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ラスティネイル
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2010年04月25日

PRO&T製ボルトキャリアー

ボルト破損の修理用にPRO&T製ボルトキャリアーを買ってみました。
クロームメッキ品やアルミが嫌でスチールもあまり魅力を感じなかったので亜鉛のボルトを探していたところ。これを見つけました。調べてもあまり情報はありませんでしたが2500円の国内発送だったため駄目元でも良いかなと。



パッケージは簡素ですがこれで十分だと思います。






上がPRO&T製で下が破損した純正です。寸法はほぼ同じでPRO&T製の方が綺麗に見えますね。ボルトキャリアーキー側面に少しバリがある程度。ボルトフォアードアシストを受ける部分が浅いのが気になります。一応使えますがパッキンが外れたりノズルスプリングが切れたときに無理やり前進させたいときにちゃんと使えるかですね。



ボルトキャリアキーは別パーツのネジ止めです。リアルではありますが、ここはボルト前進時にチャージングハンドルを介してボルトラバーに当たり衝撃を受ける部分なので一体性のほうが良かったです。一応基部はしっかりしているので大丈夫だと思いますが、最初はバリがあってネジをきつく締めてもグラつきました。バリを取れば問題なしですがロックタイトを着けないとすぐに緩みます。まあ、基部がしっかりしているのでちょっと緩んでも大丈夫そうですけれど。溶接(ロウ付け?)が外れてしまうことがあるスチールボルトなんかよりは安心かもしれません。



ボルトキャリアーキーは中空になっています。あまり変形するようだとインサートを入れる必要がありますね。そしてボルトストップに当たるところにインサートがありません。角がだんだん丸まってくるので、ここもそのうちインサートが要るかもしれません。一定以上は丸まりにくい可能性もありますけれど。
一番の問題はシリンダー内面部分の仕上げです。画像で上の方と右の方に加工跡が見えますよね。これが谷と山で0.2~0.3mmぐらい差があるんじゃないかというぐらい粗いので、そのままではピストンを前後に動かすのに力が要るほどです。一応動くかもしれませんがOリングが消耗しそうで気密も悪いでしょう。磨くにしてもかなり粗いので時間がかかります。手作業ではやりたくないです。リューターもかなり細いミニリューターか長いシャフトでないと奥まで磨けません。うちの個体だけかもしれませんが、これでは人には勧められませんね。



磨いた後は問題なく作動しております。ノズルガイドとの間にはゴムのスポンジのような厚手の両面テープをつけてみました。これで衝撃はかなり吸収されるはずですが、破損したらスチールボルトにします。
安いのは確かですが手の加えられる人でないと勧められません。シリンダー内面の問題とボルトストップ用インサートのないことは大きいです。  
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Posted by ラスティネイル at 00:49Comments(0)WAM4