、
むしろ少し工具が食い込んでしまっても良いと諦めたのもやっと外せた要因ですね。
傷はこれから修正しますが。


ネジ溝は谷が丸いのが特徴です。
以前分解した同じぐらいの口径の薩摩筒もこんなネジでしたが、あちらは山も丸かったですね。
ピッチが細かいので山も低め。
谷径が8mm程度で、山径が9.3mm。
ちゃんとかかってればそんな高さでも十分なんですけどね。


メネジも山はちゃんとありました。



尾栓が外れたので軽くブラシを通してから銃身内の観察です。
驚いたことに大きな凸凹になっていたりする錆が全然ありませんでした。
もちろん、錆びてはいるのですが、そのまま磨かずに弾が撃てるレベルですね。
内径をしっかり測ったら8.2mmでした。
銃口付近は8.5mmなのでちょっと広がっていますが、
銃身内全体を磨きながらそれぐらいの径に広げればしっかり当たるようになるでしょう。
ネジが外径9.3mmあるので強度的にも問題なしです。
もしくは、ネジのかかりが小さくならないように、メネジ部分は削らず、弾が通る部分だけ磨くという手もありますが、
ネジ部だけ内径が狭いのは手入れ等でも面倒なんであまり好きではないです。
0.1~0.2mm差ぐらいなら問題にならないかもしれませんが。


銃身外側は錆で結構ザラザラで凸凹もあるので、中がこんなにきれいだとは思ってもみませんでした。
とりあえずそのまま撃ってみようと言いたいところですが、一枚目の画像のように火蓋が無いのでした。
一番重要な尾栓外しと銃身内の状態ばかり気にして忘れていました。
さすがに火蓋なしでは撃てませんので、火蓋を作らないといけませんね。
何にしろ、射撃用に買った火縄銃が実際に射撃に使えるようなもので良かったです。  

Posted by ラスティネイル at 02:19Comments(0)古式銃