2009年02月14日
クラウン製
いつかはクラウンではなく最初にクラウンです。
これは十歳以上用のホップつきM19。
外観は金属パーツが無いことを除けば一番良いでしょう。
全体的に変なネジは無くネジはマイナスネジ。
フレームはパーティングラインはあっても一体成型で、
バレルはモナカでも接着なので特別外観に悪影響はありません。
分解はやりづらいですけれどね。
フレームとはバレルピンで結合されていて、強度としては一番心配な部分です。
サイトはクリックが無くてもフルアジャスタブルです。
これのエジェクターロッドはプラですがパイソンやM586はスチールです。
シリンダーは筒抜けですがエアリボルバーはほとんどそうですね。
カートはプラ製です。
中身を見るとかなりシンプルです。
実銃のダブルアクションを無くしてハンマーとピストンが連動するようになっているだけ。
パイソンではシアが別に用意されていましたが、スプリングの配置などを考えると実銃よりシンプルなぐらいかもしれません。
ハンマーやトリガーはジュラコンで滑りがよく強度もあります。
亜鉛で作らなかったことで磨耗に強く、他の連動するプラパーツを傷めることもありません。
高級感はありませんが良い選択です。
シリンダーストップも動き、トリガーを引くとノズルが前進しカートと密着します。
フォーシングコーンも前後して、これがシリンダーではなくカートとかみ合うのがクラウンの優れたところです。
実射してみるとコッキングが硬いのがわかります。
他のメーカーは18歳以上用でもスプリングが弱く、扱いやすいもののパワーは銀玉鉄砲と良い勝負なことも。
クラウンの10歳以上用でも他のほとんどのメーカーよりハイパワーです。
ただ、その分クラウンの18歳以上用はかなり扱いにくいと言う人も多いです。
グルーピングは5mでCDサイズで今のオートと比べると悪いですが、
古い製品や一世代前のガスリボルバーと比べると悪くもありません。
同じエアコキとしてオートと比べられても困りますけれど。
ホップのおかげで遠くまで飛ぶこともあります。
アルミのエアリボルバーとしては立派なバレル(素材以前にインナーバレルの無いメーカーも)ですが、
ポンプの容量を考えると短い方が性能が良いようです。
外観、性能、耐久性のどれもエアリボルバーの中で最も優れているとは思いますが、
金属部品が少ないせいで高級感が足りなく、オモリも少なくて軽いので気になる人は気になるでしょう。
M19、M29、M586、パイソンとその銃身長に黒とシルバーとバリエーションをこれだけ出したメーカーもないですね。
出来の悪い旧製品のイメージのままの方も多いようですが、現行品は値段は高いものの優れたエアリボルバーです。
まあ、最近はガスリボも出しているので、そちらの方がガンマニアには良いかもしれません。
M29、M586、パイソンとメジャーな機種ですが他にカート式ガスリボを出しているメーカーが今はありませんしね。