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ラスティネイル
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2018年04月07日

分業制

火縄銃は分業制だったと特に国友の話ではよく言われています。
銃身を作る鉄砲鍛冶、カラクリを作る金具師、銃床を作る台師と。

登録証上は江州国友忠三郎頼綱となっている銘の銃ですが、実物は根元の方が読むのが困難になっています。
とにかく国友の銃です。

台には大鳴源か大嶋源(以下読解不能)と墨で書かれています。
後々台の着色の時に後ろの方はまったく読めなくなってしまったようです。
台に銘が入っているのは少ないですね。
何かあれば簡単に消えてしまいそうですし。

カラクリには木槌の絵に「国」と入っている刻印です。
金具師らしいですね。
金具師の刻印もあまり見ませんが、地金の裏側に入っている場合もあり、
なかなかそこまで分解しないですね。
印鑑のような書体で(私には)読めないことも。
しかし、この銃の国というのは金具師も国友なのでしょうか。
それにしたって、国友を名乗る人はたくさんいたわけで、
国じゃ誰だかわからないと言いますか、使うのを認められるのが難しそうな字です。

火縄銃は鉄砲鍛冶の銘ですら所属ぐらいしか大事にされないですね。
作られた時代ぐらいは銘でわかるといいのですが。  

Posted by ラスティネイル at 22:03Comments(0)古式銃