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ラスティネイル
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2014年06月15日

太洋銃器


火縄銃のレプリカはデニックスなどの出来の悪い量産品のものと、出来は良いけど一品物らしきものをよく見かけます。
しかし、太洋銃器製のレプリカは量産品でありながら出来も良さそうなので気になっていました。
中古屋で見かけたので手に入れてみました。


まず、太洋銃器は空気銃などを作っていた実銃メーカーのようです。
ガス式の連発銃なども作っていたようです。
よく、大洋銃器と書かれていますので、検索では下手するとそちらの方がヒットします。


鉄製の銃身は非常に綺麗です。綺麗過ぎなくらいですね。
研削機で仕上げているのでしょう。


マズルは旋盤による別パーツでカタカタ言ってます。
形もイマイチなので取ってしまった方が見た目いいかもしれません。
照星も八角の方にありますし。
カルカは接着されています。


目釘とバンドが両方ありますが、実際はバンドで固定されていて目釘は飾り。
強いて言えば金具を固定する釘代わりでしょうか。


銃身はただの棒ですが安全対策で抉ってあります。
照門は裏からネジ止めです。

カタクリは結構良くできていますが、引き金がコイルスプリングが圧縮されるような音がします。
火挟はちゃんと松葉バネで動きます。
火挟は棒を曲げたりして、挟む部分は後付けのようです。


火蓋は三枚の板が組み合わさっています。
火蓋も火挟鋳造のほうが簡単そうですが、あまり設備投資はせずに作られたようです。
そういう意味では若干手作り感があります。
まあ、あくまで人が手間をかけてるというだけで機械は使っているのですが。
後ろのバンドの位置はちょっとおかしいですね。

基本的に出来はいいです。
工業的過ぎな部分やエッジの立ちすぎなどありますが基本的なデザインもまあまあ。
角を落としたり銃床を仕上げな直せばとても雰囲気が良くなりそうです。
銃身だけは手を加えるのが勿体無いぐらい綺麗ですね。
あと、銃身が棒なだけに非常に重いです。
薄いパイプのものでは味わえない重さでしょう。  

Posted by ラスティネイル at 00:55Comments(2)古式銃